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2022年1月25日火曜日

エゴの実とヤマガラ:Japanese snowbell and varied tit (Sittiparus varius)

山道を歩いていると、「コツ、コツ、コツ...」と、木をたたく音が聞こえます。コゲラにしてはリズムが異なります。近づいてみるとヤマガラです。見上げると傍には一本のエゴノキが、地上を探すと、エゴノキの種子や空になった種皮が見つかりました。ヤマゲラの食事場のようです。しばらくすると、遠くの枝で再び「コツ、コツ、コツ...」が聞こえ始めました。
As I walked along the mountain path, I heard the tapping sound. The rhythm was different from that of a woodpecker. As I approached, I saw that it was a varied tit. When I looked up, I saw a Japanese snowbell beside it, and on the ground were its seeds and empty seed coats. It is a feeding ground for the varied tit. The bird holds the seed on the branch with its foot and cracks open the shell to eat the contents. After a while, I started hearing "knack, knack, knack ..." again on a distant branch.

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Photos 2022-01-24

2020年2月19日水曜日

府立植物園の鳥たち:キクイタダキなど

昨夜来の積雪は午前中に溶けてしまい、清冽な大気に初春の日差し、ということで植物園へ。

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昨年来しばしば目にするキクイタダキを撮ってみました。昼過ぎていたこともあり、キクイタダキポイントでは日陰気味。動きの速いこの鳥に焦点を合わせるのは大変です。双眼鏡で見るだけにしておいた方が楽しめます。

日本で最小の野鳥とか。

頭頂部に黄色い冠羽を戴いていることからこの名前がついたということです。

こちらはシジュウカラ。

 ヤマガラが落ち葉の中をしきりに探していました。

 見つけたのはドングリ(のようですが、エゴノキの実かもしれません)。昨年のうちに蓄えておいたものでしょう。ヤマガラは木の皮の隙間などに貯食することは知られていますが、土の中にも隠すのでしょうか。かつては「おみくじ鳥」としても活躍した、とにかく賢い鳥です。

両足でドングリを押さえて、つついて食べます。「コンコンコン...コンコンコン...」とリズミカルな音が響きます。コゲラに比べると堅い木を使うせいか、大きな音が響きます。「コンコンコン...コンコンコン...」

小鳥たちはすでにつがいを作り、巣材をくわえて巣作り真っ最中です。ストレスを与えないように、そっと見守ってほしいものです。

2020.02.18.撮影
2020.02.18.記述


2020年1月9日木曜日

植物園冬景色:受験生の木など

仕事の帰りに植物園に立ち寄ってきました。お目当ては最近勉強している樹木の確認。特にシラカシの確認。近隣の公園などはアラカシばかりでシラカシが見当たりません。

ところが、カシの木が多いあたりをいくら探しても見あたりません。そこで係員の方に尋ねましたが、先年の台風で倒れたりして、元々少なかったものがほとんどなくなってしまったそうです。クスノキ並木のそばにあることを教えてもらいましたが、閉園の時間が迫っていたので、鴨川門から出ようと歩いていたところ、後ろから「お客さ~ん!」の声。先ほどの係の方が一枝手折って、自転車で走って持ってきてくださいました。感激!

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アラカシよりも小ぶりで鋸歯もなく、大人しい感じの葉です。次回訪ねたときには現物を見たいものです。

その他今回の訪問で印象に残ったものなどを少々。

ツクバネガキ(ロウヤガキ)です。こんなに大きな気になるとは知りませんでした。実りぶりも実によいです。

傾いた陽光に映えてとてもきれいです。

盆栽も味がありますが、大きく育ったものも、のびのびしていていいですね。

ヤマガラが何かの実をくわえています。ナンキンハゼでしょうか。

場所を探して...

位置を定めると...

両足で押さえ込んでつつき始めました。ヤマガラはこのように、両足をつかって餌を挟み込んで食べる習性があります。先に紹介したハシボソガラスと同様です。

 ヤマガラは賢くて器用な鳥として知られており、昔は縁日でおみくじを引く「おみくじ芸」を見せるヤマガラがいました。今では野鳥の捕獲と飼育は鳥獣保護法で禁止されていますが、過去のものでしょう、Youtubeにその動画が掲載されています。お金をくわえる⇒賽銭箱に入れる⇒鈴を鳴らす⇒お堂の扉を開ける⇒おみくじをくわえる⇒扉を閉める⇒戻る⇒おみくじを置く、という一連の動作をいとも簡単にやってのけます。 ご褒美は麻の実のようですね。

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さて、植物ですが、これはヤマコウバシ。葉が枯れても「落ちない」ので、受験生のお守りにも使われるとか。「受験生の木」として知られています。

これはおなじみオオカメノキ。ウサギのようにも見え、また万歳しているようにも見える、楽しい木です。ガマズミの仲間です。


今日は時間があまりなかったので、急いで回りました。ひとけのない植物園をほぼ独占状態でした。

2020.01.08.撮影
2020.01.08.記述


池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...