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2022年4月19日火曜日

小さな庭で-ハナミズキとブルーベリー:Blooming of a dogwood and a blueberry tree

  自宅の小さな庭では、先日カリンの花が咲きました。薄い花びらにピンク色の差した花は春先の梢を飾る花としてとても可愛らしいです。それに続いてハナミズキとブルーベリーも花を付けています。ブルーベリーはツツジ科スノキ属の灌木で、スノキ属には、シャシャンボ、ウスノキ、ナツハゼなど、食べて美味しい実をならす木々があります。花の形も釣り鐘形が多くて、類似点が多いです。ハナミズキは今年花を多数付けて美しく咲きました。花びらのように見えるのは総苞片。実際の花は中央にあり、20個ほどの小さな花の集まりです。昔初めて留学した際、語学研修を行ったジョージア州の小さな大学のキャンパスに並木として植栽してあったのをよく覚えています。ハナミズキというみずみずしく繊細な響きを持った和名に対して、American dogwoodという散文的な名前の対比が印象的でした。

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Photos 2022-04-18

2021年10月12日火曜日

ハナミズキの紅葉

かつての同僚でバージニア州立大学に留学していた方に、ハナミズキの紅葉のことを話す機会がありました。ハナミズキはバージニア州の州花です。留学時代からよく知った花ということでしたが、彼女はハナミズキが紅葉することに驚いていました。ハナミズキは、春に咲く大輪の花もそうですが、秋に実る赤くつややかな実と、鮮やかな紅葉で印象的です。おそらく彼女が過ごしたバージニア州は、秋の紅葉が楽しめるほど秋の冷え込みがきつくはなかったのでしょうか。毎年紅葉の写真を送らねば、と思っているうちに、30年あまりが経ってしまいました。このブログを見てくれると良いのですが。

先般訪れた宝ヶ池の花水木の紅葉です。

I once talked to a colleague of mine who studied at University of Virginia about the red leaves of the dogwood tree. Dogwood is the state flower of Virginia. She was surprised to learn that dogwood trees turn red in autumn. The dogwood tree is charming not only for its large flowers in the spring, but also for its glossy red berries and its bright red leaves in the fall. Perhaps Virginia, being a southern state, was not cold enough in the fall to enjoy the autumn colors. It's been way over a decade since I decided to send her a photo of red dogwood leaves. I hope she is reading this blog.

This is a photo in Takaragaike Park, Kyoto, which I visited recently.

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Photo 2021-10-11

2020年4月19日日曜日

花水木:日本と米国をつなぐ花

敷地のハナミズキの開花が始まりました。開花といっても正式には総苞の開花です。コロナの緊急事態宣言で行動の自粛が求められている中で、豪勢な赤花の開花には心が弾みます。

ところで、ハナミズキには先日書いたことのほかにもう一つの側面があります。

ハナミズキは米国では日本のサクラのように開花前線が話題になる木で、バージニアとノースカロライナ州の州花、バージニアとミズリー州の州木となっています。日本との縁もある花で、1912年に当時の東京市長尾崎行雄が、米国大統領タフトに贈ったサクラの木の返礼として、1815年に米国から花水木の木がを60本贈られたそうです。ワシントンD.C.へのサクラは生き残って、ポトマックの河畔を飾り、現在もその子孫が愛でられていますが、米国からの花水木はその多くが戦時中に敵性樹木として切り倒されたり、焼けたりして、行方がわからなくなり、現在生き残っているのは東京都世田谷区深沢の都立園芸高校の1本だけだそうです。

花水木はその後、2000年にタフト大統領の孫にあたるタフト・オハイオ州知事から「第2世代」のハナミズキ150本が寄贈され、さらに、1915年から100年後に当たる2015年には、花水木贈呈100周年記念として「ハナミズキ百年祭」が行われました。このときの米国大統領はバラク・オバマ、駐日大使はジョン・F・ケネディ大統領の娘キャロライン・ケネディで、都立園芸高校ではケネディ大使が臨席して、

花水木はこのように、日本と米国を結ぶ縁の深い花としても知られています。

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双方の中に蕾が見えます。これは本当の花ですが、まだしばらくは咲きません。

