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帰帆島は防風の目的でしょうが、周囲をぐるりとカシの林で囲まれています。そのほかクヌギやセンダンもかなりな大木があり、ヒヨドリなどが集っていました。カモ類も夜には上陸して餌を探すのかもしれません。
これはアラカシです。ここのドングリはまだ木についたままのものが結構ありました。
こちらはマテバシイ。案内所の方が、ゆでて食べるといっておられました。渋みのないドングリです。実が大きいので食べごたえがあるでしょうね。
マテバシイはシリブカガシの仲間です。つんと立っているのは初夏に咲いた花穂。これが1年かけてドングリへと成長します。
時雨が晴れた青空にセンダンの実が映えます。
周辺(風のゆるやかな東側)には、カルガモ、カルガモ、カルガモ、見渡す限りカルガモばかりで、300羽ほどいたでしょうか。オオバンも混じります。ホシハジロやカンムリカイツブリが遠くに見えました。
そこから北に進んで琵琶湖博物館手前の岸辺に多くのカモが群れていました。
近づいてみると、これはオナガガモの群れです。用水路の河口で波の高い中、盛んに餌をついばんでいます。何を食べているのでしょうか。
1羽が不意に飛び立ちました。翼鏡はこの画像では茶色に見えますが、日の当たり具合では緑に見えます。翼端の白色は変わりません。
これはメスの翼鏡。
これはオスの翼鏡。カモ類の翼鏡は雄雌共通していて、これで種を識別しているといわれています。
次回はもう少し足を伸ばして愛知川から長浜の方まで行ってみたいと思います。
2019.12.27.撮影
2019.12.27.記述