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2020年12月13日日曜日

冬越しのキタキチョウ

散歩に出ようとすると、道端の縁石にキタキチョウが止まっていました。しばらく羽根を閉じたり広げたりながら陽光で体を温めていました。そのうち近くのフユツバキ(?)の花に止まり、蜜を探し始めます。羽根の一部が痛んでおり、自由に飛べないようです。厳しい冬を乗り切れるでしょうか。頑張れ!と応援したくなります。

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縁石に止まっています。羽を広げたので、それとわかりました。これは閉じている状態。

きれいなキタキチョウです。

近くのフユツバキに写りましたが、どうも羽根を痛めているようで、飛翔が緩慢です。

花びらに止まると、すぐに花をよじ登りはじめます。よほど空腹なのか、口吻を出して探りながら登っていきます。

ようやく雌しべにたどり着きました。やはり右の下翅が痛んでいます。

口吻が届かないので、花の後ろに回りました。

この位置から蜜を吸えるのでしょうか。じっとしていますので、居心地は良さそうです。少なくとも体は温まります。

咲いている花の少ない冬の間、昆虫たちの蜜源植物をベランダや庭に植えようと思います。

2020.12.11.撮影
2020.12.12.記述







2019年12月20日金曜日

桂川樹木調査:嵐山東公園の樹木

友人達と桂川の樹木調査を行っています。「調査」と言ってもたいしたものではなく、日頃散歩中に見かける樹木の名前を知りたい、という動機から始まりました。当初は主立った樹木だけわかれば良い、というような軽い気持ちで取りかかったのですが、いざ始めてみると、生えている樹木があれもこれも気になって、結局悉皆調査に近い形になっています。冬に向かう時期に始めたので、葉や花や実などの手がかりも回を重ねるごとに少なくなっていきますが、手がかりが少ないのをかえって面白がりながら取り組んでいます。第3回目に調べた樹木をいくつか以下に。

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230と番号が打ってあります。京都市の土木課が管理する河川敷の公園部分はこのように樹木に番号を記したテープがホチキス止めしてあります(おそらく台帳もあるのでしょうね)。ところが同じ河川敷でも法面は国交省の管理になり、番号がありません。草刈りも土木課と国交省は管轄をきっちり守って行うために、公園部分はツルツル、法面はボウボウ、その逆もあります。縦割り行政が虎刈り状態の河川敷をつくります。縦割り行政の足並みの不揃いは、河川敷の生き物にとっては福音です。

ところでこれはエノキです。

サンゴジュです。赤い実がきれいなのですが、いち早く鳥たちに食べられました。

ナワシログミです。グミの仲間の葉は星状毛あるいは鱗状毛といわれる毛が密生して、銀白色に輝くのが特徴です。このナワシログミの葉も裏側に鱗状毛が密生しています。

トベラは赤い実をはじけさせています。葉が反転するのが特徴的。

マサキの実です。外側が割れて中からオレンジ色の種子が出てきます。

アラカシの木肌です。老木は迫力があります。

ナラガシワの紅葉です。実は典型的なドングリの形。殻斗には鱗状の紋があります。1年で実ります。

テイカカズラです。初夏に風車のような花を咲かせます(工夫すると実際に風車のように回ります)。キョウチクトウの仲間です。

カイズカイブキかイブキか結論が出なかった植栽です。奥に見えるのはヒマラヤスギ。樹齢は約60年。この5年間で約12本が消滅しました。すべて台風のためです。

サザンカと思っていましたが、フユツバキだそうです。サザンカの仲間ですが、売り出すときに「ツバキ」の名称を与えた方がよく売れるだろうということで、命名されたとか。

あれかこれかと迷いながら、興味深い逸話なども伺いながら同定をすすめると、名前が記憶に定着しやすいです。今後も月一で開催する予定です。

2019.12.12.撮影
2019.12.19.記述


池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...