2020年1月9日木曜日

植物園冬景色:受験生の木など

仕事の帰りに植物園に立ち寄ってきました。お目当ては最近勉強している樹木の確認。特にシラカシの確認。近隣の公園などはアラカシばかりでシラカシが見当たりません。

ところが、カシの木が多いあたりをいくら探しても見あたりません。そこで係員の方に尋ねましたが、先年の台風で倒れたりして、元々少なかったものがほとんどなくなってしまったそうです。クスノキ並木のそばにあることを教えてもらいましたが、閉園の時間が迫っていたので、鴨川門から出ようと歩いていたところ、後ろから「お客さ~ん!」の声。先ほどの係の方が一枝手折って、自転車で走って持ってきてくださいました。感激!

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アラカシよりも小ぶりで鋸歯もなく、大人しい感じの葉です。次回訪ねたときには現物を見たいものです。

その他今回の訪問で印象に残ったものなどを少々。

ツクバネガキ(ロウヤガキ)です。こんなに大きな気になるとは知りませんでした。実りぶりも実によいです。

傾いた陽光に映えてとてもきれいです。

盆栽も味がありますが、大きく育ったものも、のびのびしていていいですね。

ヤマガラが何かの実をくわえています。ナンキンハゼでしょうか。

場所を探して...

位置を定めると...

両足で押さえ込んでつつき始めました。ヤマガラはこのように、両足をつかって餌を挟み込んで食べる習性があります。先に紹介したハシボソガラスと同様です。

 ヤマガラは賢くて器用な鳥として知られており、昔は縁日でおみくじを引く「おみくじ芸」を見せるヤマガラがいました。今では野鳥の捕獲と飼育は鳥獣保護法で禁止されていますが、過去のものでしょう、Youtubeにその動画が掲載されています。お金をくわえる⇒賽銭箱に入れる⇒鈴を鳴らす⇒お堂の扉を開ける⇒おみくじをくわえる⇒扉を閉める⇒戻る⇒おみくじを置く、という一連の動作をいとも簡単にやってのけます。 ご褒美は麻の実のようですね。

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さて、植物ですが、これはヤマコウバシ。葉が枯れても「落ちない」ので、受験生のお守りにも使われるとか。「受験生の木」として知られています。

これはおなじみオオカメノキ。ウサギのようにも見え、また万歳しているようにも見える、楽しい木です。ガマズミの仲間です。


今日は時間があまりなかったので、急いで回りました。ひとけのない植物園をほぼ独占状態でした。

2020.01.08.撮影
2020.01.08.記述


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