先般エゴノネコアシを紹介しましたが、府立植物園の入り口近くに大変観察しやすい位置にもあることがわかりました。3つほど付いています。こちらはオオバエゴノキで、伊豆七島に分布するエゴノキの変種だそうですが、エゴノネコアシアブラムシにとっては全く問題なく、同じネコアシをせっせと作っています...というか、アブラムシの分泌するホルモンによって、オオバエゴノキがエゴノキと同じように反応し、ネコアシを形成した、と言う方が正しいのでしょうね。
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2021-06-05 撮影
先般エゴノネコアシを紹介しましたが、府立植物園の入り口近くに大変観察しやすい位置にもあることがわかりました。3つほど付いています。こちらはオオバエゴノキで、伊豆七島に分布するエゴノキの変種だそうですが、エゴノネコアシアブラムシにとっては全く問題なく、同じネコアシをせっせと作っています...というか、アブラムシの分泌するホルモンによって、オオバエゴノキがエゴノキと同じように反応し、ネコアシを形成した、と言う方が正しいのでしょうね。
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2021-06-05 撮影
エゴノキの葉からオトシブミの揺籃がぶら下がっています。これはおそらくエゴツルクビオトシブミの揺籃だと思われます。
ネットをいろいろと調べてみると、オトシブミは春から初夏にかけては葉をJ字型に切って揺籃を作成し、揺籃は樹上に残します(「つり下げ型」)が、夏から秋にかけては、葉の両側から切り進んで揺籃を作り、揺籃を切り落として地上に落とす(切り落とし型)そうです。
そのような揺籃の生存率(成虫になる割合)は、常に後者の「切り落とし型」の方が多いということです。また、全体を通じて羽化率は約30%。多くの場合にタマゴバチ科の蜂に、卵の状態で寄生されて成虫にはならないそうです。厳しい現実ですね。
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京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...