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2022年10月10日月曜日

シャクチリソバのお客様:Visitors to Shakuchiri-soba (Polygonum cymosum)

河川敷にシャクチリソバが咲き始めました。ここ10年ほどの間に、年々広がって、秋の河原を白く染めています。アレロパシーにより他の植物を駆逐するので、大きな優占群落をあちこちに形成しています。秋に花が少なくなるこの時期、昆虫たちには貴重な蜜源を提供してくれ、群落の傍にいると、なじみの、あるいは珍しい昆虫たちが立ち寄ってくれます。今日はトリバガ2種が吸蜜に来ていました。

トリバガはおそらく成虫越冬ですので、これら個体は来年の春まで自身の命をつながねばなりません。これはキンバネチビトリバ可と思いますが、正確な同定は難しいです。

これはブドウトリバではないかと思います。

Photos 2022-10-09

2022年8月30日火曜日

保全花壇付近にて:Around the conservation garden

今日も午後は保全花壇の整備。毎日続けていると体も慣れてきて、鍬を振るっても筋肉痛や腰痛がなくなりました。午後遅くに保全花壇付近の昆虫をチェックしてみました。

オンブバッタの終齢幼虫です。あと一回の脱皮で成虫。

マダラスズの、これも終齢幼虫のようです。

アザミの花のうえでお食事中のマクガタテントウ。

ムシヒキアブの仲間が交尾中。あちこちで見ました。

オオウンモンクチバのようです。

キンケハラナガツチバチ(オス)だと思います。

この付近では初めて見た、キイトトンボ。

ツチイナゴの幼虫だと思います。

ホシハラビロヘリカメムシの幼虫。

トリバガの仲間です。おそらくヒルガオトリバ。

Photos 2022-08-29

2021年2月20日土曜日

真冬のトリバガ

冬は昆虫がほとんど現れないことと、草木が眠りについているので、撮影対象は野鳥に偏りがちですが、今日は珍しく昆虫を撮る機会に恵まれました。

例会に向けて川沿いのネコヤナギに通じる道を整備していた際に、ヤナギの木の根元から、カゲロウのように飛び立つ昆虫がいました。急いで追いかけると、ヨシの茎に止まりました。ヨシと見分けが付きにくいのですが、よく見るとトリバガの一種です。後で調べるとヒルガオトリバではないかと思われます。

一般にトリバガは夏から秋にかけて草むらに発生する蛾で、冬を成虫で越冬するとは聞いたことも読んだこともありません。とりあえずは写真を掲示して、証拠としておきます。

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2021.02.18.撮影

2019年11月5日火曜日

観察記録:小さな庭で:ブドウトリバ

昆虫が少なくなるこの季節にも、枯れ草の間を元気に飛び回る蛾の一種にトリバガの仲間がいます。体長1センチ前後の小さな蛾です。飛翔しているときは単なる蛾に見えるのですが、止まると、左右の羽が一直線になり、それと胴体で「T」の字型を作ります。停止している姿は、枯れ草の中ではなかなか見つかりにくい擬態で、その巧みさに感心します。

庭の草取りをしていて、トリバガの仲間が、遅咲きのフジバカマに吸蜜しているのに気づきました。いつも河原で見ている種はきれいなT字型になるのですが、この種は、関節からトゲに似た突起を生やしています。とりあえず写真を撮って調べると、ブドウトリバらしいことが分かりました。何のためにこのような形をしているのか、想像もできませんが、何かの意味があるのでしょうね。不思議です。

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一見、蚊のように見えますが、飛翔する際の羽ばたきは細かく、速度はゆっくりで、蛾らしい飛び方をします。フジバカマの花に止まっています。後脚の突起が目を引きました。

横から見たところです。後翅は細くて飛翔の役に立っているように見えませんが、どうでしょう。それにしても刺の生えた脚は枯れた竹の節のようです。

頭部にできるだけ接近しました。左横からの撮影です。写真の右が背中、左が腹側。目の複眼が光を受けて五角形の星のようなパターンを見せています。左上に薄いオレンジ色の筋が伸びるのは口吻で、蜜を求めています。

柑橘類の葉の表面に止まったところ。全身像です。他のトリガに比べると羽が若干V字型になっているような気がします。

いやいや、不思議な昆虫がいるものです。この形で生き残っているということは、この形にも、生存のための何らか工夫が込められているのでしょうね。

2019.11.03.撮影
2019.11.03.記述




京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...