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デスクトップパソコン引っ越し顛末記
2019/12/26
12月初旬それまで9年間使っていたデスクトップパソコンが、電源を投入した瞬間に「パーン」という音がして、全く起動しなくなった。購入以来電源部を交換していなかったので、おそらく電源ユニットの故障だと判断して、控えに置いていた別のデスクトップパソコンを使い始めた。当座の仕事のためにOffice Suiteが必要だが、これはMicrosoft Office 2016のライセンスが1つ生きていたので、それをとりあえずインストールする。なんとか仕事に支障はなくなった。ただ、画像処理ソフトが移行できない状態だが、これはラップトップにもインストールしてあったAdobe CCを使うことにする。
ところが、使い始めたパソコンは、かつて仕事場で使っていた、OSがWin Homeのエンタプライズ版。原則組織内でしか使えない。案の定しばらく使っているうちに、認証を要求するようになってきた。それで、OSを新規に購入しなければならなくなったが、できるだけ安くあげたいので、Amazonを探ると、中古のWindows 10 Pro 2019年版が7200円で出ている。インストールに少々手間がかかるようだが、これを購入した。
一方でこれまで使っていたソフトウェアを移行先のパソコンに移し替えねばならない。そのためには移行元のパソコンを復活させる必要がある。いろいろと原因を探ってみると、やはり電源ユニットのようだ。そこで電源ユニットの交換を試みることにした。
Amazonで目星をつけた後、ヨドバシカメラに行き確認して、K社の静音電源ユニットを購入した。約8000円。電源の入れ替えは結構な仕事なので、気分が盛り上がるまで4,5日熟成させて行った。無事起動。これで移行準備は完了。復活したのでこのままこれを使い続けてもいいのだが、移行先はCPUも速く、メモリも20GB確保したので、ちょっと邪魔くさいがパソコンを完全入れ替えすることにした。
さて、先ほど述べた7200円で購入したWindows 10 Pro、到着したのは封筒に入った2枚の説明書とバンドエイドのような小さなプロダクトキーを記載したシールのみ。ここからインストールに入る。説明書に手順が記されている。
1. MicrosoftのHPにアクセスして、Windows 10 Proのisoファイルをダウンロード。指示に従ってそれをDVDに焼く。
ここで、パソコンの方はクリーンインストールが望ましいだろうと思い、それまでのSSD 300GBを外して、これもAmazonから購入したS社の500GB SSDに換装した。価格は7061円。安くなったものだ。
2. DVDをセットした状態でスイッチオンすると、DVDドライブから読み込んでWindows 10のインストールが始まる。入力やらクリックやらを経る。ポイントはインストール中にプロダクトキーを入力しないこと。これは後で行う。無事インストール完了。
3. その後、システムを開いてプロダクトキーを入力し、コマンドラインから正規にインストールしたことを確認する。
以上がOSのインストール。
説明書を詳細に読むと、Amazonでこのショップに高評価を入れると、特典がもらえるとある。Microsoft Office 365永久版 3台分あるいはOffice 2019 Pro永久版1台分のライセンスのいずれか。早速評価を入れて、連絡先に後者を希望する旨メールをする。約4時間後に連絡があり、インストール方法とプロダクトキーを送ってきた。
指示に従ってダウンロード、インストールして、無事にWin OS Pro + Office 2019の環境が整った。これが7200円で済んだのは大変ありがたい。通常価格で購入すれば5万円以上するものだが、この価格差はいったいどうなっているのだろう。
その後常用しているソフトのライセンス認証を、移行元から外して移行先に付け替える作業を行い、環境整備を行った。これ以上は細かいことになるので、割愛する。
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デスクトップパソコンは場所をとるし、おしゃれでもないので、ゲーマーなどを除いては最近は余り流行らないようだ。しかし、パーツは規格に則って作られており、拡張、修理、メンテはとても簡単。処理速度が速いパソコン、特に内部にアクセスしやすいデスクトップのパソコンを買っておくのは長い目で見ると相当お得なのではないだろうか。また環境にも優しいはずだ。移行元は念のためにしばらく処分せずにバックアップマシンとして利用したい。
2019.12.26.記述