ラベル ルリシジミ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ルリシジミ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年3月20日土曜日

ルリシジミとアマナ

桂川の堤防にアマナの群生があり、花が見頃です。アマナの写真を撮っているとルリシジミが吸蜜に訪れました。花は大きく開いているものもありますが、まだすぼみ気味のものも。見ていると、開いた花には正面から花の中に入り込みますが、すぼみ気味のものは花の背後に回って花びらの隙間から口吻を差し込み吸蜜しています。蝶は正面から吸うものと思っていた常識が破られました。生きるための臨機応変の対応に感心しました。

アマナの花を一輪とって舌の先に乗せると、ほのかに甘い味がしました。

****

一見たんに止まっているだけのように見えますが...

よく見ると口吻を花の背後から差し込んでいます。

同じ位置から少し遠い部分にも。長い口吻が役に立ちます。

2021.03.17.撮影


2019年6月29日土曜日

モフモフ昆虫

小川のほとりを散策中に、ふわふわと飛ぶものがあって、腕を差し出すとその上に止まりました。綿毛のようにモフモフですが、のそのそ歩き始めます。よく見ると脚があって、昆虫のようです。とりあえず手持ちのカメラで写真を撮ろうとすると、それを察してか、シャキーンと羽根を伸ばし、飛び立とうとします。驚きつつも、かろうじて数枚の写真を撮ることができました。

家に帰って調べてみると、エノキワタアブラムシという、アブラムシの一種らしいです。エノキを好み、この時期になると成熟した羽根のある(有翅形)メスが新たな繁殖の場所(宿主)を求めて飛び立つそうです。要するにエノキの害虫です。他のアブラムシと同様に、卵胎生単為生殖するので、こうして繁殖地を増やして、爆発的に増えることになります。

害虫は害虫ですが、ちょっと可愛いので、紹介しておきます。腕に止まったので、写真の下部がお見苦しい点はご容赦を。

腕に止まったところ。何か分からないので戸惑いました。

写真を撮り始めると、羽根をシャキーン。ロウ物質で体を覆っています。飛ぶためには空気抵抗が大きいのでは?

もう少し寄りました。この直後にひらりと風に乗って飛んでいきました。なかなか素早い。


 途中、シジミチョウが萩の新芽に産卵しているところを目撃しました。強い風の中、何度も何度もトライして、新芽の柔らかい部分に卵を産み付けていました。

その拡大写真です。

さらに拡大します。表面にはジオデシック・ドームのような幾何学的な模様があります。美しい造形です。
2019.06.25

この蝶は、親の羽根のパターンと卵の形から、ルリシジミのようです。





池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...