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2022年12月15日木曜日

三川合流の昆虫たち:Insects found at the confluence of three rivers

一昨日12月12日の三川合流、堤防の南斜面で昆虫たちが咲いている花に吸蜜していました。コセンダングサなどがまだ花を付けている一方で、セイヨウタンポポやオオイヌノフグリなどが咲いています。キタテハ、キタキチョウなど成虫越冬するチョウたちの他に、冬越しできないベニシジミやウラナミシジミの姿を見ました。また、ナナホシテントウを中心に、テントウムシも多数見かけました。

キタテハは今年とても頻繁に見ることができます。


トホシテントウの幼虫です。幼虫も成虫もウリ科植物の葉などを食べます。この三川合流では、カラスウリの葉を食べているようです。幼虫はこのように棘だらけで、エノキの樹下の落ち葉の中などで越冬します。

ここからはおまけ。マユミの果実です。

こちらはツルウメモドキ。

このマユミは果実がきれいでした。ピンク色の部分は仮種皮で、中から顔を出しているのが種子です。

この日の主役、ゴマダラチョウの幼虫です。

Photos 2022-12-12

2022年12月13日火曜日

ツチイナゴ:Patanga japonica

三川合流を散策しました。枯れ葉の上を歩くと、突然飛び出すものがあります。ツチイナゴです。ツチイナゴは体長5~6cmの大型のバッタで、成虫で越冬します。目から下方にかけて黒い模様があり、涙を流しているようにも見えます。幼虫時代は緑色ですが、成虫になると全身茶色になるのは、冬の間に保護色で身を守るためでしょう。冬の間は狩りをするチョウゲンボウなどに狙われることも多く、無事に生き延びることができますでしょうか。

コントラストの強い日中、枯れ葉の中にいると、見つけるのはきわめて困難です。




Photos 2022-12-12





2022年11月6日日曜日

三川合流秋景色:Autumn scenes at Sansen Goryu Riverbank

久しぶりに三川合流を歩きました。まだ草や木の葉が多く、見通しがきかずに野鳥観察にはイマイチでしたが、野草や樹木などに秋の気配を感じてきました。

今年のヒラタケはどうでしょう?毎年出ている場所ですが、木が穂どんど朽ち果ててしまっています。最後の栄養を吸収して頑張れるか?

マユミが淡紅色に色づいた果実を4裂して、赤い仮種皮を見せ始めています。

クコの実が美しく実っていました。

ツルウメモドキも仮種皮を見せ始めています。

こちらはヌルデの塩吹き。冬を控えた野鳥たちの饗宴の秋です。

Photos 2022-11-05

2022年4月9日土曜日

エノキの開花:Enoki blooms

河川敷に生えているエノキですが、花の季節を迎えています。花と言っても、地味系の目立たない花です。新しく伸びた芽の根元側には雄花が、反対の先端部分には両性花の花がつきます。
Enoki trees are in full bloom. The flowers are modest and inconspicuous. Male flowers are on the root side of newly grown shoot, and bisexual flowers are on the opposite tip.

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Photo 2022-04-08

2021年4月25日日曜日

4月末の三川合流

八幡のあたりに用事があり、出かけたついでに三川合流を少し見てきました。晩春に入りかけて、木々の実りと花、開花の準備を確認しました。

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アブラチャンの若葉です。

これはツルウメモドキの若葉。

雌木で、雌花が咲いていました。雄木は見当たりませんでした。



すべての側芽から芽吹くわけではなく、上向きの側芽からのみ当年枝が発芽するようです。

側芽には結構鋭い刺(芽鱗)が付いていて、他の植物にまとわりつきやすくなっているようです。

マユミがつぼみを付けていました。

側枝です。

エノキです。早々と果実を膨らませています。


センダンです。つぼみが赤いとは知りませんでした。これは背の低い木なので手元で観察できます。


スイカズラです。つぼみが膨らんできています。

2021.04.24.撮影


2021年3月5日金曜日

三川合流春景色

これらの写真を撮ってから10日ほどになるので、春はさらに進んでいると思われますが、記録として残しておきます。2月24日の三川合流の様子です。

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クサノオウの蕾です。春先に黄色い花を咲かせます。


ヒメオドリコソウ。

クサイチゴ。これ一輪が咲いていました。

南向きの斜面ではセイヨウカラシナが早くも咲いていました。

アオキの花芽。

サネカズラの新芽と紅葉です。

これはマユミの新芽。


ムラサキケマン。

オドリコソウ。

2020.02.24.撮影


2020年12月16日水曜日

三川合流キノコ2種

ちょっと確認したいことがあって三川合流まで行ってきました。大急ぎの往復で、用は足せたのですが、観察がほとんどできなくて残念。途中キノコを2種撮影しましたので、そのメモです。

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こちらはヒラタケ。あまり大きくならないうちに持って行かれますが、少し大きくなったものが残っていました。ぷっくりと膨れて実に美味しそうです。

こちらは幼菌。せめて十分に胞子を放ってから取ってほしいものです。この木はかなり朽ち果てましたので、来年はもう生えないかもしれません。

こちらは少し開けたところにあったキノコ。どうもエノキのようですが、どうでしょう。これはエノキの切り株ですので、正真正銘のエノキタケということになりますか...

ここしばらくキノコづいています。

2020.12.14.撮影
2020.12.15.記述



2020年11月29日日曜日

三川合流秋景色(昆虫編)

晩秋になると虫たちの姿もすっかり影を潜めてしまいます。わずかですが、昆虫との出会いもありました。

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林縁の木の葉に蛾が止まっています。美しい蛾です。調べてみると、クロスジオオシロヒメシャクという名前の蛾のようです。

羽の一部にきらきらと輝くラメを入れたような輝く鱗粉があります。

トゲナナフシです。ナナフシの仲間ですが、ナナフシやナナフシもどきよりもずんぐりとした体型をしています。

胸の背側に棘があるのが特徴的です。

枝に戻して目を離し、もう一度探そうと思ってもなかなかわかりません。見事な擬態です。

世界にはまだまだ面白いものがたくさんあります。

2020.11.27.撮影
2020.11.28.記述




京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...