ラベル ヒメウズ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ヒメウズ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年4月11日月曜日

有栖川を歩いて:Waking along the Arisu Canal

有栖川はかつては保津峡を通して運ばれた木材を、嵐山から市内に運び入れた重要な運河だと聞いていますが、現在は岸辺から深い流れになっています。水質は決してよいとは言いがたいのですが、北嵯峨高校のある付近では夏になるとゲンジボタルも飛び交って、往事の風情をそれなりにとどめているようです。その有栖川の岸辺を散策しました。色々な草花が咲いて春爛漫です。外来種が多いですが。

Arisu Canal leads from Arashiyama to Umezu area. It was once an important waterway sending timber from Arashiyama area to the inner-city area. In some areas river bank retains still rural agricultural vegetation. In such places, now in the prime of spring, wild flowers are blooming. There are many introduced species, as you expect.

*****
これはセイヨウタンポポ。

カンサイタンポポのようです。

ノゲシ、またはハルノノゲシ。


ノアザミ。

オニタビラコ。

スズメノエンドウ。

キュウリグサ。

ハナイバナ。キュウリグサと似ていますが、花の中心が黄色くありません。

ヒメウズ。

カラムシ。

ウマノアシガタ。

クサギ。

カラスノエンドウ。

クコ。

ヒメオドリコソウ。

アメリカフウロ。

フラサバソウ。

Photos 2022-04-10

2018年3月17日土曜日

春雨一過

今日は昨日雨を降らせた前線が遠ざかり、台風一過のような晴天でした。気温は平年並みに低いのですが、日差しの強さはお彼岸の近いことを知らせてくれます。嵐山近辺は観光客が多くなって、いよいよ観光シーズンの到来を感じさせます。観光業と関係ないジモピーにとっては、交通渋滞などが頻発してあまり喜べません。そもそも出口のない観光地に大型バスで観光客をどんどん送り込むのですから、たまりません。高齢者の方々はバスに座れない、そもそも乗れないなどの不便を強いられることもあるようです。

さて、今日は午後から川沿いの植物観察、その後嵐山近辺の野鳥観察をしてきました。まだジョウビタキ、アトリ、ルリビタキ、ツグミ、ヒドリガモ、コガモ、キンクロハジロ、オオバンなど冬の渡り鳥が一部残っていました。エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラなどの姿も見えました。

セイタカアワダチソウのロゼッタです。大きくなってきました。

スギナも伸びてきました。

早くもスイバ(?)が花を付けています。

カラスムギは昨年から成長してきています。
昨年末の除草が成長のきっかけになったようです。

ヒメウズです。これも早くも花を付けています。

スギナの若い芽です。

ノゲシでしょうか?

ダキバアレチハナガサが枯れずに残っています。

春は紅葉と落葉の季節でもあります。
アメリカフウロは場所によって、見事に紅葉します。
傍の落ち葉は楠のものです。

ヒメオドリコソウです。

河原に降り立ったのは、セグロセキレイ。

こちらはハクセキレイ。

 アキニレが芽吹いてきました。

これは何の芽でしょうか?

アカメガシワの芽です。


ちょっとオオカメノキの目に似ていますが、左手の方が大きいようです。


冬から春へと劇的な変化が起きている季節ですね。

by harusan


2018年3月4日日曜日

春の到来

今日は最高気温17度を超える暖かな日でした。春の兆しを探して家の周囲を散策してみました。すっかり忘れてしまっている草花の名前を復習しないといけません。
「神は細部に宿る」とは、建築家のミース・ファン・デル・ローエによって有名になった言葉ですが、細部の完成度を見るとき、この言葉は植物にこそふさわしいと思います。どの部分をとっても無駄がありません。そもそもヒトをはじめとする動物の生存に必須の酸素を供給してくれますし、草木の各部の機能も完璧です。本来生殖のために発達したのでしょうが、花もそれぞれに美しい。目立たない極小の花にも、よく見ると絶妙なバランスと、形や色彩の豊かさがあります。野の草の花の美しさを、しばし立ち止まって、ゆっくりと鑑賞する時間と心のゆとりがほしいですね。

青い花の少ないこの季節、
オオイヌノフグリは鮮やかに輝いて見えます。



こちらはフラサバソウです。


セイヨウカラシナも南斜面ではすでにつぼみが膨らんでいます。
小さい個体のほうが春の準備が早いように思えます。

これはセンニンソウです。
毎年刈り込まれるのでいつまでも丈が伸びません。
初夏に美しい白い花を咲かせ、秋には白いひげのついた種子を実らせます。
全草に毒があり、「ウマクワズ」「ウシノハコボレ」とも呼ばれます。
かつて家々に、ぼっとん○○があったときには○○虫の発生を防ぐために
この草を刈って入れておいたと聞きます。つまり天然の駆虫剤として使われました。
近縁種にボタンヅルがあります。園芸品種のクレマチスも近縁です。

これはヒメウズです。

ダキバアレチハナガサ。全草が枯れる場合もありますが、
このように若い苗や茎の下部が緑のまま冬を越すこともあります。類似したものに、
アレチハナガサ、ヒメクマツヅラ(ハマクマツヅラ)があります。

ハコベあるいはミミナグサ?もう少し大きくならないとわかりません。

チガヤでしょうか、昨年の葉が枯れきらずに残っています。
一般に図鑑には冬枯れの姿がありませんので、判別が難しいですね。

イグサが一株生えているようです。
通常湿り気のある場所に生えるのですが...成長を見守りましょう。

彼岸花です。秋に花が咲いてから葉を伸ばします。
冬の間光合成して球根に養分を蓄えたのでしょうか。お疲れ様。

ここから菊科の植物のロゼッタが続きます。これがなかなか難しい。




これはセイタカアワダチソウでしょうか。






これはヘラオオバコ?


これもヘラオオバコ?

これはセイタカアワダチソウ?



街路樹の根元によくわからない植物が生えていました。
マメカミツレかと思います。総花の直径が4ミリほどの極小の花です。




冬枯れした草の見分けは難しいです。
これはセイタカアワダチソウ。

これはヨモギ。

手前にヨモギ。奥にセイタカアワダチソウ。

山桑の芽です。




こちらはアキニレ。


踏まれても踏まれても頑張る雑草です。
形からしても、ストロマトライトに似ていて、応援したくなります。



セイタカアワダチソウの花穂です。手で揉んでみても、どこに種子があるのかわかりません。帰化植物で嫌われ者ですが、ベニマシコはこれを好んで食べるので、一概に悪者呼ばわりする気にはなれません。アワダチソウの名前は、黄色い花穂の咲いている様が泡立つようだとの説もありますが、むしろこの冠羽の方がその名前の由来としてふさわしいように思えます。


ヌカキビ?

ヨモギです。今の時分には根元に次の世代が芽吹いています。

by harusan




京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...