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2023年10月8日日曜日

川魚調査:オイカワなど

漁業組合のNさんにお願いしていた魚類調査を行いました。調査と言っても、投網を投げてかかった魚を写真に撮るだけですが、これまで川魚の良い写真が撮れなかったので、冷え込みが一段と厳しくなった時期にありがたいことです。

しかし、結果はオイカワ(メス)数匹と、カマツカ1匹で、惨敗。魚影も見えないので、早々に切り上げました。Nさんは父親の頃から漁業組合のメンバーで、写真入りの組合員証を持っておられます。年間8千円ほどの組合費を払うと、アマゴを除いて川魚を自由に(といっても、禁漁期間、漁法の制限はありますが)捕れるそうです。

御年は80に近いと思いますが、現在も季節になると京北町の奥まで鮎釣りに出かけられます。往時は半日で50匹ほども捕れた鮎は、現在10匹ほどだと言っておられました。また、大川の堰ではじっと立っていると、足元が真っ黒になるほどのアユが遡上してきたとか。一度見てみたかったです。

メスのオイカワです。この時期、孵化して大きくなったオイカワが下流から遡上してきます。

背びれがこんなにきれいだとは知りませんでした。地味にオシャレです。

目元のルージュもきれいですね。

尾びれは普通です。

こちらカマツカ。結構な大物でした。

帰りに寄った公園の樫の木(アラカシ、あるいはシリブカガシ)にはメスジロハエトリが多数。数えただけでも20匹はいました。隣の樫の木にはゼロで。何がこのクモを引き寄せているのでしょうか。


ユニークな模様のものもあります。メスジロハエトリは、メスが白く、オスは体側が白いクモで、雄と雌の模様がはっきりと異なります。

2023-10-06撮影

2023年9月16日土曜日

河川敷にて:ホシホウジャクなど

河川敷にアレチハナガサの類が咲いています。アレチハナガサの学名Verbena brasiliensisで分かるように、園芸種バーベナの近縁種です。乾燥に強く、小さいながらも蜜源として夏から秋にかけての河川敷の昆虫たちを助けます。

かなり擦れてはいますが、機敏に飛ぶホシホウジャクが吸蜜に来ていました。

こちらはクマバチ。重い体重に花序をしならせて吸蜜します。

ナミアゲハ。長い脚で花の揺れを吸収しながら、器用に蜜を吸います。

別な場所ではホシホウジャクが産卵していました。


センニンソウの側にはキイロハバチ。このセンニンソウで育ったか、これから卵を産むのか。


キタキチョウです。

永コガネグモがカメムシにありついたようです。


2023-09-15

2023年8月23日水曜日

いつもの道で:キボシマルウンカ幼虫など

いつもの道を歩きました。

散策路に入る前にメジロのお食事です。タンパク質が必要なのか、アオムシをつまんでペシリ、ペシリ。


この日は帰り道にキボシマルウンカの良い写真がたくさん撮れました。


ヨコヅナサシガメの幼体のようです。

結構美しい。

アズチグモです。

三角めがねのような目元が特徴的です。

2023-08-20

2023年8月17日木曜日

いつもの道で:キボシマルウンカなど

腰の不調と暑さから3日ぶりの散策です。自宅から出て、自転車でいつもの道へ。降りて道を歩きます。

自宅前にはモモスズメの成虫が。隣接した桜並木で発生したものでしょう。

いつもの道にはセンニンソウが咲き始めていました。日中は暑くても、秋ですね。

キボシマルウンカポイントです。遠くを見ているキボシマルウンカは、その姿に哀愁を感じます。

スケバハゴロモポイントです。産卵中の個体を探しましたが、いないようです。

ダンドボロギクが枯れて少なくなっているので、生気のあるものにはたくさんのスケバハゴロモが吸汁に来ています。

キボシマルウンカの終齢幼虫の良い写真がたくさん撮れました。ここでは手すりに多く発見できるので、良い撮影ポイントです。

いつものタケトゲハムシです。どうしても行きに見つからず、帰りに見つかるのはなぜでしょうか。

家に帰ると、家人が台所にいた、ということでアリグモをシャーレにとらえていました。細いのでヤガタアリグモかと思いましたが、未成熟のアリグモのようです。オスです。

2023-08-14

2023年8月12日土曜日

下流へ:アシナガモモブトスカシバなど

今日も暑い日。気分を変えて下流へとでかけてみました。アシナガモモブトスカシバポイントが狙い目です。ゴキヅルが繁茂していて、今日は4匹を確認することができました。環境賞のレッドリストで絶滅危惧II類です。

小川の水辺にはアシナガバチたちが次々と訪れて水を求めていました。

これはアメリがジガバチのようです。


アシナガモモブトスカシバです。葉の上に止まる姿はよく見ますが、なかなか飛翔写真が撮れません。


と思っていたら、1羽がダキバアレチハナガサの花に吸蜜を始めました。


この虫の反映には、幼虫の食草であるゴキヅルと、成虫が蜜を求めることのできる花との2つの条件がそろった静かな水辺環境が必要です。

岸辺の木には大きなヤンマが。コオニヤンマです。あの平べったいヤゴから、どうしてこんなに腹の長い成虫が出てくるのか、トンボの羽化は不思議です。

近くにはクマゼミもいました。メスのようです。

途中に立ち寄ったゴミグモポイントでは、幼体の巣は4個に減っていました。来年まで頑張ってほしいところです。

2023-08-11

2023年8月3日木曜日

下流域へ:ゴミグモなど

 春から観察しているゴミグモのその後を求めて下流域へ。7月末に孵化して20ほどの巣をかけたちびっ子ゴミグモの数は約半数に減っていました。そのうちのいくつかは、極小の巣を張っていて、これは最後の観察以降に孵化したものと思われます。そのときには親グモはまだ生きていて卵嚢を守っていましたが、今日訪れてみると親グモはいなくて、卵嚢のみが小枝にかかっていました。卵嚢は3個確認できましたが、子グモの最終孵化とほぼ同時にか、あるいはそれを待たずして親グモは昇天するようです。したがって、ゴミグモの一生は7月末頃から翌年の7月末頃までにの1年間と推察されます。

親グモのいなくなった卵嚢。すでにすべての卵嚢が空の状態でした。


以下、ちびっ子ゴミグモの、小さいけれども個性豊かな巣の数々です。












これが最小の巣。守っている子グモの体長は2ミリもありません。

帰宅途中に立ち寄った川岸にはアオスジアゲハが吸水していました。

2023-08-02


池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...