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2022年3月21日月曜日

近くの公園散歩:Strolling in the nearby park

Strolling in the nearby park, I encountered several familiar wild birds. Most of the trees are more than 30 years old and the old trees have worn lichens and ferns on their bark and have developed many weakened spots where wild birds find their food.

近くの公園の散策です。この公園では先般アオバトを見ましたし、昨年はノゴマも見ることができました。人の行き来は多いのですが、樹木が年齢を重ねて生け垣が分厚く、古い木には地衣類やシダ類も多く、また枯死している木の中に住む虫などを求めて野鳥が集まります。この日はコゲラも盛んに木をついばんでいました。

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メジロは常連さんです。この木はサンゴジュ。集まる虫や実る果実に誘われます。

エナガ。若干人慣れして、カメラを向けても平気です。


餌を探すシジュウカラ。

集団で地衣類をつついていたスズメ。

日だまりでまどろんでいたヒヨドリ。えらく老成して見えます。


再びエナガ。短い嘴が可愛いですね。黄色の上まぶたも。


Photos 2022-03-18

2022年3月20日日曜日

桜並木を歩く:Walking down the cherry tree lane

It was a chilly day today. Walking down the cherry tree lane nearby, I found several birds feeding on the ground and on the trees. Gomadaracho butterfly larvae which I have been observing have not moved at all for two days. It seems that they become inactive under 20 degrees Celcius.

寒気の戻りで今日は気温11度、一昨日の地震の被害に見舞われた東北地方では、情け容赦ない雪の模様です。2年前にも大きな地震に見舞われた街もあるようで、被災された方々の心と体の健康が気になります。京都でも今日は10度前後の寒い日になりました。近くの桜並木ではイカルの採餌などが見られ、公園のゴマダラチョウは寒さに耐えて一昨日から全く動いていません。
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イカルは地上に落ちているカエデの実を食べています。


大きく丈夫な嘴です。



桜の木には椋鳥の群れもいました。新芽を貪欲に食べます。

ハシボソガラス。巣材集めに余念がありません。

こちらは寒さに丸まっているヒヨドリ。


モズ(メス)です。

染井吉野はこのような状態。気温にもよりますが、開花まで1週間ほどでしょうか。

公園のエノキで寒さに耐えるゴマダラチョウの幼虫。

もう一匹の幼虫です。

Photos 2022-03-19

2022年3月9日水曜日

渡りの途中のヒヨドリ:Migratory Hiyodori, brown-eared bulbul (Hypsipetes amaurotis)

ヒヨドリの渡りの季節になりました。ヒヨドリは秋に国内の暖地に南下して越冬し、春先に再び北に帰ります。越冬中のヒヨドリは、数羽の群れでいることが多いですが、渡りの途中では大きな群れになり、関門海峡や津軽海峡を大群で渡る様子が報告されています。渡りの途中のヒヨドリは、大群で農作物に群がり、特に葉菜類を食害することが知られています。この画像では放棄された白菜を夢中になって食べている様子が見て取れます。農家としてもできるだけこのような放棄された葉菜類を畑に置いて、ヒヨドリの食害の対象を拡散すると良いのではないでしょうか。
It is the season for hiyodori migration. In autumn, hiyodori migrate south to warmer regions of Japan to overwinter, returning to the north again in early spring. While wintering, shorebirds are often in small flocks, but during their migration they form large flocks and have been reported crossing the Kanmon and Tsugaru Straits in large numbers, just like European starling. During their migration, these birds are known to swarm around crops, especially leafy greens. In the following photo, they are feeding enthusiastically on abandoned Chinese cabbage. For a farmer, it would be a good idea to place such abandoned leafy greens in the field as much as possible to diffuse the target of the hiyodori's feeding rampage.

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食事中も上空には用心を絶やさず、トビなどが旋回しただけでも近くの林に逃げ込みます。

Photos 2022-02-28

2022年1月21日金曜日

嵐山近郊の野鳥たち:Wild birds around Arashiyama, Kyoto

Today is the beginning of Daikan, the coldest 15 days of the year according to the twenty-four divisions of the four seasons. Just as the calendar says, it was freezing, snowy wind blowing hard from the north. It must be quite eccentric to go watching wild birds under this weather. But I was one of them.

