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2022年3月9日水曜日

渡りの途中のヒヨドリ:Migratory Hiyodori, brown-eared bulbul (Hypsipetes amaurotis)

ヒヨドリの渡りの季節になりました。ヒヨドリは秋に国内の暖地に南下して越冬し、春先に再び北に帰ります。越冬中のヒヨドリは、数羽の群れでいることが多いですが、渡りの途中では大きな群れになり、関門海峡や津軽海峡を大群で渡る様子が報告されています。渡りの途中のヒヨドリは、大群で農作物に群がり、特に葉菜類を食害することが知られています。この画像では放棄された白菜を夢中になって食べている様子が見て取れます。農家としてもできるだけこのような放棄された葉菜類を畑に置いて、ヒヨドリの食害の対象を拡散すると良いのではないでしょうか。
It is the season for hiyodori migration. In autumn, hiyodori migrate south to warmer regions of Japan to overwinter, returning to the north again in early spring. While wintering, shorebirds are often in small flocks, but during their migration they form large flocks and have been reported crossing the Kanmon and Tsugaru Straits in large numbers, just like European starling. During their migration, these birds are known to swarm around crops, especially leafy greens. In the following photo, they are feeding enthusiastically on abandoned Chinese cabbage. For a farmer, it would be a good idea to place such abandoned leafy greens in the field as much as possible to diffuse the target of the hiyodori's feeding rampage.

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食事中も上空には用心を絶やさず、トビなどが旋回しただけでも近くの林に逃げ込みます。

Photos 2022-02-28

2022年2月23日水曜日

琵琶湖の野鳥たち:Wildbirds at Lake Biwa

2月の上旬琵琶湖へ水鳥を見に行きました。桂川ではカモ類も少なめで、数の減少が気になりますが、琵琶湖では目の届く限り水鳥が水面に浮かんでいてホッとします。桂川では最近あまり目にしないオナガガモ、ミコアイサなどを見ることができました。

In early February, I went to Lake Biwa to see waterfowl. The number of ducks in the Katsura River was low this year, and I was worried about the decrease in numbers, but I was relieved to see waterfowl floating on the surface of Lake Biwa as far as I could see. I was able to see pin-tail ducks and a pair of smews (Mergellus albellus), which we haven't seen recently around here.

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ユリカモメです。京都ではあまり見る機会が少なくなりましたが、琵琶湖には来ていますね。

ユリカモメやカモたちに与えるパン屑を狙っているトビです。

猛禽ですが、やさしい眼をしています。

飛び立つオナガガモ。尾翼の先端が名前の由来です。英語ではPintail。

かなり沖の方にミコアイサの姿を認めました。すぐ近くにメスがいるので、ペアでしょう。

愛知川近くの田園にタゲリの姿を認めました。


Photos 2022-02-11




2020年12月10日木曜日

トビとカンムリカイブツリ(閲覧注意!猛禽の食事風景があります)

12月5日桂大橋の傍でトビがカンムリカイツブリを食べている所に遭遇しました。見たときにはすでにカンムリカイツブリを運んでいたので、トビがカイツブリを襲ったものか、カイツブリが他の原因で死んだのかはわかりません。これまでトビが魚を狩るのを見たことはありますが、鳥を狩るところは見たことがありません。トビは基本的にscavengerですので、おそらくはトビがカンムリカイツブリの死がいを見つけたのではないかと思います。折しも和歌山市内で野生のオシドリの死がいから高病原性鳥インフルエンザのウイルスが発見されたそうです。野鳥たちに拡散しないことを祈ります。

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最初はカラスたちが傍によって獲物を奪おうという様子も見せたのですが、トビが食べ始めると、カラスたちは川岸の木の梢に退き、遠巻きに眺めていました。

持ち上げた足の形、左側に見える頭の形と色から、カンムリカイツブリと判断します。

主に柔らかい内臓を食べていました。一見残酷に見えますが、カンムリカイツブリからトビへの命の移り変わりです。

ハヤブサやオオタカ、チョウゲンボウなどは、獲物を引きちぎって、あっという間に胸がぱんぱんになるまで詰め込んで飛び去りますが、このトビは小さな一口ずつ、時間をかけて食べていました。また、ハヤブサなどに比べると、このような行為に従事しているときでも、顔つきはなぜか穏やかでやさしく見えます。

2020.12.05.撮影
2020.12.09.記述









2018年2月26日月曜日

松尾橋から嵐山へ:落穂ひろい

昨日の落穂ひろいです。ネコヤナギは遠くから見ると目立ちませんが、近くによると、猫の毛のような花穂が目立ちます。特に逆光を受けるときれいです。

花の一つ一つの花の造形も大変美しいです。ネコヤナギは雌雄異株で、これは雄花です。おしべの葯は、はじめ紅色で、黄色の花粉を出したあと黒くなります。咲き初めです。

空にはトビやチョウゲンボウが。
 

オオジュリンは警戒心が強く、なかなか近寄らせてくれません。

亀山公園では梅の花が3分咲きほどで、今から見頃です。桜と異なり、梅は咲きはじめたころがもっとも清楚で美しいと感じます。

馬酔木(アセビ)
このように房になるのは珍しいですね。

 by harusan




池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...