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2022年6月20日月曜日

桜の木の上で:Under a cherry tree

自宅横の桜の木を観察してみました。樹齢40年近くの染井吉野です。毎年モンクロシャチホコが大量発生して夏に消毒されるのですが、3年ほど前の台風以来、モンクロシャチホコの姿がすっかり見えなくなりました。

ウスキクロテンヒメシャクか、その仲間でしょう。


こちらはキイロテントウ。昨年からいつも1匹ここにいます。同じ個体ではないと思いますが。



これはコスカシバ。大量発生して果樹を傷めるとか。ネットで調べると、駆除の話ばかり。明らかにフタオビドロバチに擬態しています。


う~む、これは名前がわからない。蛾の幼虫のようですが、よく見るとハバチの幼虫の特徴を持っています。


Photos 2022-06-18

2019年8月3日土曜日

散歩の途中に

日中が余りにも暑いので、夕方5時頃から散歩に出かけました目についたものを以下に。

 先般紹介したキイロテントウです。先般のものと同一個体かどうかは分かりません。胸の一部が透明なクチクラ質の甲に覆われているようです。よく見えませんが、背中の甲の部分もそうかもしれません。

 ジュズダマが花を咲かせていました。穂の上部から下へ向かって開花していきます。

「数珠」になる部分は、総苞葉が変化したもの(苞葉鞘)で、その中に雌小穂、それを貫いて雄小穂群が伸びています。写真では雌花の柱頭が顔を出していますが、半分枯れています。

別な雌花の柱頭です、端が枯れ始めています。雌小穂は3つありますが、2つは不稔で1つのみが柱頭を伸ばします。

手前に伸びてきているのは雄花穂で、総苞葉の苞葉鞘を貫いて生えてきています。柱頭が枯れてから雄花が開花します。雌性先熟の植物です。

少し引いてみると、苞葉鞘を貫いて生えている雄花穂の様子がよく分かります。

雄花穂は単独でも生えてきます。そのような雄花穂の方が開花が早いようです。

右手前が単独で伸び、開花した雄花穂。後方中央は柱頭が枯れた雌花穂と、まだ開花していない雄花穂。

雄花穂単独の方が開花しています。

これもそうです。

さて、上に目をやるとオニグルミがほぼ実っていました。あと1ヶ月ほどで自然落下するでしょう。

今年も良い実りです。

オニグルミの枝に毛虫が集団で巣をかけています。トサカフトメイガの幼虫です。先日紹介した狩りバチたちがこれらを狩って生態系のバランスを保ってくれているわけです。

数十匹いる虫たちが一斉にそろって身を震わせるのに驚きました。フラッシュのようです。どのようにしてシンクロするのかはよく分かりません。1匹が発する警戒震動を増幅させているようです。

先般草刈りされたアカネはまだ咲きません。

こちらも。

河原では1月以来観察を続けてきたジャケツイバラの実が熟して鞘がはじけていました。

側面にまで切れ込みがあるのが特徴です。この後、鞘は開口部を上にして徐々に開いていきます。種をこぼれやすくする工夫でしょうか。

勢いの良い枝からは脇芽が顔を出しています。この、ド、シ、ラ、ソのような脇芽の生え方がジャケツイバラの特徴です。

それにしても鋭い刺です。

最先端の葉柄(葉は虫害(?)でなくなっていました)に至るまで、徹頭徹尾武装しています。いったん絡みつかれて身を引こうとするとさらに食い込むので、むしろさらに近づいて刺を外して、そっと刺を避けてから身を引くようにしないといけません。

これらの鞘を入手するのにもかなり苦労しました。
2019.08.01.撮影
2019.08.01.記述




2019年7月25日木曜日

キイロテントウ

敷地内の桜の木の下を通りかかると、上からぽとんと何か黄色いものが落ちてきました。よく見るとキイロテントウです。体長は4ミリほどのちいさなテントウムシです。木の葉についたカビなどの菌類を食べます。うどんこ病の菌なども食べてくれるので、益虫と言えるでしょう。鮮やかな黄色の地の胸に黒い斑点が2つ。目も黒くて可愛いです。

草の葉の上から飛び立とうとするのですが、長雨で羽が湿っているのか、なかなか飛び立てません。

拡大すると、眼がくりくりしていて、とても可愛いです。


首をすくめると胸の模様も目に見えます。


拡大してよく見ると、胸部を透明な殻が覆っているのに気づきます。ジンガサハムシなど、小さな甲虫類では透明な殻を時々見かけます。


さらに拡大します。


桜の木に戻してやると、葉裏でじっとおとなしくしていました。
2019.07.22.撮影
2019.07.22.記述



池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...