アカメガシワが実をつけています。つい先日咲いたばかりだと思っていたら、もう黒い実を見せていて驚きました。これからの季節、野鳥たちが訪れてつまみ食いしていくことでしょう。
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2021-08-03 撮影
アカメガシワが実をつけています。つい先日咲いたばかりだと思っていたら、もう黒い実を見せていて驚きました。これからの季節、野鳥たちが訪れてつまみ食いしていくことでしょう。
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2021-08-03 撮影
先に書いたように、アカメガシワの雌木は少ないです。松尾橋から渡月橋の間に2箇所しか知りませんが、いずれも雌木だけの集団。他の場所は雄木だけの集団です。雄木と雌木は交わって生えないのでしょうか。謎です。アレロパシーで排除しているのでしょうか。「男女七歳にして席を同じうせず」という訳ではないのですが、男女同権、ジェンダー平等を謳う現代から見ると、いささか古風なようで。
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アカメガシワの開花が始まりました。アカメガシワは雌雄異株で、目立つのは雄花。圧倒的に多いようです。まだ赤色が残る梢に黄色の花序を伸ばして、雄花が咲いています。雌木が生えているところは2箇所知っているのですが、それ以外はすべて雄花、と言っても良いほど雄花が目立ちます。
一般に樹木の雄花はとにかく数を打って花粉をまき散らす、という感じですね。品がないというか、面白みに欠けるというか...。雄花の花序はとてもチープに作られており、花の間かろうじて枝に付いていますが、花が終わるとあっという間に切り離されて地上へ落下。まさに使い捨てです。花期が短い分、花期が終われば次の年の花のためにせっせと養分を蓄えることもできるわけで、こうして、蓄え・浪費・蓄え・浪費のパターンができあがっていきます。大変独断と偏見に満ちたコメントでした。
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2021-06-12 撮影
松尾橋河川敷のジャケツイバラが見頃を迎えています。遠目には菜の花としか写らないので、それほど注意を払う人もいないようですが、本来的に山の植物を手にとって見ることができるこの場所は貴重です。
一昨年から継続観察していますが、河川敷もかなり草が生い茂ってきたので、来年あたりからは少し近づきにくくなるかもしれません。これまで撮りだめてきた写真を一度整理して、四季のジャケツイバラの姿を確認する必要があるようです。
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2021.05.06.撮影
アカメガシワの葉は新芽が真っ赤で、それが成長するにしたがって緑になります。これは葉の色そのものが赤いのではなく、表面に生えている毛(星状毛)の色で、葉が小さいときには密集して赤く見えますが、葉が生長して大きくなると毛の密度が下がり、かつ脱落して緑色に見える、と言うわけです。密生した赤い毛には、まだ幼い葉を保護する働きがあるようです。
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真っ赤に見える葉の拡大写真です。
さらに拡大。
隣の緑がかった葉の拡大写真です。
冬芽が楽しい季節になってきました。落葉樹でもまだ葉の付いたものもありますが、葉を落とした枝先には、葉痕と冬芽が並んでいて、それぞれの樹種で独特の表情を見せてくれます。
昨日夕方に撮影した木々の葉痕と冬芽です。コントラストが低かったので、あまり良い写真になっていませんが、メモしておきます。
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アカメガシワ。丸い葉痕と細毛に覆われた冬芽が特徴的です。ウマヅラは珍しい。
京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...