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2021年4月28日水曜日

御苑の春の樹木

先日はタラヨウを求めて入った御苑ですが、ついでに樹木の様子を観察してきました。

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カジノキの雌花です。


これが雄木の雄花。


昨年紹介したバショウのお疲れさん状態です。

雌花の跡。

そして雄花の跡。

もう一つのバショウです。



トチノキの花が咲いていました。



そしてこれがカマツカ。鎌の柄にするほど硬い木であることから名前が付いたと言われています。


きれいな花咲かせます。バラ科の植物です。


2021.04.26.参照

2020年7月22日水曜日

御苑自然教室:バショウについて

今回の御苑の自然教室では、バショウの花も圧巻でした。バショウは中国原産とされるバショウ科の草本で、木本ではありません。つまり、形成層を持たない植物です。多年生で、里芋などと同じく、本体は地下にあり、葉を地上部に高く伸ばします。全体の高さは3 mほどになりましょうか。

自然教室では、宗像神社の境内に生えているものを塀越しに観察しました。それはみごとに繁っていました。桂川にも久世橋近くの右岸に群生がありますが、御苑のものは威風堂々という印象でした。

バショウは雌雄異花で、雌花は花序の下部にあり、雄花は花序の上部にありますが、垂れ下がるので、雌花は基部、雄花は先端と考えた方が良さそうです。

バショウと言えば、孫悟空の活躍する『西遊記』の鉄扇公主(羅刹女)の持ち物で、孫悟空が火焔山の炎を消すために秘術を尽くして戦い、得ることのできた「芭蕉扇」を思い出します。本物の芭蕉を見上げると、そのような物語を生み出す想像力をかき立てる力もあろうかと思われます。ちなみに、バショウの学名 Musa basjoo の命名はシーボルトだそうです。

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見上げる巨木(巨草?)です。上部には幾重にも重なった果実が見えます。バナナ(実バ芭蕉)は兄弟ですので、そっくりです。ホースのような裸の花序を経て、下に黄色い苞に包まれた雄花が見えます。

先に雌花が咲き、他の株の雄花からの受粉を受け、その後になって雄花が咲く、典型的な雌性先熟の植物です。自家受粉を避けるためです。

雌花と雄花は、太くて丈夫な花序でつながっています。

これが先端部の花。雄花です。


拡大すると多数のアリが群れているのがわかります。蜜をふんだんに出す花で、人が吸っても美味しくいただけるとか。
 

果実は追熟すると可食だそうです。種子が大きいと言うことですが、どのような味がするのでしょうか。一度食べてみたいです。

2020.07.19.撮影
2020.07.21.記述







池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...