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2022年1月14日金曜日

シャシャンボとシロハラ:Sea bilberry (Vaccinium bracteatum) and Pale thrush (Turdus pallidus)

山麓の公園のシャシャンボが熟し、野鳥が訪れています。頻繁に訪れるのは、ヒヨドリ、メジロ、そしてシロハラ。前2者が樹上の果実を食べるのに対して、シロハラはもっぱら落ちている実を食べています。シャシャンボはスノキ科の植物でブルーベリーの兄弟分。ビタミンたっぷり、アントシアニンたっぷり、この時期には甘みも増しているでしょう。シロハラは近づいても逃げる様子もなく、実をついばんでいました。

The Shashambo (Sea bilberry) in the park on the hill is ripening, and wild birds are visiting. The most frequent visitors are Hiyodori (brown-eared bulbul), White-eyes, and Pale thrushes. While the former two eat the fruit on the trees, the white thrush eats only the fallen fruit. Shashambo is a member of the Vaccinium family and is very close to blueberry. Fruits are full of vitamins and anthocyanins, and are probably sweeter this time of year. The the Pale thrush didn't seem to run away when I approached it, but was still pecking at the berries.
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Photos 2022-01-13


2021年11月27日土曜日

シャシャンボの実

亀山公園のシャシャンボの実が黒く熟してきました。シャシャンボはツツジ科の植物で、ブルーベリーなどと同じ系統です。「公園のブルーベリー」と言う人もいます。常緑で、葉裏の主脈にわずかな突起があること、果実の先端に梅型の問用があることでそれとわかります。実はまだ固くて酸っぱいですが、年明けあたりから若干甘くなるのでしょうか、野鳥たちが食べに立ち寄ります。一度甘くなったものをつまんでみたいと思います。

The berries of the Shashambo, sea bilberry (Vaccinium bracteatum) tree in Kameyama Park have ripened to a black color. Shashambo is a member of the azalea family and is in the same family as blueberries. Some people call it the ”blueberry of the park”. It is an evergreen tree and can be recognized by the slight protrusion on the main vein on the underside of the leaf and the plum blossom shaped mark on the tip of the fruit. The fruits are still hard and sour, but they may become slightly sweet around the beginning of the year, and wild birds stop by to eat them. I'd like to try to pick up a sweetened one.

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Photo 2021-11-25

2020年2月8日土曜日

シャシャンボと小鳥たち

亀山公園では、高い場所に生えているシャシャンボの実がほとんど食べ尽くされ、小鳥たちは低い位置のシャシャンボを巡回しながら食べています。ヒヨドリとメジロに注目しました。

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公園は紅白の梅の盛りです。


手前はアセビです。

この位置のシャシャンボはまだずっしりと実をつけています。


まずやってきたのはヒヨドリ。当たりを見渡して...

一つ選んで...

くわえます...

ホイッと口の奥へ...

ああおいしい...。

 こちらはメジロ。体が小さいのでシャシャンボ一個でも食べ応えがありそうです。




シャシャンボレストランは品数は少ないですが、小鳥たちにはとても人気です。

2020.02.07.撮影
2020.02.07.記述







2020年1月14日火曜日

亀山公園:樹木の勉強+メジロ付き

少し樹木の名前を覚え始めると、これまでいかに無知であったかを思い知らされます。今日はよい天気だったので再度亀山公園に出かけました。

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早速メジロがお出迎え。

拡大すると、瞳に雲隠れの太陽と嵐山が映っています。

1羽だけでしたが、コナラの木でせっせと虫を探していました。

さて、今日のお勉強です。亀山公園には妙に似通った木が多いことに気づきました。ねじれた木です。ねじれた木の代表格はその名も「ネジキ」。しかし、そのほかにもねじれた木があります。そもそも木というものはねじれたものが多いのですが、それにしても3種ほど目立って似通ったものがあります。

