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2021年2月24日水曜日

ネコヤナギの開花

川岸のネコヤナギが開花していました。ネコヤナギは雌雄別株で、虫媒花の植物です。川岸の水気の多い場所に生えます。

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これは雌花。雌しべの柱頭は2裂します。雄花に比べると清楚で、私には好みです。



こちらが雄花。雄しべの先端の葯は紅色、花粉は黄色です。葯が展開すると黄色い花粉が見えてきます。






ネコヤナギの写真を撮っていると、川岸のタチヤナギ(?)にベニマシコの一群がやってきました。

2020.02.23.撮影


 

2020年12月5日土曜日

祈 子孫繁栄! ネコヤナギ

昨年から今年にかけての大規模な河床掘削で、渡月橋下流の桂川右岸のネコヤナギがほぼ全滅してしまいました。左岸には大きな群落がありますが、なかなか近づけない場所です。

その場所より下流に、今年の春小さな株を見つけました。小さな花を少しだけさかせていましたが、昨日確認したところ、1年でかなり大きな株になっています。来年の春はネコヤナギの花を比較的楽に近づける場所で見ることができるでしょう。

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手前の小さな株がネコヤナギです。

まだ葉が散っていませんが、花芽は確かに膨れています。


春の開花を楽しみにしておきましょう。

2020.12.03.撮影
2020.12.04.記述



2020年3月8日日曜日

ネコヤナギの開花

今日は久しぶりの例会。植物園に予定されていた2月末の例会は、公共交通機関を使うメンバーが多いということでキャンセルされ、約1ヶ月ぶりに皆さんとお会いしました。コロナウィルス肺炎の収束が待たれます。

今日の例会は20人近くが参加し、盛会となりました。松尾橋から渡月橋への春の恒例のルートです。まず松尾橋付近でネコヤナギの群生を観察しました。

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ネコヤナギは雌雄異株で、花の特徴がずいぶん異なります。これは雄株に咲いた雄花。かなり開ききった状態です。

 これが雌株の雌花。

咲き始めの雄花です。花序の下部から葯が展開していき、花粉が現れます。


赤く見えるのはまだ展開していない葯。黄色く見えるのは葯が展開して見えてきた花粉。

 十分に展開すると、おしべの先端に十字の模様が見えるようになります。


咲き始めた雌花です。


雌花の柱頭は2裂します。



受粉した雌花はさく果を実らせ、成熟すると裂開して綿毛に包まれた種子を放出します。これは柳絮(りゅうじょ)と呼ばれます。柳絮の飛ぶ景色が季節の風物詩となっている地方もあります。

川岸のアキニレの小枝にはオオカマキリの卵塊がありました。野鳥につつかれた痕跡がありましたが、中の卵は大丈夫なようです。孵化までにはまだ1ヶ月はかかるでしょう。

2020.03.07.撮影
2020.03.07.記述


2018年2月26日月曜日

松尾橋から嵐山へ:落穂ひろい

昨日の落穂ひろいです。ネコヤナギは遠くから見ると目立ちませんが、近くによると、猫の毛のような花穂が目立ちます。特に逆光を受けるときれいです。

花の一つ一つの花の造形も大変美しいです。ネコヤナギは雌雄異株で、これは雄花です。おしべの葯は、はじめ紅色で、黄色の花粉を出したあと黒くなります。咲き初めです。

空にはトビやチョウゲンボウが。
 

オオジュリンは警戒心が強く、なかなか近寄らせてくれません。

亀山公園では梅の花が3分咲きほどで、今から見頃です。桜と異なり、梅は咲きはじめたころがもっとも清楚で美しいと感じます。

馬酔木(アセビ)
このように房になるのは珍しいですね。

 by harusan




2018年2月25日日曜日

松尾橋から嵐山へ

松尾橋から嵐山亀山公園まで散策しました。雨の予報でしたが、暖かい薄曇りの天気で、散策日和となりました。河原にはオオジュリン、カワラヒワ、アオジなどが姿を見せ、岸辺にはネコヤナギが花芽を膨らませています。春に向かって自然が目覚めているのがよくわかりました。

ネコヤナギの花がすっかり膨らんで、暖かそう...

咲き始めています。

フラサバソウも咲いていました。ちなみに「フラサバ」は、フランスの植物学者であるアドリアン・ルネ・フランシェと、ルドヴィク・サバティエの名前を組み合わせたものです。オオイヌノフグリよりも花が小さく、葉や茎に毛が多いのが特徴です。


 河原のあちこちでロゼッタが成長しています。
セイヨウカラシナです。これは砂地に生えたかなり小さなロゼッタ。

タネツケバナはすでに花を咲かせています。「タネツケ」は稲の種籾(もみ)を水につけることから来ています。籾を水につけるのは芽出しをするため。昔の苗作りは、保温折衷苗代で行われ、そこに蒔く籾はあらかじめ水につけて芽出しをしました。

オオマツヨイグサ(?)です

ヨモギも根元から芽生え始めています

ヤエムグラも目覚めています。


早春の造形です

センダングサ

サルノコシカケの仲間


フラサバソウとオナモミのブローチです。



by harusan





京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...