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2022年3月24日木曜日

まだ滞在中のベニマシコ:Siberian long-tailed rosefinch (Carpodacus sibiricus) still around

I spotted 6 rosefinches a few days ago. They are feeding on willow shoots, Yomogi (Japanese mugwort) seeds and Inokozuchi (ox knee) seeds. I wonder how much nutrition they have, but they are voraciously eating them to be ready to fly north.

3月も末ですが、ベニマシコがまだ滞在中です。ヨモギ、イノコズチの実、そしてヤナギの新芽を食べています。北へ渡る体力を付けているのでしょうね。栄養的、カロリー的にはどうなのでしょうか。ベニマシコはこれらの他にセイタカアワダチソウの、あるかないかの種子も食べています。植物性のものの消化吸収がきわめて優秀なのでしょうか。

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夕暮れの逆光で画質はご勘弁を。メスです。トータル6羽の群れでした。


こちらがオス。

ヨモギを食べているようです。


こちらも。



イノコズチの実を食べているようです。

ジョウビタキや...

アオジも顔を出してくれました。

Photos 2022-03-22

2022年3月2日水曜日

柳の芽を食べるベニマシコ:Siberian long-tailed rosefinch eating the willow buds

2月末に数日暖かい日が続いて、河川敷のヤナギの木の梢が煙るように見えてきました。これはつぼみが緩み始めた印です。これを待っていたかのように、ベニマシコがヤナギの木の芽を食べ始めました。写真は桂離宮にちかい、離宮前公園での様子です。鮮やかな赤い色に染まったオス二羽が、盛んにヤナギの芽を食べていました。

At the end of February, we enjoyed a few warm days and the treetops of the willow trees along the river bank are beginning to look smoky. This is a sign that the buds are beginning to loosen. As if it had been waiting for this, benimashiko, Siberian long-tailed rosefinch, began to nibble the buds of the willow trees. This photo was taken at Rikyumae Park, near Katsura Rikyu. Two male birds, both warm pink in color, were actively eating willow buds.

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Photos 2022-02-26

2022年2月2日水曜日

ヨシ原のベニマシコ:Siberian long-tailed rosefinch (Carpodacus sibiricus) in the reedy field

Rosefinches are basically herbivores, but occasionally they forage on insects. I witnessed them hunting the biwakokatakaigaramodoki on which I posted yesterday in the reedy field. They must be high in calory and protein that keep the birds going strong in the bitter coldness of winter.

ベニマシコの冬越しの食料としては、これまでセイタカアワダチソウ、カナムグラ、イノコズチ、ヤナギの冬芽などを観察してきました。どちらかと言えば植物食です。しかし、体を維持するため、また冬越しのカロリーを確保するためにはタンパク質豊富な食べ物も必要です。昨日紹介した、スズメやエナガが食べているビワコカタカイガラモドキを、ベニマシコも食べている様子を観察することができました。この場所では、通常主としてイノコズチを食べているようですが、時折ヨシ原に出てきて、カイガラモドキを食べています。嘴をカイガラモドキの出す蝋物質で白くしている様子が見て取れます。

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Photos 2022-01-30

2022年1月23日日曜日

ベニマシコ:Long-tailed rosefinch (Uragus sibiricus)

ベニマシコが昨季と同じ場所に渡ってきてくれています。同じ場所に同じ野鳥が戻ってくるのは、野鳥をめぐる環境が保たれている証左ですので、ほっとします。この日食べていたのはイノコズチとカラムシの実。イノコズチはさておき、カラムシの実はどれほどの実体を持つのでしょうか。ベニマシコが好きなセイタカアワダチソウも、実体のない霞のような実です。他の鳥の食べない食物を好むことによって、同じ場所での餌の奪い合いを防ぎ、共存が成り立っているのかもしれません。

