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2023年9月10日日曜日

保全花壇で:コムラサキ

ここ数日の降雨で保全花壇の草木が生気を取り戻し、アキニレの木にも樹液が上がってきたようです。今日はコガタスズメバチ(おそらく)が盛んに樹皮を削っていました。早速コムラサキも2,3羽やってきて、スズメバチにお構いなく樹液のおこぼれに預かっています。

コムラサキは多いときで10羽ほども来るのですが、いつ見てもいずれも翅にほとんど損傷のない、きれいな個体ばかりです。なぜでしょう?

翅表よりも、すっきりした翅裏の模様の方が、私好みです。

ルリタテハと異なり、しっかりした擬瞳孔があります。

と言うことは、正面から見ると、眼が寄っていて...

何か、思わず「どすこ~い」とかけ声をかけそうになりました。

2023-09-08

2023年8月20日日曜日

保全花壇あたりで:ムネアカアワフキなど

堤防道路の桜の木にムネアカアワフキの巣ができています。枝によって多少はありますが、一枝の先端に1~3個ほどついているものが多いです。形からして軟体動物の殻、貝殻風で、いわば樹上のアンモナイト、というところでしょうか。


大きめで白く変色したものは、今年の春に成虫が羽化した抜け殻です。それにしても、このようなサクラの樹液から、どうやって殻を作るカルシウムを集めるのでしょうね。


自転車で移動中にイナゴがズボンに飛んできました。コバネイナゴでしょうか。

保全花壇では夏の盛りに産み付けられた卵から羽化したジャコウアゲハの幼虫が終齢になっていました。大きさは約5cm。体を伸ばすと7cmほどになります。巨大。


7月中に蛹になった幼虫たちはほぼすべて羽化できずに死んでしまいました。近くの桑の木、アキニレに死屍累々です。暑さか、寄生虫か、原因はわかりませんが、成虫にまで無事成長するのは、なかなか厳しいですね。



2023-08-18

2023年6月16日金曜日

保全花壇から

1ヶ月前に産み付けられたジャコウアゲハの幼虫は、その後順調に育って、昨日1匹が前蛹になり、本日2匹目が前蛹になりました。明日には蛹の姿を見ることができるでしょう。これらの他に4匹の終齢幼虫がこの株にいて、離れた株にはさらに4匹の終齢がいます。最近産み付けられた卵は20個以上あり、これらがすべて孵化して成長すると、さすがのウマノスズクサの古株も食べ尽くされるかもしれません。前蛹化する場所を心配していましたが、近くから伸びてきているシロバナサクラタデの葉を巧みに利用しています。



2023-06-15

2023年6月14日水曜日

保全花壇から

保全花壇に植栽したウマノスズクサは、3年目に入って大きく成長しています。今年初めてジャコウアゲハの産卵を見ました。5月半ば(おそらく16日)に産み付けられた卵は、その後豊富な食料と天候に恵まれて順調に育ち、巨大な終齢幼虫となっています。ほぼ1ヶ月です。保全花壇は垂直な場所が少ないので、今はこれらの幼虫の蛹化場所が心配です。



終齢になると、軸をかじりだして、小さな株であれば消滅してしまうのですが、幼虫の数がそれほど多くないのと、株が枝を張り充実しているので、大丈夫そうです。

2023-06-13

2023年6月13日火曜日

保全花壇から

久々の投稿です。この間もほぼ毎日カメラを担いで自然観察に出ているのですが、ブログ1つとサイト1つを同時にケアするのがなかなか大変で、それに加えて会報編集などもあり、結構忙しくしています。保全花壇にはほぼ毎日出かけているので、しばらくはそれを中心にご紹介しましょう。

こちら個人的にケアしている花壇です。植えているディルにどうやらキアゲハが産卵したようです。キアゲハはめっきり少なくなり、飛翔している姿を見ることはこの3年ほどありませんでした。食草を準備しておくと、このように産卵してくれるのですね。

幼虫2匹と、卵(孵化して空かもしれない)が1つ。



タイムとセージの間をオンブバッタが行き来していました。終齢のようです。


保全花壇のアキニレに、今年もコクワガタがきています。

理由はこれ。オオスズメバチが樹液を求めて樹枝に穴を開けています。この土木工事なしには、樹液喫茶はなかなか生まれません。

2023-06-12

2022年12月1日木曜日

コカマキリ:Statilia maculata

先日保全花壇を見回っていると、枯れ草の上にコカマキリの姿がありました。何か訴えるようにこちらを見ています。お腹は大きくて、明らかに産卵前。産卵に適した枝を探しているように思えましたので、近くの桑の木に止めてやりました。その後どこかの枝に卵を産んでくれたものと思います。




Photos 2022-11-28


2022年11月5日土曜日

命ながらえて:Surviving through autumn

 保全花壇の花もほとんどが枯れて、わずかに晩生のフジバカマが咲くばかりになりました。この蜜を求めて、モンシロチョウやシジミチョウたちが訪れています。花に集ったほとんどの蝶や蛾やハチたちは、次の世代に命のバトンを渡して、消えていくことになります。

ツメクサガのようです。日中に吸蜜する蛾の一種です。

モンシロチョウです。

ウラナミシジミ。

ヤマトシジミです。

Photos 2022-11-04

2022年10月7日金曜日

保全花壇付近:Around the Conservation Garden

保全花壇付近の昆虫模様です。

これは自宅での発見。ヒルガオトリバの幼虫を知らないうちに取り込んでいました。

保全花壇にて。何か隠れています。

ここなのですが...見事な擬態です。

近づいたら飛び出してきました。

河川敷にて。アカハネナガウンカ。まだ20匹ほどがいます。結構飛翔能力に長けています。このつがいは交尾したまま、メス(おそらく)の羽の力で飛んで逃げていきました。

ヒメベッコウハゴロモ。上記と同じく、イネ科植物の汁を吸います。

ツマグロキンバエ。アレチウリに吸蜜。

キイロスズメバチ。同じく。

センニンソウの白鬚(白髪?)が見えるようになりました。

Photos 2022-10-06

2022年10月5日水曜日

保全花壇のお客様:Visitors to the Conservation Garden

風の強い日でしたが、保全花壇には色々な昆虫の訪問がありました。

ダンダラテントウでしょうか。模様の変化形は色々です。

ツマグロキンバエ。シマシマ目が特徴。

ハナバチの仲間。アカガネコハナバチかと思います。

これは調査中。

これも調査中。アオムシコマユバチかと思いますが、ハチやハエは難しいです。

ウラナミシジミ。

イチモンジセセリ。

アリも重要なポリネーターです。

トノサマバッタの茶色型(おそらく)。

Photos 2022-10-04

池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...