ラベル セミ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル セミ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年7月15日金曜日

敷地内の蝉の羽化:Cicadas hatching on the premises

敷地内の蝉の羽化を(できるだけ)毎晩散歩がてらに観察しています。今年はニイニイゼミの初鳴きが早かったのですが、アブラゼミは数が少ないのか、声は時々聞きますが、姿を見たことはありません。7月に入ってからクマゼミの声も聞くようにはなりましたが、羽化の様子を確認できたことはまだありません。今日は散歩時にクマゼミの幼虫がムクノキを登って行く様子を、ようやく確認できました。

2日前に確認したニイニイゼミの羽化です。午後10時半ですが、すでに飛び立つ準備ができています。経験上ですが、ニイニイゼミの羽化は夕方に限らないようで、少し早め遅め、早朝、午前中などもあるようです。大多数は夕刻から夜半にかけてですが。

本日9時半にムクノキを登攀するクマゼミの幼虫です。今年初めて見ました。

Photos 2022-07-12 and 14


2019年7月29日月曜日

蝉の羽化(その2)

今日もたくさんの蝉が羽化していました。今羽化しているのは、数から言えば、圧倒的にクマゼミです。京都では、クマゼミは40年ほど前までは数が少ない蝉で、透明な羽根に黒い大きな体、疎水端などで子どもたちがこれを捕ると、大いばりでした。

現在はこの蝉が町中まで進出し、夏の都会の景色となっています。晴れた日の午前中京都御所を訪ねると、高い梢からスコールのように降り注ぐクマゼミの鳴き声に圧倒されます。また、以前車で木屋町を通ったときに、高瀬川沿いのまだ植樹されたばかりの桜の木にクマゼミが鈴なりになっていたのに驚きました。車から手を伸ばせば届くような距離でした。灼熱の車道脇で、車や人が頻繁に行き交う環境の中にもかかわらず、オスゼミは「シャン、シャン、シャン、シャン」と大声で鳴き、メスゼミににじり寄って求愛する姿に、この昆虫のたくましさが印象的でした。

クマゼミは熱帯性の蝉ですので、これが優勢になるということは、地球温暖化が確実に進んでいることの証左であるとの主張もあります。日本の他の年の夏の蝉模様はどのようなものなのでしょうか。

アブラゼミです。左のオスが鳴きながら右のメスに、じわじわとにじり寄り求愛していましたが、この直後、メスが逃げ、見事にふられました。

ふられた後も、未練がましく鳴き続けるオスです。

こちらはクマゼミ。

左がメス、右がオスのようです。メスはおなかが大きく末端がとがっており、オスの胸部には鳴き声を拡大する共鳴板があり、拡声装置としてのおなかの中はほぼ空洞です。鳴き声は暑苦しいのですが、羽の透明感は涼しげです。

しかし、夏らしいのはやはりアブラゼミです。ジリジリジリジリとなく声が夏の暑さのジリジリ感と呼応しています。

夜にはまた多くの蝉が羽化する姿が見られました。これはクマゼミの羽化です。こうして体を半分抜いて逆さになり、約15分。この間に体や爪が固まり、殻につかまる力を持ちます。

今日一番美しかった羽化直後の成虫です。カイヅカイブキの奥でひっそりと羽化していました。暗闇に映える羽が実に美しいです。

拡大します。
2019.07.28.撮影
2019.07.28.記述


2019年7月28日日曜日

蝉の羽化

蝉の羽化が楽しめる季節になりました。敷地内には樹齢40年ほどのムクの木が3本あり、この場所が蝉たちがもっとも多く羽化する場所になっています。最近ニイニイゼミの羽化が少なくなりましたが、クマゼミは毎年数多く羽化しています。

午後の8時頃から10時頃まで夜の散策のついでに観察すると、この場所だけで一晩に多いときで8匹ほどの羽化を観察することができます。蝉の種類にもよりますが、6~7年地下で過ごした蝉が、一晩のうちに地上に現れ、ほんの1時間ほどの間に空を自由に飛べる姿に変身します。いつ見ても不思議で感動を覚えます。

特に羽化したての蝉は、体色が白く、羽が白か透明で、光を当てると七色に輝き、妖精のように美しいと思います。


クマゼミ(♀)です。殻から体を引き抜き、足で殻に止まり、羽を伸ばし始めたところです。

伸びる羽が光の中で紫がかった虹色に光ります。この時だけの現象です。

 近くのサンショの木ではアブラゼミが羽化していました。すでにたたんだ羽が黒く色づき始めています。

今夜羽化する幼虫が次々と木を登っていきます。
2019.07.27.撮影
2019.07.27.記述






池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...