まず一つ目。

そして二つ目

そして三つ目。

さて、正解は...一つ目はアセビ。

二つ目はシャシャンボ。

そして三つ目はネジキです。

調べてみると、花の形も実によく似ています。それもそのはず、この3種はいずれもツツジ科に属する木でした。分類学の分野では、遺伝子解析に基づく分類が全盛になりつつありますが、シロウトの日常的な散策では、形態学的な特徴も種類を知る上ではまだまだ大いに手がかりになります。

2020.01.13.撮影
2020.01.13.記述



2020年1月12日日曜日

この木なんの木?:シャシャンボ

シャシャンボは京都市内では公園樹としてしばしば目にします。ツツジ科スノキ属に属し、ブルーベリーと同じ仲間です。小高木になり、初夏に白い花をつけ、秋に黒い実をつけます。実はアントシアニンが豊富で、生食可、小鳥も大好きな木の実です。

シャシャンボはササンボとも呼ばれ、漢字を当てると小々坊、小々ん坊で、小さい実という意味だそうです(牧野植物図鑑)。確かに実は丸く小さいですが、特に庭のブルーベリーと比較して小さくは感じません。うちのブルーベリーが栄養不足なのかもしれませんが...

嵐山近辺では亀山公園に多数植樹され、今年も枝が真っ黒になるほどたくさんの実をつけています。1月初旬現在では人通りの多いところの実はまだそれほど食べられていませんが、これから食べ物が少なくなると、ヒヨドリやメジロなどの食堂になります。

特にメジロは群れで訪れ、食べ終わると数羽で固まって目白押しをしながらうたた寝をする様子など見られることがあり、ほほえましいです。

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シャシャンボのつぼみです。2019.06.25.

少し開いた花。2019.06.25.

拡大写真です。いかにもブルーベリーにそっくりです。分類学的には少し離れているのですが、ドウダンツツジともよく似ています。アセビとも。そのはず、皆ツツジ科です。2019.06.25.

人通りの少ない場所の実は結構食べられていました。2020.01.06.

実を拡大すると、頂点に5弁の梅型模様が見えます。

さらに拡大。

樹上でくつろぐメジロです。2019.01.14.


シロハラも来ていました。2019.01.14.

これはアオジ。2019.01.14.

ひどい枝かぶりの写真ですが、ヒヨドリです。2019.01.14.

日付のないものは2020.01.06.撮影
2020.01.11.記述





2019年11月13日水曜日

観察記録:嵐山亀山公園:秋景色

雑用が終わった午後、嵐山の亀山公園に出かけました。午前中の快晴が曇ってしまって、ちょっと残念。でも秋景色をたっぷりと楽しみました。

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嵐山の道中、桂川に20羽余りのコサギが群れていました。何に驚いたのか、一斉に飛び立ちました。

足が黄色いことでコサギであることが分かります。

拡大します。

亀山公園は様々な樹木が秋のみのりを迎え、また冬から春への準備をしています。これはシャシャンボの実。熟した実は鳥たちの大好物です。

園内に4本ほどある柿の木の葉が良い具合に紅葉していましたが、残念ながら日差しがないので、今ひとつ明るさに欠けます。



昨年の台風で、風の通り道にあった柿の木は大きな枝が折れ、今年の実りは少ないです。低い位置にあった柿の木は難を逃れて、今年も豊かな実りをもたらしています。誰に?--もちろん鳥たちに。

山芋のムカゴはここでも大豊作のようです。

アセビのつぼみは来年の開花の準備が整っています。

随所にツツジの花(多くはモチツツジ)が咲いていました。今年は特に多いように思います。何が原因でしょうか。10月の暖かさ?


ヒサカキのつぼみも準備OKです。

風の穏やかな木陰では、ワタムシ(北海道では雪虫とも。おそらくはトドノネオオワタムシ)が飛んでいました。アブラムシの一種です。蝋物質の「綿」を腹部につけて飛ぶ様子が、綿の浮遊に似ています。

種拡散のため未知の空へ冒険の旅に出ます

 野鳥はめぼしいものがいませんでしたが、メジロが大勢ねぐら探しをしていたようです。
2019.11.12.撮影
2019.11.12.記述



池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...