NHKの科学番組「植物に学ぶ生存戦略」の中で梅の花のことが紹介されていました。「ウメは雌しべのない花を作って見かけを華やかにすることで、子孫を残す昆虫や鳥類を引き寄せる戦略を取っている」。また、「雌しべのない花を咲かせることでエネルギーを抑え、低コスト化を実現している」というのが趣旨です。一般的に進化の過程に目的論的な説明は当てはまらないと思うのですが、実際にそのようになっているのかどうか、梅の花を観察してみました。
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これが本来の雌花。長い雌しべが花の中央から突き出ています。
これが雌しべのない花。中央に見えるのは雄しべです。
2021.02.10.撮影
2021.02.10.記述