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2021年11月28日日曜日

エノキの実

公園や道路脇の榎が葉を散らしています。エノキの黄葉は黄色。場所によっては銀杏と見まごうほどの鮮やかな黄色を見せます。まだ実が付いている枝もかなりあり、これからの季節野鳥たちの大切な食料源となります。野鳥ばかりでなく、チョウたちも、テングチョウ、オオムラサキ、ゴマダラチョウなど、榎の葉を食樹としているものが多く、その他の虫たちも榎に依存するものは数多あり、樹木の中でももっとも気前よくその身を捧げてくれる樹木だと思います。私の出身大学にも榎の大木があり、大切にされてきました。京都市内にも古来から歴史を見つめ続けてきた榎が数多くあります。

Enoki trees in parks and by roadsides are shedding their leaves. The falling leaves of the enoki trees are yellowish in color. In some places, the color is so bright that it can be mistaken for gingko leaves. Most of the branches are with fruits on them, which will be an important source of food for wild birds in the coming season. Not only wild birds, but also many butterflies, such as the Tenguchou (Libythea celtis), Oomurasaki (Sasakia charonda), and Gomadarachou (Hestina persimilis japonica) butterflies, depend on the leaves of the enoki tree as their food source. Many other insects also depend on this tree, making it the most generous of all trees. The university where I graduated from also has a large enoki tree that has been carefully cared for. There are also many enoki trees in Kyoto City that have been witnessing the long and turbulent history of this town.

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Photo 2011-11-25


2021年4月15日木曜日

ケヤキの花

今年は木本の花、それも地味系の花を観察しようと思っているのですが、花の咲く位置が高くて、なかなか撮影できないことが多いです。そんな中でケヤキの花の撮影をすることができました。

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ケヤキの種子は、葉の付いた枝ごと木から離れる「着果短枝」に結実することで知られていますが、その着果短枝の観察です。着果短枝がフル開花しています。





一本の枝を拡大してみます。

上部(枝の付け根)にあるのが雄花です。

そして枝の先端付近に緑に見えるのが雌花。2本に分かれた柱頭が見えます。

再び着果短枝。


雄花を拡大したところです。当年枝の付け根に雄花が集中しています。



当年枝の先端付近には雌花が2個から4個程度。

先端から少し離れたところの花は雄しべも供えた両性花のようです。

柱頭の形はアキニレなどとよく似ています。



2021.04.11.撮影

2020年4月4日土曜日

キレンジャクなど

3日連続でキレンジャクを見に行きました。自転車で片道20分余り。結構良い運動になります。昨日と比べると群れは約半分の大きさになり、一昨日と比べると4分の1程度になりました。食べ物はふんだんにあるのですが、さすがにこの季節になると北帰行に入らねばなりません。

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桜の中のキレンジャク。今年は堪能させてもらいました。学名は Bombycilla garrulus で、「絹の尾を持つおしゃべり鳥」というような意味です。種名の garrulus は今の英語にも garrulous という語があります。ラテン語の garrulus はおしゃべり好きのという意味。実際に鳴き声を聞いてみると「ヒリリリ...」というようなさえずりで、決して大声でのおしゃべりはありません。繁殖期にはまた違った鳴き方をするのでしょうか。



今日もヒヨドリがお邪魔虫でした。くちばしは蜜を吸うのに格好です。

対岸では大きなコイを捕らえたミサゴが食事をはじめていました。まだ生きているコイを頭からむしり取って食べています。残酷ですが、自然の摂理、命の交換です。

平和な植物に移ります。これはエノキの新芽。雄花と雌花のつぼみを含んでいます。

セイヨウカラシナ。対岸は桂離宮。

ハゼノキの芽吹き。

ご存じ、ジャケツイバラの実と種子。まだ地上に落ちません。

バンザイポースが大きくなったアカメガシワ。

葉痕に亀裂が入って膨れてきたセンダンの木。

これはやっと見つけたヤマモモの雌花。昨年は大豊作。今年は裏年のようです。大きな木でもなかなか雌花は見つかりません。

オニグルミの新芽も展開してきました。

2020.04.03.撮影
2020.04.03.記述



2020年1月19日日曜日

有栖川に沿って:冬芽と樹木の勉強

今日はぐずぐずと時雨れた一日でした。午前中の用事を済ませて昼食後有栖川沿いの樹木を観察に出かけました。そのメモ書きです。

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川沿いに生えていたオオイタビが伐採されたと聞きました。オオイタビは南方系のイチジクの仲間。つる性の植物です。京都では余り見ないので、時々観察に行っていました。

