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2022年4月10日日曜日

アケビの花:Akebi (Akebia quinata) flowering

アケビの花が咲く季節になりました。京都は山に囲まれた盆地ですので、アケビの蔓はそれこそいたるところに見られます。人家の庭先や学校の園庭など。そのアケビの花が満開です。花序の先端に比較的大きな花がつき、バナナ様の雌しべが見えるようならば、それは雌花。その上にある少し小さめの花が雄花です。雄花には6本の雄しべがあり、雌花の雌しべも通常6本です。花弁はなく、花びらに見えるものは萼片。白みがかった色から濃い紫まで、様々です。3枚ついています。条件がよければ、都会の真ん中でアケビが実ることもあります。

Akebi vines are blooming. In the midst of this large city, akebi vines flourish. If you are careful and lucky, you may find the fruit in autumn.

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Photos 2022-04-08


2021年12月22日水曜日

アケビの葉痕と冬芽:Five-leaf chocolate vine (Akebia quinata): Leaf marks and winter buds

アケビの葉痕を観察しました。アケビは冬の間緑の葉を付けている場合もあり、この時期では葉を散らして葉痕が観察できる蔓は少ないです。葉痕はつぶれた半円形で、維管束部分が飛び出ています。落葉から時間が経つと黒く変色するようです。

We observed the leaf traces of the Akebi. The vine may have green leaves during the winter, and at this time of the year, there are few vines with scattered leaves on which we can observe leaf traces. The leaf traces are crushed semicircular, with the vascular bundles sticking out. The surface seem to turn black after a long time of defoliation.

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Photos 2021-12-20


2021年4月11日日曜日

アケビ2点

今年は春の訪れが早く、アケビの花を十分に見ないうちに花の季節が終わろうとしています。松尾橋付近で遅咲きのアケビの花を探してみました。

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高い梢に咲いていた名残のアケビです。

高い枝先の花です。よく見ると左横に何かが枝に引っかかっています。


アケビコンボウハバチの幼虫です。葉から落ちて枝に止まっているようです。ハバチは蜂の仲間の中でも原始的な種で、幼虫はイモムシの形をしており、木の葉などを食べて育ちます。ツツジを食害するルリチュウレンジなど一部のハバチは「害虫」とみなされますが、それ以外はいたって平和な生活を送る蜂の一種です。クルミマルハバチキイロハバチ、については、それぞれのエントリーを参照してください。

亀山公園ではミツバアケビの花が満開でした。地味系ですが、渋い色は通人好みでしょうね。


2021.04.09.撮影

2020年3月24日火曜日

アケビの花が咲きました

先日三川合流に出かけた際にアケビの開花を見て、季節の移ろいに驚きましたが、今日は桂川沿いでもアケビの花を確認しました。多くはまだ新芽と同時に出る蕾の状態ですが、成長が早い枝ではすでに開花しています。アケビは実がおいしいので野鳥によって種が運ばれ、あちこちで蔓の生長を見ます。

子供の頃秋の山に入って、パカッと口を開けたアケビを探してよく食べました。栽培された果物とは異なり、甘いと言ってもほどほどで、若干渋みがありますし、何よりも種が多くて食べる部分が少ない。口の中に種をたくさん入れて、舌と歯で種から甘い部分をこそぎ落としながら、一粒一粒食べては種をプッと飛ばしていました。口の中が空っぽになるにはずいぶん時間がかかりましたが、美味しいものを大切に食べる訓練にはなったかもしれません。

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柔らかな春の夕日が透き通った新芽の葉を照らします。



枝に近い花が雌花で、先端部分の花が雄花です。通常花序に雌花は少なく、たくさんの雄花がつきます。

2020.03.24.撮影
2020.03.24.記述




京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...