26日の午後、近くの桜並木でキレンジャクの群れに遭遇しました。群れは6羽。しばらく様子を見て、川下に飛び去りました。
昨年は桜の木にタマカタカイガラムシという濃い蜜を出すカイガラムシが大発生して、それを目当てに桜の花の散り終わる頃まで河川敷の桜並木にキレンジャクやヒレンジャクが多数逗留していました。しかし今年はカイガラムシの姿が全く見えず、レンジャク類の訪問は期待できないかもしれません。
レンジャク類は例年ピラカンサの実やトウネズミモチの実、ヤドリギの実が熟する頃に訪れます。今年カイガラムシが見込めないとなると、例年通りの時期と場所でしか出会えないことになるでしょう。
キレンジャクは学名をBombycilla garrulusと言います。属名のBombycillaはギリシャ語のbombuxから来ており、「絹」を意味します。cillaはラテン語の「尾」ですので、「絹の尾」を持つ鳥。小種名のgarrulusは「騒々しい、おしゃべりの」という意味になります。たしかにレンジャク類のつややかな羽毛は絹の感触を予感させます。
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写真に写っているのは5羽ですが、全部で6羽いました。
2021.01.26.撮影
2021.06.27.記述