大寒のこの日、野鳥観察に出かけました。今日から大寒。北からは吹雪が吹き付け、なかなかの野鳥観察日和でした。ほどほどで引き上げたのですが、後で知り合いから連絡があり、もう少し上流にはオシドリが7羽ほどいたそうで、ちょっと残念。

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コゲラかと思って撮ったらアオゲラでした。

こちらはシロハラ。

キセキレイ。

ウグイスのようです。

センダンの実を飲むヒヨドリ。


こちらムクドリ。

1月中にセンダンの実を食べ始めるのは、餌の少ない証拠でしょうね。

Photos 2022-01-20

2021年2月22日月曜日

ヒヨドリたちの大騒ぎ

 木を白く見せるほど実っていたセンダンの実もいつの間にかすっかり食べられてしまいました。と思っていたのですが、一本のセンダンの木が騒がしい。よく見るとヒヨドリの群れがセンダンの実を食べている最中でした。以前は枝先の実をもいで食べていたのですが、今は地上に落ちた実を拾って枝に舞い上がって食べています。実はどれも大きめで、以前食べようとして口にあまり落としたもののようです。大騒ぎしながらお腹に詰め込んでいるヒヨドリを観察しました。

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放り投げて実の向きを変えるのはヒヨドリの得意技です。



偶然か意図的か、実を崩しながら食べる方法もあります。



2020.02.20.撮影

2021年1月16日土曜日

器用なヒヨドリ

ヒヨドリは日本ではありふれた鳥ですが、東アジアの特に日本を中心とする地域にしか分布しておらず、欧米の訪問客からは珍しがられます。冬の京都でもごくありふれた野鳥ですが、あまり好かれる鳥ではありません。「ギャア、ギャア」、「ピーヨ、ピーヨ」とけたたましく鳴く声を嫌う人もいますし、えさ台を作ると他の鳥を押しのけて餌を捕りに来る厚かましさが好きになれない人もいます。ですが、私的には結構かわいらしい野鳥のように思えます。鳴き声は活動的な証拠、厚かましさは生きる力です。

私が特に感心するのはその飛翔能力や身のこなしです、長い翼と尾羽を駆使して、空中でしばし静止しながら木の実を食べることもできます。嘴や舌をきように操って蜜を吸い上げることもできます。そのようなきような姿をセンダンの実を食べるヒヨドリに見ました。

この木は河川敷の遊歩道の近くに生えており、大木です。今の時期からムクドリやヒヨドリが盛んに訪れて実を食べていきます。観察していると、ムクドリは2つ、ヒヨドリは3つ飲み込んで近くのアラカシの大木の木陰に隠れに行きます。そこでおしゃべりをしながら、果肉を飲み込み、種子をはき出して、またセンダンの木に来る、と言うことを繰り返しています。

ヒヨドリの器用さが際立つのは、いったんくわえた果実を、ヒョイと空中に放り投げて、くわえ直す時があることです。センダンの実は卵形ですので、果実をくわえるときには長い方をくわえる方が力が入りやすい、しかし飲み込む際には細い方からの方が飲み込みやすい。ということで、果実の方向を変える時に、ちょいと放り投げてくわえることをします。もちろん失敗して実を落としてしまうこともありますが、懲りずに繰り返します。

ヒヨドリはまた、空中でホバリングしながらセンダンの実をくわえることもあり、この飛翔能力に関しては同じ木で採餌するムクドリはおよそかないません。

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果実をくわえます。

もぎ取ります。




ここでヒョイと放り上げて方向転換。


もいちど、ホイ。

スポッとのどに収まります。


このときよく見ると、先端が割れたヒヨドリの舌が見えました。メジロと同じく、蜜を吸いやすいように、舌の先が分かれています。

ゴクンと飲み込んで、一休みです。

2021.01.14.撮影
2021.01.15.記述




京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...