ラベル 紅葉 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 紅葉 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年11月24日金曜日

自宅周りで:秋の色

 嵐山の殺人的な混み具合を報道で聞いているので、ここ数ヶ月嵐山付近を避けています。継続観察したいものもあるのですが、自転車でのアプローチは時に危険と感じる古都すらあります。
 今日23日もおそらく大変な混み具合だろうと察して、自宅周辺の散策に止めました。

今年は発色がイマイチということですが、場所によっては美しい紅葉に包まれます。

秋楡も遅く花を咲かせて、例年通り実をつけているようです。これでカワラヒワも安心。

これはムクノキ。実が干し柿状態でした。まずまず美味しい。

皇帝ダリアです。いつもこの時期に咲きますが、すぐに霜にやられてしまう。結実をあきらめた植物なのでしょうか。

築山にはハナミズキが美しく実をつけています。葉も場所によっては赤くきれいに紅葉するのですが、この場所ではなかなかですね。

自宅前の公園の銀杏です。今が見頃。

2023-11-23

2019年11月26日火曜日

近場の紅葉:小径をたどって

日曜日は紅葉の名所での雑踏を避けて近場の紅葉を探ってみました。あいにくの曇天でしたが紅葉を愛でるには十分。いつもよりも人気がないのは、皆名所に出かけたせいなのでしょうか...

*****

桂川に注ぐ水路脇の桜と楓の堤防道路。草刈りが終わって歩きやすくなりました。面白みには欠けるけれど。桜はソメイヨシノがほとんど。楓はイロハモミジです。

並木道入り口から西方、松尾大社方面を望みます。

堤防道路先端部から振り返ったところ。春には桜が見事です。車も入らないので、ゆったりと楽しめます。このような木立の中の踏み分け道は風情があります。

桜の一枚一枚が美しく映えます。背後はオギの群落。このあたりでススキと見えるものはほとんどがオギです。ススキは株立ちするのに対して、オギは広がり、株を作りません。

松尾橋たもとのハナミズキの紅葉。American dogwoodです。バージニア州の州花。赤い実もきれいです。ミズキ科で、ヤマボウシとは兄弟分。

ドウダンツツジの紅葉はハズレがありません。新緑、花、紅葉といずれも美しく、離れても近寄っても美しい。虫害も少なく、育てやすい木です。

隣には皇帝ダリアが咲いていました。11月頃の日照時間が短くなってから花芽をつけるので、花の少ないこの時期に開花してとても目立ちます。この株は2メートルを優に超えていました。

穏やかな日でしたので、ミツバチが吸蜜に訪れています。

松尾橋の上流にはナンキンハゼが、これも美しく紅葉しています。

2019.11.24.撮影
2019.11.25.記述



2019年11月23日土曜日

小さい秋みつけた

紅葉が進み、この週末京都地方の紅葉の名所は大変な混雑が予想されています。嵐山は渡月橋の横断すら困難になるでしょう。日頃散策がてらゆっくりと観察を楽しんでいる身には、大変不自由な季節です。出口のない嵐山地区に観光バスで早朝から大勢の観光客を押し込むことは、考え直すべき時期でしょう。

紅葉の名所を外れたところにも「穴場」的に紅葉の美しい場所がありますが、案外自宅の小さな庭や、近所の並木に美しい秋の姿を認めることもあるのではないでしょうか。昨年の今日の写真から桂川の上野橋下流の4号井堰付近の小さな秋を撮影した写真から拾ってみました。

*****
クコの実です。クコはナス科の植物で、昔から果実、根皮、葉すべて生薬として用いられ、薬膳にも欠かせない植物です。近年河川敷に群落を作り増加傾向にあります。秋のみのりが美しい。



アメリカフウロです。帰化植物で、昭和初期に日本で初めて発見されたのが京都だったということです。

これはエノコログサの根元。

 小さなギシギシも紅葉しています。

ノゲイトウの葉。

これはサクラタデの葉。タデの類もよく紅葉し、草原を赤く染めます。

エノコログサの葉の紅葉です。穂も赤紫に染まることがあります。

アカザの紅葉。これは赤が濃くてきれいです。

再びエノコログサ。都市部の街路樹の根元にもよく生えて紅葉します。

オオニシキソウ。

キンエノコロです。

4号井堰は今はもうありません。治水対策ということで昨年末からの工事で撤去されました。堰があった頃は水位が安定して広い水面が確保でき、一頃はコハクチョウも羽を休めることがあったのですが、今は見る影もありません。洪水対策ということで、付近では現在も河原を平均2 mほど掘削する工事が全面的に行われています。2017年に湿地植物の調査が行われましたが、昨年に堰を撤去し、河原の植物を一掃し、一昨年まで見られたワンドや湿原植物などもすべて消滅してしまいました。失ったものは多いのですが、ほとんど人の心に残りません。その代わりに何を得たのでしょうか。

2018.11.22.撮影
2019.11.22.記述




2019年10月31日木曜日

観察行:秋の色

今年の京都は10月の平均気温が例年に比べて高かったため、紅葉の遅れが予報されています。紅葉というともっぱらモミジの紅葉を話題にしますが、サクラやツタなども比較的地味ではありますが、色づいて秋の歩みを知らせてくれます。紅葉狩りでごった返す名所よりも、自分の庭や近所の生け垣など、ちょっとしたところに様々な木々が赤く黄色く色づいて落葉していく様を眺める方が、秋の気配をじっくり楽しむことができるように思います。

先般訪れた亀岡の池の周囲の紅葉です。

*****

桜の木から蜘蛛の糸でぶら下がった葉が一枚、風に舞っていました。撮り方によっては糸がほとんど消えてしまって、不思議なオブジェになりました。

池を見下ろす東屋の支柱に絡まるツタの葉です。緑から赤に変わるグラデーションは特にきれいに思います。

こちらはアケビの葉。これも役目を終えて葉を散らします。

先ほどの支柱の反対側。良い具合に色づいています。

水面に対岸の林が映っています。手前は色づき始めた桜の葉です。福田平八郎の柿の葉の絵を思い出しますね。
2019.10.28.撮影
2019.10.30.記述



池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...