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2022年7月11日月曜日

深泥池のトンボたち(3):Dragonfles at Mizorogaike Pond (3)

市内からの帰りに深泥池に立ち寄り、トンボを見てきました。先般訪れたときには60ミリのマクロレンズしか持ち合わせがなかったのですが、今回は40-150ミリ、加えてメスの姿を撮る意気込みで向かいました。

早速キイトトンボのメスが交尾をしているところに遭遇、すぐに分かれると産卵を始めました。水面からかなり高いところに産み付けたり、水中に産み付けたり、色々な場所に少しずつ産み付けています。


ハッチョウトンボもすぐに見つかりました。横と前から撮ってみます。オスは2匹出てきました。


続いてメス。メスは計4匹でした。望遠ズームもあるので、今日は楽しく撮影できます。



ショウジョウトンボです。

先般は乱舞していたチョウトンボ。今日は求愛行動が頻繁に見られました。

キイトトンボのペアです。

頭上ではニイニイゼミの懐かしい鳴き声と姿が。

水際の草刈りがあったためか、ベニイトトンボは極端に少なかったです。

再びチョウトンボ。

再びキイトトンボ。

Photos 2022-07-10

2019年7月5日金曜日

ガガブタ

植物園で例会がありました。いろいろと勉強になることが多かったのですが、加茂川門近くの絶滅危惧種園が興味深かったです。今回はちょうどガガブタの開花時期で、白いきれいな花が水面近くにいくつも咲いていました。

この花の名前はガガブタ、漢字では「鏡蓋」と書きます。ガガが鏡を意味するのは、ガガイモと同じですが、ガガイモの場合は、綿花状の種を包む実の内側がツヤツヤに光って、鏡のように見えることから来ているという説があります。一方で、ガガブタの場合は、睡蓮に似た丸い葉が、丸い手鏡を入れる箱の蓋のように見えることから、という説が主流のようです。

葉は蓮や睡蓮とよく似ていますが、花は全く異なって、白く長い毛が密生した花冠を持ち、中心部は黄色です。京都府レッドデータブックでは、「絶滅寸前種」に分類されており、「花は異型花性を示し、長花柱花と短花柱花の双方が生育する集団でのみ結実が見られる。」とあります。つまり微妙に異なる2種があるので、その異なる種の間の交配のみで結実する、ということらしいです。このような特殊な性質も、この種の存続を難しくしているのかもしれません。

「ブタ」からの連想とは全く異なる姿ですが、名前にインパクトがあるので、覚えられやすく、少なくとも名前自身はなんとか絶滅を逃れられそうです。

ガガブタの花です。初めて見ました。

近寄ってみます。蓮や睡蓮などと全く異なる花で、別種であることがよく分かります。ガガブタはアサザなどと同じミツガシワ科に属します。

葉の上にクロイトトンボのペアが産卵活動中です。

近くのタデにはキイトトンボも止まっていました。
2019.07.02撮影



池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...