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2022年5月17日火曜日

桑の木の上で(その2):On the mulberry tree (2)

昨日も取り上げた桑の木ですが、スズメたちもクワキジラミを食べに来ています。巣立ちしたばかりのコスズメにとって、葉の茂った桑の木は天敵が近寄りにくい場所で、そこに大量に発生しているクワキジラミは格好の餌になります。コスズメの中には葉についた甘露(アブラムシの排泄物)を舐めているものもいて、カロリーや栄養的にはどうかわかりませんが、それなりにお腹の足しになっているのではないでしょうか。

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Photos 2022-05-16

2022年3月21日月曜日

近くの公園散歩:Strolling in the nearby park

Strolling in the nearby park, I encountered several familiar wild birds. Most of the trees are more than 30 years old and the old trees have worn lichens and ferns on their bark and have developed many weakened spots where wild birds find their food.

近くの公園の散策です。この公園では先般アオバトを見ましたし、昨年はノゴマも見ることができました。人の行き来は多いのですが、樹木が年齢を重ねて生け垣が分厚く、古い木には地衣類やシダ類も多く、また枯死している木の中に住む虫などを求めて野鳥が集まります。この日はコゲラも盛んに木をついばんでいました。

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メジロは常連さんです。この木はサンゴジュ。集まる虫や実る果実に誘われます。

エナガ。若干人慣れして、カメラを向けても平気です。


餌を探すシジュウカラ。

集団で地衣類をつついていたスズメ。

日だまりでまどろんでいたヒヨドリ。えらく老成して見えます。


再びエナガ。短い嘴が可愛いですね。黄色の上まぶたも。


Photos 2022-03-18

2022年2月1日火曜日

ビワコカタカイガラモドキ:Biwakokatakaigaramodoki (Nipponaclerda biwakoensis)

In yesterday's posting, I wrote that birds are eating scale insects. To be exact, their name is Biwakokatakaigaramodoki (Nipponaclerda biwakoensis). They hide themselves on the stem of the reeds under the leaf sheath. When I peeled off the sheath, I found 11 insects hiding in one place. They seem to be cheesy and looks good.

昨日の投稿で、野鳥たちが食べているものを「カイガラムシ」と書きましたが、正しくは「ビワコカタカイガラモドキ」のようです。ヨシなど水辺の背の高いイネ科単子葉植物の茎と葉鞘の間で冬越しをするカイガラムシの一種です。冬を日本で過ごす小鳥たちの重要な食料になっていて、これまで観察しただけでも、エナガ、ホオジロ、スズメ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、ウグイス、アオジなどが盛んに食べています。

下の写真は葉鞘をはがしたところで、上の写真には2匹(正面に1匹、上部に半分隠れてもう1匹)、下の写真には一箇所に実に11匹が隠れていました。

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スズメが葉鞘をはがし、頭を葉鞘と茎の間に挟み込んで、カイガラムシモドキを探しています。

Photos 2022-01-28

2020年11月2日月曜日

河川敷の野鳥たち

昼食の後、散歩がてらに嵐山方面へ出かけました。夏の間は巣作り子育てで、つがい行動していた野鳥たちが群れをなして飛行し、餌を採るようになってきています。嵐山付近の河川敷での野鳥観察です。

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近くのマンションのアンテナに止まるトビとハシボソガラスです。日頃は何かとトビにちょっかいを出しているハシボソですが、この日はおとなしく2羽が1羽のトビと仲良くアンテナに隣り合わせていました。昼下がりの小休憩でしょうか。

河川敷ではスズメの大きな群れが見られました。オオブタクサの枯れ枝に鈴なりです。

近くのアカザの実を食べに来ているようです。こちらを警戒しているようです

近くのオニグルミが実っています。次々に地上に落ちて、渋皮を腐らせ、中の果実がむき出しになっていきます。

この木の頂上にモズがにらみをきかせています。半径約50m四方をテリトリーとして守っています。


7羽の鳥がその周囲を飛び回り、茂みに降り立ちました。1羽がオオブタクサの枝に止まったので、見ると、アトリです。アトリは亀山公園ではよく見かけますが、河川敷ではあまり見かけません。関東では数万羽の群れにもなるそうですが、京都では数十羽単位です。いよいよ冬の到来ですね。


2020.10.29.撮影
2020.11.01.記述





















2020年6月1日月曜日

桑の木の実りの季節

桑の木の実りの季節が訪れました。昨年はカラスが我が物顔に食べていたのですが、今年はカラスの姿がなく、小鳥が訪れて心ゆくまで食べています。

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クワは現在交雑が進んで、ヤマグワかマグワかなかなか区別が難しいようです。これはヤマグワ系統の木かと思います。5月末から徐々に熟していきますが、一気に熟さないのが小憎らしいところで、ジャム作りのためにまとまった量の果実を収穫しようと思うと、何度も出かけなければなりません。

しかしながら、これは小鳥たちには福音で、持続的に長期間食料が確保できることになります。河川敷にはあちこちに桑の木がありますが、この木も実りの季節を迎えています。赤黒いものが熟している実、白っぽいものは未熟です。

スズメが食事中です。これは巣立ちしてしばらくのヒナ。

大きな体なのに、親鳥におねだりしています。


ムクドリもやってきました。

こちらの方も甘える子供に、甘い親鳥です。手前の白いお腹がヒナ。奥に黒く見えるのが親鳥です。

雀の雛には桑の実はちょっと大きすぎるようで...

