ラベル アカネツボミフクレフシ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アカネツボミフクレフシ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年10月4日月曜日

アカネツボミフクレフシ

 以前亀岡で見つけた、アカネツボミフクレフシを京都でも見ることができました。毎年アカネが咲く河川敷を観察していたところ、いくつかのつぼみが虫えい化していることがわかりました。この中にはアカネツボミタマバエの小さな幼虫が部屋を作って住んでおり、住まいのまま地上に落ちてサナギとなり、来年成虫が誕生します。

 This day I saw the Akane tsubomi fukurefushi on Katsura River, which I had previously found in Kameoka area several years ago. It is a kind of gall (abnormal plant growth formed by insects) , very small and unconspicuous. When I was observing the riverbed where Akane blooms every year, I found that some of the buds had been transformed into galls. In these buds, tiny larvae of the fly make room and live. When it is mature enough, the galls fall to the ground with larvae in them. They emerge as adult flies when time comes next year.

*****



Photo 2021-10-01


2019年10月30日水曜日

観察行:亀岡盆地里山の植物たち

先般のコウノトリを求めた遠出で、観察した植物のメモです。

*****

 随所にトキリマメが実っていました。花と若い実です。

 樹上にはキヅタがつぼみをつけています。常緑のツタの類です。10~12月が花期になります。

つぼみが膨らんでいます。

ヒヨドリジョウゴです。赤い実や葉をよく見ると、ナス科の植物であることが分かります。フレンチに付いてくる極小のトマト(マイクロトマト)にそっくりです。

今年はヤマノイモのムカゴも豊作のようです。

アカネの花がまだ咲いていました。

ここのアカネはほとんどすべて虫えいになっています。本来は丸い液果が2つずつ実るところを、液果の帽子をかぶったドングリのような形になっています。ドングリと見える部分は、アカネツボミフクレフシの虫えいです。

機が熟すとこの部分だけ落下して、そのまま冬を越すカプセルになります。翌春に成虫がこの中から出現します。

付近にはイヌクグが多数見つかりました。京都府のレッドデータブック2015では準絶滅危惧種です。

花の部分(地味ですが)を拡大すると、3分裂している柱頭が見えます。

さらに拡大します。
2019.10.28.撮影
2019.10.29.記述




京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...