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2021年1月5日火曜日

嵐山東公園

ここの樹木はほとんど調べ尽くしたのですが、再度復習です。

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マサキの果実です。果皮が割れて種子が野鳥に食べられるのを待っています。



トベラです。これも少し撮影の時期が遅れてしまいました。これ以上開くとあまり品がよろしくないです。

ナワシログミです。やはり冬の間の成長は遅いですね。


トウネズミモチの果実です。秋の終わりと比べるとだいぶ実を落としていますが、あまり美味しくないのでしょう。野鳥たちの関心はイマイチです。

これはレンギョウ。おそらくシナレンギョウ。




朽ちたサクラの切り株の中から何か生えています。

ウバメガシの芽生えです。うまく育つと良いのですが。

2021.01.02.撮影
2021.01.04.記述



2020年10月24日土曜日

嵐山東公園

 久しぶりに嵐山東公園をゆっくり歩きました。そのときのメモです。

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樹木の実りの季節です。すでに成熟したもの、これから成熟するもの、いろいろな樹木のいろいろな果実を見ることができます。

マサキの果実です。大きく膨れてきています。



これは似ていますが、トベラの実。

これはトウネズミモチ。すさまじいばかりの実の付き方です。実の重さに枝が大きくしなだれていました。

おやおや、実に隠れて何かがいますね。

チャバネアオカメムシの幼生のようです。

これはご存じアラカシ。京都のアラカシは、今年の実りもよいのですが、北陸では熊の出没のニュースが。ブナの類が不作だそうです。

こちらはぷっくり膨れたウバメガシ。

ヒマラヤスギの雄花のようです。

コノテガシワが果実を開き、種をまいていました。周囲の地面は一面茶色です。

これはサンゴジュ。面目躍如の鮮やかな赤です。

こちらは草本、マコモ(ヒロハマコモ?)の花序。細いですが種が実っています。かつてはこれを米のように食べたということですが、本当でしょうか。

これはエノキ。自転車道近くだからでしょうか。鳥達も食べずに残っています。

これはナラガシワの実。殻斗が帽子のようでもっともドングリらしいドングリと言えるでしょうね。実も大きいです。


これはモチノキの果実。固くて最後の最後まで野鳥が食べない木の実です。これを食べるのはよほどの飢饉の時くらい?

シリブカガシらしいと目を付けておいた木の梢を写真に撮っておきました。

帰宅し調べると、確かにシリブカガシ。花と実とが同時に見えます。

園内のアセビも来年の開花の準備が万端のようです。

2020.10.22.撮影
2020.10.23.記述




2019年12月20日金曜日

桂川樹木調査:嵐山東公園の樹木

友人達と桂川の樹木調査を行っています。「調査」と言ってもたいしたものではなく、日頃散歩中に見かける樹木の名前を知りたい、という動機から始まりました。当初は主立った樹木だけわかれば良い、というような軽い気持ちで取りかかったのですが、いざ始めてみると、生えている樹木があれもこれも気になって、結局悉皆調査に近い形になっています。冬に向かう時期に始めたので、葉や花や実などの手がかりも回を重ねるごとに少なくなっていきますが、手がかりが少ないのをかえって面白がりながら取り組んでいます。第3回目に調べた樹木をいくつか以下に。

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230と番号が打ってあります。京都市の土木課が管理する河川敷の公園部分はこのように樹木に番号を記したテープがホチキス止めしてあります(おそらく台帳もあるのでしょうね)。ところが同じ河川敷でも法面は国交省の管理になり、番号がありません。草刈りも土木課と国交省は管轄をきっちり守って行うために、公園部分はツルツル、法面はボウボウ、その逆もあります。縦割り行政が虎刈り状態の河川敷をつくります。縦割り行政の足並みの不揃いは、河川敷の生き物にとっては福音です。

ところでこれはエノキです。

サンゴジュです。赤い実がきれいなのですが、いち早く鳥たちに食べられました。

ナワシログミです。グミの仲間の葉は星状毛あるいは鱗状毛といわれる毛が密生して、銀白色に輝くのが特徴です。このナワシログミの葉も裏側に鱗状毛が密生しています。

トベラは赤い実をはじけさせています。葉が反転するのが特徴的。

マサキの実です。外側が割れて中からオレンジ色の種子が出てきます。

アラカシの木肌です。老木は迫力があります。

ナラガシワの紅葉です。実は典型的なドングリの形。殻斗には鱗状の紋があります。1年で実ります。

テイカカズラです。初夏に風車のような花を咲かせます(工夫すると実際に風車のように回ります)。キョウチクトウの仲間です。

カイズカイブキかイブキか結論が出なかった植栽です。奥に見えるのはヒマラヤスギ。樹齢は約60年。この5年間で約12本が消滅しました。すべて台風のためです。

サザンカと思っていましたが、フユツバキだそうです。サザンカの仲間ですが、売り出すときに「ツバキ」の名称を与えた方がよく売れるだろうということで、命名されたとか。

あれかこれかと迷いながら、興味深い逸話なども伺いながら同定をすすめると、名前が記憶に定着しやすいです。今後も月一で開催する予定です。

2019.12.12.撮影
2019.12.19.記述


京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...