2019年11月20日水曜日

クヌギゾウムシの季節

拾って来たアベマキとクヌギの実から、イモムシが沢山出てきました。入れてあったスーパー袋を破ってリビングの床に這い回り、ちょっと大変。これまではつまんで外にぽいと捨てていましたが、じっくり観察を試みました。

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ずんぐりむっくりで可愛らしい幼虫です。クヌギの実から出てきました。体長約1 cm。クヌギシギゾウムシというらしいです。

右へ左へと転びながら歩く姿はとても可愛い。

口元をよく見ると、短いですが足が生えています。

拡大します。口はさすがにしっかりしていて、皮膚を噛まれると少し痛い。この口でクヌギの実をかじり、固い皮に穴を開けます。

これが幼虫の出たクヌギの実。通常実一つに1つの穴が空いていますが、時には2つ。まれに3つのものも。

実を割るとこの通り。わずかに残された実の他には、びっしりと糞(おそらく)がつまり、幼虫のいた部分だけが凹みになっています。

平面ではえっちらおっちらと進む幼虫ですが、いったん地面に落ちると、すぐに土に潜り込みます。土の硬さにもよりますが、おおよそ3分以内に姿を隠します。地面の上は天敵だらけ。通常は実のすぐ近くの土の中に隠れるのでしょう。ここで蛹になり、翌年の初夏に成虫になるということです。

クヌギの約7割から、この日だけでこれだけの幼虫が出てきました。約40匹。すべて地面に戻してやりました。
2019.11.15.撮影
2019.11.19.記述








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