そのほかにはオオカナメモチが開花寸前です。


久留米ツツジも今年は期待できそうです。


2020.04.16.撮影
2020.04.08.記述



2020年4月13日月曜日

近所の草花

昼間に根を詰めた仕事があり、夕方になってやっと散歩の時間がとれました。しばらく歩いていなかった堤防道路を散策しました。

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ヒメコウゾの花が咲いていました。雌雄異株で、この木は雌木、花は雌花です。この付近では雄木雄花は見たことがありません。和紙の原料であるコウゾは、このヒメコウゾとカジノキの雑種とされます。実は桑に似ていますが、小さくオレンジ色、食べることができます。






ムクノキの芽です。黒く見えるのはアブラムシ。この時期新芽の写真を撮り、跡で見返すと、いろいろな虫や虫の活動の痕跡を見ることができます。

拡大します。

これはヤマグワの雌木の雌花。よく見ると...

 蛾の卵でしょうか、黄色く見えるものは卵塊です。

これは蕾。

トウカエデの花です。

こちらはウバメガシの新芽。


シラカシの新芽です。


ハナミズキの花芽。膨らんできました。

こちらは葉芽。

ハナミズキの花は、花びらに見えるものは実は花を守る総苞で、中の小さな花が花の本体です。

この花の中にも小さな生き物がいました。

これです。

トウカエデの花です。数十年家の傍に生えていましたが、今年はじめて観察しました。


サンシュユの花の跡です。これから実が大きくなるでしょう。

こちらはオオカナメモチの花。開花直前です。

2020.04.09.撮影
2020.04.11.記述




2020年3月26日木曜日

花水木:思い出すこと

小椋佳に「くぐりぬけた花水木」という歌があります。1975年に布施明がリリースした「シクラメンのかほりから」というアルバムの一曲で知られています。聞くところによれば、小椋佳がアメリカ留学中に作った曲だとか。小椋佳はノースウエスタン大学に留学し、メリルリンチにもしばらく派遣されていましたので、小椋佳が実際に花水木を見てこの曲を作ったのであれば、それはこの米国の花水木、Cornus florida 英語名American dogwoodであったろうと推測できます。

私がはじめて米国に留学したのが1977年。その前年の10月に小椋佳はNHKホールで初コンサートを行い、その模様がNHK特集で放映されました。曲と詩の素晴らしさもさることながら、東大法学部卒で一流銀行のサラリーマンという異色の歌手、メディアに素顔を伏せていた、ということで、大変なブームになりました。私も出発前には小椋佳の曲にどっぷりつかっていました。

最初に滞在したのがジョージア州。小さな大学で英語の仕上げをしたのですが、キャンパスには花水木の木が街路樹として整然と植わっており、その名前がDogwoodと知って、日本語の美しい響きのある名前との差に驚いたことを覚えています。残念ながら花期を過ぎていたので、その年に花を見ることはできませんでした。

その後米国北部の大学で1年半勉強し、カセットテープに録音して持参した小椋佳の曲は、ずいぶんと心を休めてくれました。

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その花水木の芽が膨らんできました。これは花芽。 

そしてこれが葉芽。

ヤマボウシの仲間で、夏は葉がよく茂って木陰を作り、
秋には紅葉が美しく、冬には赤い実がつややかに輝きます。

2020.03.24.撮影
2020.03.25.記述


2018年3月6日火曜日

イヌノフグリの生長

昨日の雨で空気がすっきりと洗い流されて、今日は気持ちのいい晴天となりました。気温は低め。庭のイヌノフグリを確認しました。よく見ると昨年よりも生えている面積が拡大しているようです。ここしばらくは、イヌノフグリ・リッチな生活になりそう...

それにしても花は小さく目立たない。直径は5ミリほどだろうか。

フグリもすでにできている。ということは、
やはり1ヶ月ほど前には花を咲かせたのではないだろうか。

フグリは、下を向いているのですが、蔓を引っ張って上向けました。


その中にタチイヌノフグリが混じり込んでいるようです。
これは駆除しないといけません。

右下がタチイヌノフグリ。周囲はすべてイヌノフグリ。

庭の他の植物の状況です。
カリンの花芽です。もうすぐピンクのきれいな花を咲かせます。

ブルーベリーの花芽です。

ハナミズキの葉芽。

カエデ(羽衣)の芽。

by harusan


池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...