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2021年4月7日水曜日

ヤマアイ雌花

先だってヤマアイについて、雄花ばかりと書きました。昨日同じ近所の生息地に行ってみたところ、数は少ないですが雌株もあって、雌花を確認できました。

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これが雌花。柱頭が2裂しています。

子房がかなり膨れてしまっていますが、上部に2裂しているのが、柱頭。下に見える突起が棒状体と呼ばれる腺体です。

こちらのものでは棒状体がはっきりしません。

これが雄花です。

2021.04.03.撮影


2021年3月14日日曜日

ヤマアイ

先般ポストした写真の1つヤマアイについての落ち穂拾いです。

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先般ポストしたヤマアイの写真は雄株であることがわかりました。ヤマアイは雌雄異株であることを知りませんでした。ネット上でいろいろと調べてみると、万葉の時代には染料としての用途があったらしいのですが、タデアイと異なりインディゴの成分を含まないために、青色が定着せず、焙煎の方法が失われてからは長い間染めの材料としては使われなかったようです。

ところが、和歌山県在住の染色作家・辻村喜一氏が、銅による媒染で色を定着することを発見し、それを書籍に記述されているそうです。昭和51年のことだそうです。辻村氏の書籍を参照したいと思うのですが、近隣の図書館にはありませんので、今後の課題とさせていただきます。

京都の近郊にもたくさん生えていますので、方法がわかれば一度試して見たいですね。


拡大してみても、一面雄花のようですが...

2021.03.11.撮影

2020年2月25日火曜日

松尾谷へ:冬芽の勉強

朝から良い天気で、しばらく行っていない松尾谷に出かけました。主目的は冬芽の勉強ですが、植物園と異なり、名前のタグがついていないので、なかなか難しいところがあります。

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山道の入り口付近に生えていたアラカシです。日当たりが良いので、勢いがあります。

どうもエノキタケのようです。

これはソヨゴ?

カヤでしょうか?

これはコクサギ。わかってうれしい。




道脇に怪しげな物体が...

注意深く見ると、どうもマムシグサの果実のお疲れさん形のようです。それにしてもグロい。

入り口付近にあった樹木ですが、余りに高木で枝から同定できません。樹皮の様子から、おそらくムクノキだろうと推測。

ヤマアイの花が早くも咲いていました。




こちらはヌルデ。


オオイヌノフグリ。

オランダミミナグサです。

こちらはウシハコベ。

オランダミミナグサの拡大です。華中が5裂し、雄しべは10本あります。

軸には軟毛が。

こちらはハコベ。花柱は3裂。雄しべの数はⅠから6本とされます。花柱が5裂するのはウシハコベ。




こちらはタネツケバナ。

どうもミチタネツケバナのようです。1990年代に侵入してきた外来種。

ヤエムグラ。成長開始です。

道脇の蜘蛛の巣と枯れ葉の塊の中は、昆虫たちにとって格好の冬宿。ツヤアオカメムシのようです。5匹ほどが連れもって冬眠中。


谷筋はまだ肌寒いですが、春の息吹が感じられました。

2020.02.24.撮影
2020..02.24.記述


池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...