2020年3月8日日曜日

ネコヤナギの開花

今日は久しぶりの例会。植物園に予定されていた2月末の例会は、公共交通機関を使うメンバーが多いということでキャンセルされ、約1ヶ月ぶりに皆さんとお会いしました。コロナウィルス肺炎の収束が待たれます。

今日の例会は20人近くが参加し、盛会となりました。松尾橋から渡月橋への春の恒例のルートです。まず松尾橋付近でネコヤナギの群生を観察しました。

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ネコヤナギは雌雄異株で、花の特徴がずいぶん異なります。これは雄株に咲いた雄花。かなり開ききった状態です。

 これが雌株の雌花。

咲き始めの雄花です。花序の下部から葯が展開していき、花粉が現れます。


赤く見えるのはまだ展開していない葯。黄色く見えるのは葯が展開して見えてきた花粉。

 十分に展開すると、おしべの先端に十字の模様が見えるようになります。


咲き始めた雌花です。


雌花の柱頭は2裂します。



受粉した雌花はさく果を実らせ、成熟すると裂開して綿毛に包まれた種子を放出します。これは柳絮(りゅうじょ)と呼ばれます。柳絮の飛ぶ景色が季節の風物詩となっている地方もあります。

川岸のアキニレの小枝にはオオカマキリの卵塊がありました。野鳥につつかれた痕跡がありましたが、中の卵は大丈夫なようです。孵化までにはまだ1ヶ月はかかるでしょう。

2020.03.07.撮影
2020.03.07.記述


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