散歩道の桜の木に色々と面白い虫がいて、小一時間ほど観察しました。桜などの落葉広葉樹は虫たちや鳥たちに鷹揚に木の葉を食料として提供してくれます。桜の木に依存する昆虫たちは、樹木を育てる側から見れば「害虫」になるのですが、これらの虫は野鳥たちの餌となります。古木大木ともなると、少々の葉を食べられても余裕で光合成を行える余力を、広葉樹の多くは持っているように思います。人間もこうありたいですね。
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この季節よく現れるジョウカイボンです。カミキリムシのようですが、肉食性の昆虫。名前は平清盛と関係あるとか。ググってみてください。
その葉裏に別の虫が。
コスカシバです。蛾ですが、身を守るために肉食性のフタオビドロバチに擬態していると考えられます。美しい虫だと思うのですが、梅やモモの果樹の害虫として、ネットを検索すると「駆除」のHow toばかりがヒットします。
桜の樹皮にはクサカゲロウも身を寄せていました。
ムネアカアワフキもそこここに。ちかづいても大人しくしていますが、我慢の限界を超えると、「ピチッ」と音を立てて跳躍します。
Photos 2022-05-07