The Long-tailed rosefinch spending the winter in the same place as last season. It is a relief to see the same wild birds returning to the same place, because it is a sign that the environment for wild birds is being maintained. On this day, Inokozuchi, ox knee (Achyranthes bidentata) and a Karamushi, or Ramie (Boehmeria nivea var. nipononivea) seeds. I wondered how much substance the karamushi seeds had. They also favor Seitakaawadachisou, or Canadian goldenrod (Solidago canadensis), whose seeds are so small that they have almost no substance. By preferring foods that other birds do not prefer, they may be able to prevent competition in the same place and thus are able to coexist.
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Photos 2022-01-22





2021年3月1日月曜日

ベニマシコとの午後

この日は薄曇りの穏やかな日で、午後から出かけ、静かな河畔でベニマシコをゆっくりと観察することができました。

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おそらくカラムシの実を食べているのでしょう。草かぶりですがオス2羽メス2羽が集う豪勢な取り合わせになりました。

カラムシを食べるベニマシコ(メス)。

セイタカアワダチソウを食べていましたが、後ろ向きになりました。セイタカアワダチソウは、今年は不作です。

こちらはイノコズチの実。


静かにしていると鳥の方も警戒を解いて羽繕いなどしてくれます。





こちらはお目付役?のモズ。

2020.02.25.撮影

2021年2月18日木曜日

ベニマシコが食べているものは

昨年までのベニマシコは主にセイタカアワダチソウの実を食べていました。あんなに実体のない綿菓子のようなもののどこに栄養があるのか?と疑問に思っていました。今年はもう少し腹持ちの良いものを食べているようです。1月にはカナムグラの実を、今月はヤナギの冬芽を食べるのを見ています。今日はイノコズチの実とカラムシの実を食べていました。

ベニマシコはアトリの仲間ですが、エノキの実をばりばりと割るイカルや、アキニレの実を好むカワラヒワなどに比べると、比較的柔らかい食べやすいものを求めているように思えます。

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背景に紛れてなかなか見えません。これも見事な擬態と言えます。


イノコズチの実を食べています。若い雄のようです。


河畔のヤナギに、ヒヨドリの隣に止まりました。止まると大きさがわかります。小さな鳥です。

こちらは雌のようです。近くまで来てくれました。

こちらはカラムシの実を食べています。極小の実です。


2021.02.16.撮影




2021年2月13日土曜日

いつもの場所の野鳥たち

今日は薄曇りの日。いつもの場所で野鳥を観察に行きました。相手も生きものです。毎日微妙に異なる自然の状況と季節の移ろいに応じて変わった顔を見せてくれます。今日は昨日より暖かかったせいか、ベニマシコは雄も雌もかなり活発・機敏に動いて、つがいとなる相手を品定めしているように見えました。

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3時頃かなり雲が厚かった時に撮りました。JPEG撮って出しの加工なしです。


じっと足を見る...ポーズのコサギ。「なぜ私の足は黄色いのか...」


カワラヒワ。


カシラダカ。今年はかなり人の傍に出てくれます。

ベニマシコ(雌)私にはこちらの方がかわいく見えます。


一見何もいなさそうな岸辺ですが...


よく見るとカモたちの休み所です。

ツグミ、増えてきました。


カンムリカイツブリ。今年は多いです。


カワアイサ。これもとても多い。


モズ。実は今日はこのモズが求愛給餌をするのを見に出かけたのですが、空振りでした。

2021.02.12.撮影
2021.02.12.記述



2021年2月12日金曜日

いつもの場所の、いつものベニマシコ

川岸のエノキが2年ほど前に伐採され、野鳥の餌がなくなったと嘆いていましたが、そこにヤナギやノイバラが生えてきて、そこを隠れ家とえさ場にして昨年からベニマシコが訪れます。人との距離を保つことができるためか、それほど人を恐れずに現れるようになりました。いつもの場所のいつものベニマシコです。

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体に枝がかぶっていますが...


それはこのような場所にいるからです。右下が雄、左上が雌。間を取り持つのはカワラヒワ。

時々こうして全身を現してくれます。


チャマシコも出てくれました。

2021.02.11.撮影
2021.02.11.記述





京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...