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2021年12月11日土曜日

ソヨゴの果実

林縁のソヨゴの(モチノキ科)の実が美しい季節になりました。お正月が近いこの頃は縁起物として赤い実と緑の葉が好まれます。千両(センリョウ科)、万両(ヤブコウジ科)などが特に重宝されますが、このソヨゴの実もなかなかのもの。クリスマスカラーが陽光に映えていました。ソヨゴは小さく清楚な花を付けます。こちらのリンクからご覧になれます。
I encountered with the bright red fruit of the Soyogo (Ilex pedunculosa) trees along the forest edge. As New Year's Day approaches, red berries and green leaves are favored in Japan as good luck charms. Senryo (Sarcandra glabra) and Manryo (Ardisia crenata) are especially valued, but the fruit of this Soyogo is also quite beautiful too. The Christmas colors shone in the sunlight. Soyogo has small, neat flowers. You can see it from this link.

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Photo 2021-12-10

2021年6月12日土曜日

ソヨゴ

樹木の観察をしていて困るのは、雄花と雌花が別の木に咲く雌雄異株が大変多いことです。先般もナナミノキの開花を確認して「これでよし」と思ったのですが、花の姿を思い浮かべるうちに、「ひょとしたら」と思い立ち、調べてみると、これがやはり雌雄異株。雄花の方を観察していました。一般にモチノキの仲間は要注意です。

そう言えば、ソヨゴもモチノキの仲間。先般開花を確認して、その大人しい花の姿に好感を持ったのですが、今日山間の林道で観察して、これも雌雄異株であることを確認しました。雄花は比較的密に、雌花はやや疎に咲いています。

およそ人目を引く花ではありませんが、花期を見つけて愛でるのも、これまたよしということで。

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雄花です。

花弁の数、雄しべの数はかなり不規則です。

そしてこちらが雌花。

子房の膨らみが目立ちます。雄しべは退化していますが、付いています。

植物は雌雄が一つの花に揃った形から、雌雄異株へと進化しているように思えます。

2021-05-11 撮影

京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...