現場に着くと、元気に茂っていた株がなんとも無残な姿に。何でも近所の方が、「うっとうしいから伐ってくれ」と、たまたま府道の整備に来ていた業者に言ったそうで、それを受けて、業者がばっさり。

昨年は府の土木事務所が、伏見区の運河沿いに生えていた絶滅危惧種のヤドリギを、これも近隣住民の「うっとうしい」という理由でばっさり。ニュースになりました。知識のなさか、配慮のなさか、愚かしく、情けないことです。

残っていた葉と果実の写真です。

無残な姿の切り株です。しかし、株がしっかり残っているのと、伐採時期が冬ですので、おそらく春には元気に芽吹いてくれると思います。

拾って来た果実を割ってみました。雌株に実った果実のようですが、中はがらんどうで、受粉していないようです。雌雄異株の植物ですので、雄株がないか、気候的に受粉しても結実しないのか。結実すれば直径5センチほどの大きな丸い果実になるようです。食べられるそうです。どんな味がするのでしょうか。

近くの公園ではマサキの実が熟していました。


クスノキです。今回は迷いません。

三行脈もきれいに出ています。

シラカシのようです。ここにもありました。アラカシに比べて葉が細く、繊細で上品な感じがします。

冬芽の拡大です。

近くに植えてあるのは、ヤマモモのようです。雄木です。

落下する果実や、果実を求めて飛来する野鳥を嫌って、大きな実を大量にならす樹木では、実のならない雄木を好んで植える事があります。イチョウなどはその代表格。一方でキンモクセイも日本にあるものが雄木ばかりなのは、雌雄異株の植物の雄木が、花を多くつけることから、花の多い雄木が好まれるようです。植物の世界ではsexistが多くても、文句を言う樹木はありません。

公園から出て川沿いに歩き始めると、とたんに樹木がわからなくなります。とにかく手当たり次第に植えたこと、野鳥が運んだ種が芽生えた木々が多いこと、などなどから。

これはなんだろう、と頭をひねっていると...

枝に白い実。ナンキンハゼでした。

これが枝の様子。この時期、落ち葉も結構朽ちてきていて、手がかりが少ないです。

となりの桜の木にセンニンソウの蔓がからまり、種が残っていました。今年は河川敷には少なかったのですが、町中に大きな株があるとは、意外です。

桜の花芽と葉芽です。なんの桜かはよくわかりません。ソメイヨシノとしておけば、ほぼ7~8割当たりでしょうか。


対岸にビワが咲いていました。この花は今が花期。地味系の花ですので、ついつい気づかないうちに花が終わってしまいます。

つぼみがまだあるので、咲いたばかりかと思いますが、それにつけても、地味ですね。ムシも来ないのに、冬に花を咲かせるメリットはどこにあるのでしょうか。

植物を折り取るのは好きではないのですが、いくつかの樹木が何の木かよくわからなかったので、短い枝を手折ってきたものが3種あります。冬芽の図鑑の写真と比較してみました。

これはエノキのようです。

これはムク。

 鋭い爪のような冬芽が特徴です。
 

これはトウカエデのようです。人が近づけない場所で、木肌が街路樹のものとは異なり、推測はしましたが、確信は持てませんでした。

手がかりが少ない植物の名前を探るのは、なけなしの知識を試され、五感を駆使する"pure detective work"と言えますので、結構面白いです。

2020.01.18.撮影
2020.01.18.記述


雨後の野草花壇

今年の梅雨は本格的な雨の日が多いです。イネの生育には梅雨の雨が必要と昔から言われていますが、昨今の温暖化の影響で降水量が半端ない現状では、天気予報が気になるところです。 さて、雨上がりの野草花壇に虫探しに出かけました。 ヤマトシリアゲです。この時期にまだ生きていました。黒い春型で...