もてあまし気味のところ...

いろいろとやってみましたが、飲み込もうとして、ぽろりと落としてしまいました。一人でいろいろな餌を食べるには、もうしばらくかかりそうです。

このようなほほえましい光景が日々観察できます。

2020.05.30.撮影
2020.05.31.記述



2020年4月24日金曜日

桜と雀

この季節になるとスズメが桜の木を頻繁に訪れます。春先桜の頃は蜜を求めてでしたが、新緑のこの季節はもっぱら青虫目当てです。

今日はコムクドリが来ているという知らせを受けて桜並木に出かけたのですが、それより先にスズメの一群が盛んに桜の木で青虫(おそらく尺取り虫の類)を狩る様子を観察していました。コムクドリは声だけ聞いたのですが、姿ははっきりと見ていません。

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スズメには珍しくホバリングしながら獲物を探します。

細い枝に乗って探ります。

青虫を見つけました。

しっかりくわえています。子育てのこの時期、タンパク源になる青虫など昆虫類を好んで食べます、というか、ヒナのために持ち帰ります。

ご覧の通り、桜の新芽はぼろぼろです。青虫ばかりでなく、コムクドリやムクドリも木の葉を食べます。Giving Treeの1つです。

2020.04.20.撮影
2020.04.20.記述

2020年4月1日水曜日

花と鳥

桜の花がようやく満開になりました。今朝は敷地の桜の木の下で制服にランドセル姿の男の子が写真を撮ってもらっていました。お兄ちゃんとお母さん、そしておじいちゃん、それに親族か近所の方々数名、代わる代わる「ピカピカの一年生」と写真を撮るほほえましい姿が見られました。

敷地の桜はここが建築された時に植えられたものなので、かれこれ40年は経っているでしょう。一昨年の台風でひどく痛めつけられた木もありますが、それでも今年も見事な花を付けてくれました。自宅のリビングからはちょうど額縁に入れたように見えますので、特に桜見物に行く必要なく、結構豪勢な桜見が毎年楽しめます。

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その桜の木にお客様です。今朝はスズメとヒヨドリ。お目当ては桜の花の蜜。ソメイヨシノも木によっては小鳥たちが喜ぶほどの蜜を出すものがあり、それを目当てにメジロ、スズメ、ヒヨドリなどが来ます。

特にスズメは花の根元を外側からかみ切って、中の蜜を吸うので、スズメが蜜を吸った木の根元には花が散らないでそのまま落ちています。一種のフィールドサインですね。



 まだ咲き始めで十分に蜜が出ていないのか、今日は品定めというところ。ヒヨドリはなかなか用心深く、写真を撮らせてくれませんでした。

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 これは河川敷の桜の木に来ていたツグミ。もうしばらくすると渡りに入り、お別れです。


野草がふんだんに生え始めた河川敷では、ムクドリのペアが盛んに虫を探していました。奥の色の濃いほうがオス、手前の薄い方がメスでしょう。

2020.03.31.撮影
2020.03.31.記述


2020年1月28日火曜日

冬のスズメたち

昨日の陽気から一転して、今日は厳しい寒波が到来しました。関東地方では今夜は降雪の予報です。この冬はこれまで暖冬が続いて、スズメたちも日中に大きな集団で群れることはなかったのですが、寒波のせいか今日は近所のスズメたちが30羽以上の群れになって、群舞していました。

この季節にスズメたちが群れるのは、餌を見つけやすくするため、外的に襲われにくくするため、春からの繁殖に備えて伴侶を求めるため、などが考えられますが、詳しいことはよくわかっていないようです。猛禽類を除いて他の鳥たちも冬は群れがちです。

そのスズメたちの様子を2年前の冬に記録した画像がありますので、ポストしておきます。


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場所は巨椋池。向島の駅から入りました。当日は北風が強い日で、時々みぞれも混じる天候で、およそ鳥見にはふさわしくない日でした。帰ろうかとも思ったのですが、スズメの大集団がいたので、少し観察しました。

農家の小屋の陰の木立に鈴なりになっています。

冬のスズメは、保温のために羽毛を立てて丸くなる「ふくらすずめ」で、とてもかわいく見えますが、実は小さな体で寒さを生き抜く工夫です。

小屋の屋根瓦の陰にも隠れています。

頭だけが見えていて、かわいいです。

時々一斉に地上に降りてきます。

 

田んぼでしばらく餌を探すと、今度は一斉に舞い上がって梢に戻ります。その間約20秒ほど。

何枚かの写真に、二番穂をくわえているスズメガ写っていました。これも...

これも...

 そしてこれも。

田んぼへ...

梢へ...

 田んぼへ...

梢へ...

これを幾度となく繰り返していました。先般琵琶湖畔でも同じ風景を目にしました。二番穂は小鳥が冬を生き抜くために、貴重な餌となるようです。


2018.02.11.撮影
2020.01.27.記述



池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...