先般アジサシの来訪を紹介しましたが、何を食べていたのかについて考えてみました。特にカワゲラの類の可能性についてです。その後河川敷などを調べてみると、大型のカワゲラとしてはフタツメカワゲラが非常に多く、オオヤマカワゲラもしばしば見かけます。
*****
以下の写真ですが、かなり大型の虫です。最初トンボかと思いましたが、羽根が黒いようです。
これがオオヤマカワゲラ。頭から羽根の先まで約4~4.5 cmあります。おそらくこの付近では最大のカワゲラでしょう。
これはフタツメカワゲラ。体長は約3 cm。羽根が半透明で茶色っぽい色をしています。
オオヤマカワゲラほど羽の色の濃い大型の昆虫で、今の時期高空を飛翔できるものはなさそうなので、おそらくアジサシが補食していたのはオオヤマカワゲラかと思います。
一方でカゲロウの方は、この大きさですと、おそらくモンカゲロウでしょう。羽根の形や体との割合からして、亜成虫が飛翔しているところではないかと思います。
これがモンカゲロウの亜成虫。昨年は爆発的とまでは言いませんが、とても多かった。今年は例年より少なめだと思います。
こちらがモンカゲロウの成虫。一回り大きくなり、かつ羽がさらに伸びて、いかにも飛翔力がありそうです。
これ以上詳しい情報は得られませんので、何を食べているのかについては、あくまでも推測の域を出ません。それにしても、アジサシは優雅な飛翔を魅せてくれました。
2020.05.04. & 2020.05.07.撮影
2020.05.11.記述