仕事の帰りに植物園に立ち寄ってきました。お目当ては最近勉強している樹木の確認。特にシラカシの確認。近隣の公園などはアラカシばかりでシラカシが見当たりません。
ところが、カシの木が多いあたりをいくら探しても見あたりません。そこで係員の方に尋ねましたが、先年の台風で倒れたりして、元々少なかったものがほとんどなくなってしまったそうです。クスノキ並木のそばにあることを教えてもらいましたが、閉園の時間が迫っていたので、鴨川門から出ようと歩いていたところ、後ろから「お客さ~ん!」の声。先ほどの係の方が一枝手折って、自転車で走って持ってきてくださいました。感激!
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アラカシよりも小ぶりで鋸歯もなく、大人しい感じの葉です。次回訪ねたときには現物を見たいものです。
その他今回の訪問で印象に残ったものなどを少々。
ツクバネガキ(ロウヤガキ)です。こんなに大きな気になるとは知りませんでした。実りぶりも実によいです。
傾いた陽光に映えてとてもきれいです。
盆栽も味がありますが、大きく育ったものも、のびのびしていていいですね。
ヤマガラが何かの実をくわえています。ナンキンハゼでしょうか。
場所を探して...
位置を定めると...
両足で押さえ込んでつつき始めました。ヤマガラはこのように、両足をつかって餌を挟み込んで食べる習性があります。
先に紹介したハシボソガラスと同様です。
ヤマガラは賢くて器用な鳥として知られており、昔は縁日でおみくじを引く「おみくじ芸」を見せるヤマガラがいました。今では野鳥の捕獲と飼育は鳥獣保護法で禁止されていますが、過去のものでしょう、
Youtubeにその動画が掲載されています。お金をくわえる⇒賽銭箱に入れる⇒鈴を鳴らす⇒お堂の扉を開ける⇒おみくじをくわえる⇒扉を閉める⇒戻る⇒おみくじを置く、という一連の動作をいとも簡単にやってのけます。 ご褒美は麻の実のようですね。
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さて、植物ですが、これはヤマコウバシ。葉が枯れても「落ちない」ので、受験生のお守りにも使われるとか。「受験生の木」として知られています。
これはおなじみオオカメノキ。ウサギのようにも見え、また万歳しているようにも見える、楽しい木です。ガマズミの仲間です。
今日は時間があまりなかったので、急いで回りました。ひとけのない植物園をほぼ独占状態でした。
2020.01.08.撮影
2020.01.08.記述