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2021年8月10日火曜日

アカメガシワの実

アカメガシワが実をつけています。つい先日咲いたばかりだと思っていたら、もう黒い実を見せていて驚きました。これからの季節、野鳥たちが訪れてつまみ食いしていくことでしょう。

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2021-08-03 撮影

2021年6月15日火曜日

アカメガシワ雌花

先に書いたように、アカメガシワの雌木は少ないです。松尾橋から渡月橋の間に2箇所しか知りませんが、いずれも雌木だけの集団。他の場所は雄木だけの集団です。雄木と雌木は交わって生えないのでしょうか。謎です。アレロパシーで排除しているのでしょうか。「男女七歳にして席を同じうせず」という訳ではないのですが、男女同権、ジェンダー平等を謳う現代から見ると、いささか古風なようで。

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雌花の花柱は通常3本、中には4本のものもある。

花柱には乳状突起が、子房には星状毛と腺点が密生します。


2021-06-13 撮影


2021年6月14日月曜日

アカメガシワ雄花

アカメガシワの開花が始まりました。アカメガシワは雌雄異株で、目立つのは雄花。圧倒的に多いようです。まだ赤色が残る梢に黄色の花序を伸ばして、雄花が咲いています。雌木が生えているところは2箇所知っているのですが、それ以外はすべて雄花、と言っても良いほど雄花が目立ちます。

一般に樹木の雄花はとにかく数を打って花粉をまき散らす、という感じですね。品がないというか、面白みに欠けるというか...。雄花の花序はとてもチープに作られており、花の間かろうじて枝に付いていますが、花が終わるとあっという間に切り離されて地上へ落下。まさに使い捨てです。花期が短い分、花期が終われば次の年の花のためにせっせと養分を蓄えることもできるわけで、こうして、蓄え・浪費・蓄え・浪費のパターンができあがっていきます。大変独断と偏見に満ちたコメントでした。

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雄花の花序です、咲き始め。







2021-06-12 撮影

2021年5月7日金曜日

ジャケツイバラなど

松尾橋河川敷のジャケツイバラが見頃を迎えています。遠目には菜の花としか写らないので、それほど注意を払う人もいないようですが、本来的に山の植物を手にとって見ることができるこの場所は貴重です。

一昨年から継続観察していますが、河川敷もかなり草が生い茂ってきたので、来年あたりからは少し近づきにくくなるかもしれません。これまで撮りだめてきた写真を一度整理して、四季のジャケツイバラの姿を確認する必要があるようです。

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堤防道路から見ると、セイヨウカラシナの花とあまり変わらないように見えます。

近くに寄るとやはり目立ちます。


少しハイキー気味に撮影すると、まぶしいような黄金色の花弁の印象がよく現れます。

これも継続観察しているアカメガシワです。最初は馬面でしたが、最近叫んでいるような険しい顔つきになりました。

これも継続観察中のノブドウ。傍から見ると、ほとんど意味のない行為のように見えるでしょうが...

この巻きひげの力強さには、いつも感心します。「生きる!」という気迫すら感じます。

2021.05.06.撮影

2021年4月21日水曜日

アカメガシワの秘密

アカメガシワの葉は新芽が真っ赤で、それが成長するにしたがって緑になります。これは葉の色そのものが赤いのではなく、表面に生えている毛(星状毛)の色で、葉が小さいときには密集して赤く見えますが、葉が生長して大きくなると毛の密度が下がり、かつ脱落して緑色に見える、と言うわけです。密生した赤い毛には、まだ幼い葉を保護する働きがあるようです。

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この絵だの葉を撮影します。

真っ赤に見える葉の拡大写真です。

さらに拡大。

隣の緑がかった葉の拡大写真です。


さらに拡大。

2021.04.19.撮影


2021年2月25日木曜日

冬芽2種

柳の木が芽吹いてきていますが、その他の木々は春の到来を疑り、まだ寒さから身を守るガードを下ろさないようです。2種の冬芽を観察してみました。

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グリコのバンザイポーズのようなアカメガシワの冬芽です。

馬面2種。



人型を読むことができます。





センダンです。人の良さそうな顔をしています。




2021.02.21.撮影

 

2020年12月30日水曜日

葉痕と冬芽の勉強:アカメガシワ、センダン、ナンキンハゼ

 冬芽が楽しい季節になってきました。落葉樹でもまだ葉の付いたものもありますが、葉を落とした枝先には、葉痕と冬芽が並んでいて、それぞれの樹種で独特の表情を見せてくれます。

昨日夕方に撮影した木々の葉痕と冬芽です。コントラストが低かったので、あまり良い写真になっていませんが、メモしておきます。

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アカメガシワ。丸い葉痕と細毛に覆われた冬芽が特徴的です。ウマヅラは珍しい。


こちらは阿波踊りで踊り出しそうな冬芽。

このほかにもバンザイポーズはたくさんあります。オオカメノキのように形が揃わないで個性的なのが面白い。



アカメガシワのお隣のセンダン。昨年は背が低くて冬芽を撮影しやすかったのですが、今年は大きく育って枝を下ろすのに苦労します。丸みのある冬芽が暖かそうです。


こちらは最初何かな、と悩みましたが、昨年の記憶を頼りに...ナンキンハゼです。維管束の痕が人面に見える葉痕を持っています。一つ一つ全く異なって、個性的です。







2020.12.27.撮影
2020.12.28.記述



京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...