ラベル ペンタス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ペンタス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年11月6日土曜日

11月のナミアゲハ

11月に入って朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。その中でナミアゲハがベランダのペンタスに吸蜜に来ています。早朝はさすがに体が動かないのでしょうか。昼前に現れて花から花へ飛び移って吸蜜しています。実はこのペンタスは、チョウを呼び寄せるために植えてあります。横合いの百日草もまたしかり。百日草は口吻の短いシジミチョウなどが、ペンタスは口吻の長い大型のチョウが吸蜜できるようにと植えました。この季節、野草の花がどんどん少なくなる中、遅く羽化したチョウたちが暖かい日中にまだ飛び回り、なかには食樹に産卵するものもあります。一昨年はレモンの木からナミアゲハの幼虫を、暮れのクリスマスに救出しました。小さなベランダですが、チョウが訪れる花を植えることで、チョウにも住人にも優しい時間が過ぎていきます。

It's November and the mornings and evenings are getting colder. In the midst of all this, a swallowtail came to the balcony to suck nectar from the pentas flowers. It visits us around noon when it gets warm. I deliberately planted pentas to attract butterflies. The same is true for the zinnia flower beside it. The zinnia was for the butterflies with short proboscises, while the pentas was for butterflies with long proboscises. At this time of year, as the wildflowers are dwindling, the late hatchlings are still flying around during the warm days, some of them lay eggs on the food trees. The year before last, we rescued a larva of a swallowtail butterfly from a lemon tree at the end of Christmas. Although this is a small balcony, by planting flowers that butterflies like to visit, there is a small biological haven kind to both the butterflies and sweet for the residents.
*****


Photo 2021-11-02

2019年11月6日水曜日

観察記録:小さな庭で:秋の終わりの虫たちのために

自宅の小さな庭に蝶や昆虫たちを呼び込もうと、食草・食樹や蜜源植物を植えています。今年はウマノスズクサがよく成長して、多くのジャコウアゲハを羽化させることができました。柑橘類もナミアゲハがよく産卵していました。どうしようもない雑草のカタバミも、シジミチョウには大切な蜜源と食草です。

秋も終わりに近づいて、咲く花も少なくなりましたが、よく晴れた日で気温の上がる日中には、昆虫たちが吸蜜に訪れます。冬を越せない昆虫たちには、もう少しの命の糧を、冬越しする者達には、冬を堪え忍ぶ糧を与えてやりたいと思います。

*****

ランタナは今年初めて植えました。秋遅くまで花をつけ、蜜源となってくれます。ツマグロヒョウモンやオオスカシバ、ホシホウジャクなどが吸蜜していました。

千日紅です。名前に恥じず、今の時期まで鮮やかな色を保ってくれます。これはシジミチョウのお気に入り。

ペンタスです。これもチョウたちの蜜源として大事な花でした。これは耐寒性がないので、鉢植えにして室内に入れるかどうか思案中。

これもペンタス。秋が深まると、深紅の花の色にも深みが出るようで、きれいです。

こちらはカタバミ。花壇の強雑草ですが、シジミチョウにとってはとても大切な植物です。

カタバミの写真を撮っていたらイヌノフグリの芽生えに気づきました。なぜかこの庭には在来種のイヌノフグリが生えています。京都府のレッドデータブック2015では絶滅危惧種。京都中を探し回っても見つからず、結局自分の庭に生えているのに気づきました。

ムラサキカタバミ。これも遅くまで花を咲かせます。

フジバカマです。二株あって、今も咲いているこの種はどうも園芸種らしいのですが、晩生で遅くまで咲くので、今の時期には貴重な蜜源です。しかし、花期が遅いので、アサギマダラの訪問には間に合いません。フジバカマはもう一株、在来種があって、そちらの方が早く咲いて、アサギマダラに間に合います。

これは晩生の方。コアオハナムグリが花粉と蜜を求めていました。

 こちらはツマグロキンバエ。光の干渉作用によるのでしょうか、よく見ると複眼が不思議に縞模様になっているのは、この種の特徴らしいです。


2019.11.04.撮影
2019.11.04.記述





京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...