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2021年12月6日月曜日

ヤツデの花とツマグロキンバエ

昨日訪れた河畔にヤツデの花が咲いていました。ヤツデは秋遅くに花を咲かせて、この時期に生き残っている或いは冬越しする昆虫たちに貴重な蜜を提供します。チョウは訪れていませんでしたが、アブやハエの類が多く飛び交い、まだ活動していることに驚きました。その中でも多かったのがツマグロキンバエです。例のシマシマの目を持ち、体や翅をメタリックに輝かせながら盛んに蜜を探していました。夏の頃は近づくとすぐに逃げましたが、花序を手で持っても、逃げ出すことはありません。この時期には生き残る糧を得ることの方が大切なのでしょう。

The riverside area where I visited yesterday, I found some Yatsude, Japanese fatsia flowers (Fatsia japonica) in bloom. They bloom late in autumn and provide valuable nectar for the insects that survive and try to pass the winter. I saw no butterflies visiting, but there were a lot of flies and horseflies flying around, and quite surprisingly they were still active at this time of year. One of the most common was Tsumagurokinbae (Stomorhina obsoleta), a kind of blowfly. They had the usual striped eyes, and their bodies and wings shone with metallic colors. In summer, they would fly away as soon as you approached them, but yesterday, as I picked up the  inflorescence as I took pictures, they would not run away. At this time of the year it must be more important to get food to survive.

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Photo 2021-12-5

2021年9月23日木曜日

シマシマの目のハエ

野鶏頭の花が盛りです。毎年この花に好んで吸蜜する昆虫の1つがツマグロキンバエです。このはえの特徴はなんと言ってもそのシマシマ模様の眼。どの角度から見ても縞が入っています。それと長い舌。これで蜜をなめ取っています。鶏頭に取ってみれば、花粉を媒介する大切なお客様です。

The nogeitou, a wild feather cockscomb (Celosia argentea) flowers are in full bloom. One of the insects that likes to feed on these flowers every year is the tumaguro kinbae (Stomorhina obsoleta), . The distinctive feature of this fly is its striped eyes. No matter what angle you look at it from, you can see the stripes. It also has a long tongue, mouthpart. It uses this tongue to lick off the honey. They are an important pollinator for the cockscomb .

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Photo 2021-09-21

2021年6月25日金曜日

トウネズミモチの開花(本格的開花)

トウネズミモチの開花が始まりました。開花時期にはじめて、これほどの規模でこの樹木が広がっていることを認識できます。まさに至る所にあります。もともと中国原産の樹木だそうですが、垣根や街路樹に使われ、多産な果実を鳥に運ばれて、まさにomonipresentの状態です。花期には多くの昆虫が訪れ、果実は鳥の食料となりますので、これだけ多くなると、日本の生態系の一部になってしまったと言っても良いのでしょうね。

今日はこの木の周りに多数のアブのような虫がホバリングしていました。かろうじて写真を撮ると、ツマグロキンバエのようです。あの、眼がシマシマのハエです。なぜホバリングしていたのかはよくわかりませんが、おそらくオスがメスの訪花を待っていたのでしょう。

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露出不足ですが、花序のかたまりです。円錐花序に多数の花を付けます。

拡大です。長い雄しべを突き出して、多数の花が咲きます。これが秋になると、ブドウの房のように多数の果実を実らせます。その重みで枝がしなります。

これがツマグロキンバエ。眼が光の干渉のためでしょうか、シマシマになっているのが特徴です。拡大すると、なかなかユニークな顔つきです。

2021-06-24 撮影

京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...