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2025年8月9日土曜日

ニホンヒメグモその後+シロカネイソウロウグモ

いつもの公園散策です。前回子育て中だったニホンヒメグモの巣は、子グモが成長したのか、すべて放棄され、新たに子育て中の巣がいくつか見つかりました。一つの巣にシロカネイソウロウグモを見つけました。トンボはマユタテアカネ、ハグロトンボ、コオニヤンマ、シオカラトンボ程度でした。池のヒメガマにコバネイナゴの姿を認めました。アシナガモモブトスカシバの飛翔も見ました。素早く飛んでいたので証拠写真程度です。

新たに見つけた子育て中のニホンヒメグモの巣です。

こちらの巣では産卵がまだのようです。左上にシロカネイソウロウグモの姿が見えます。

いろいろなクモの巣に居候していますが、毎日巣を張り替える種類のクモ(オニグモなど)の巣ではなく、いったん張ると張り替えない巣(ジョロウグモなど)の巣に居候します。

ハグロトンボです。5cm程まで寄りました。結構美しい体をしています。

こちらオスクロハエトリ。

なんとか捕らえたアシナガモモブトスカシバの飛翔です。成虫は花の蜜を求めますが、幼虫はゴキヅルが食草です。

2025-08-10




2025年8月5日火曜日

ニホンヒメグモ

1年前のある観察会で「子育てをするクモ」を紹介してもらいました。ニホンヒメグモ。その時は観察グループがばらけて、紹介された場所から遠かったので、解説だけしか聞けなかったのですが、今年実際に身近で観察する機会を得ました。場所は近くの公園。最初3つの巣を確認し、数日おいて探すと約10の巣が見つかりました。いずれも棚状の巣の上に不定形の巣を張り、その真ん中に枯れ葉を吊して、それを隠れ家としていました。約10日後に訪れるとその枯れ葉に卵嚢が見え、さらに約2週間後に訪れると、いくつかの巣は放棄され、いくつかの巣では子グモが孵って、母グモに世話をされている様子が観察できました。放棄された巣はすでに子育てが終わったものと推測されます。

少し引いた場所から巣を見る。棚状の巣と、つり下げた木の葉が見える。これまでにもあったのかもしれないが、見過ごして気づかなかったのかもしれない。

子育て中の巣。


近づいてみると、小さな丸い体の子グモが多数見える。

これは別の巣。一枚の枯れ葉ではなく、多数の枯れ葉を寄せ集めて巣を作っている。ニホンヒメグモはヒメグモ科に属するが、これは有毒なクモとして有名になったセアカゴケグモと同じ科です。そういえば丸い胴を持って、形も似ていますね。

近くにいたマダラアシナガバエの一種。美しいが素早い。

この公園では最近見なくなっていたムラサキシジミを発見。翅表の文様から、雌と推測する。産卵と幼虫の成育を期待したい。年2回の樹木剪定の時期と、幼虫の成育とがぶつかると、ほぼ全滅となるが、業者はそのような事実など知らない。

2025-08-02


2023年10月8日日曜日

川魚調査:オイカワなど

漁業組合のNさんにお願いしていた魚類調査を行いました。調査と言っても、投網を投げてかかった魚を写真に撮るだけですが、これまで川魚の良い写真が撮れなかったので、冷え込みが一段と厳しくなった時期にありがたいことです。

しかし、結果はオイカワ(メス)数匹と、カマツカ1匹で、惨敗。魚影も見えないので、早々に切り上げました。Nさんは父親の頃から漁業組合のメンバーで、写真入りの組合員証を持っておられます。年間8千円ほどの組合費を払うと、アマゴを除いて川魚を自由に(といっても、禁漁期間、漁法の制限はありますが)捕れるそうです。

御年は80に近いと思いますが、現在も季節になると京北町の奥まで鮎釣りに出かけられます。往時は半日で50匹ほども捕れた鮎は、現在10匹ほどだと言っておられました。また、大川の堰ではじっと立っていると、足元が真っ黒になるほどのアユが遡上してきたとか。一度見てみたかったです。

メスのオイカワです。この時期、孵化して大きくなったオイカワが下流から遡上してきます。

背びれがこんなにきれいだとは知りませんでした。地味にオシャレです。

目元のルージュもきれいですね。

尾びれは普通です。

こちらカマツカ。結構な大物でした。

帰りに寄った公園の樫の木(アラカシ、あるいはシリブカガシ)にはメスジロハエトリが多数。数えただけでも20匹はいました。隣の樫の木にはゼロで。何がこのクモを引き寄せているのでしょうか。


ユニークな模様のものもあります。メスジロハエトリは、メスが白く、オスは体側が白いクモで、雄と雌の模様がはっきりと異なります。

2023-10-06撮影

2023年9月16日土曜日

河川敷にて:ホシホウジャクなど

河川敷にアレチハナガサの類が咲いています。アレチハナガサの学名Verbena brasiliensisで分かるように、園芸種バーベナの近縁種です。乾燥に強く、小さいながらも蜜源として夏から秋にかけての河川敷の昆虫たちを助けます。

かなり擦れてはいますが、機敏に飛ぶホシホウジャクが吸蜜に来ていました。

こちらはクマバチ。重い体重に花序をしならせて吸蜜します。

ナミアゲハ。長い脚で花の揺れを吸収しながら、器用に蜜を吸います。

別な場所ではホシホウジャクが産卵していました。


センニンソウの側にはキイロハバチ。このセンニンソウで育ったか、これから卵を産むのか。


キタキチョウです。

永コガネグモがカメムシにありついたようです。


2023-09-15

2023年8月23日水曜日

いつもの道で:キボシマルウンカ幼虫など

いつもの道を歩きました。

散策路に入る前にメジロのお食事です。タンパク質が必要なのか、アオムシをつまんでペシリ、ペシリ。


この日は帰り道にキボシマルウンカの良い写真がたくさん撮れました。


ヨコヅナサシガメの幼体のようです。

結構美しい。

アズチグモです。

三角めがねのような目元が特徴的です。

2023-08-20

2023年8月17日木曜日

いつもの道で:キボシマルウンカなど

腰の不調と暑さから3日ぶりの散策です。自宅から出て、自転車でいつもの道へ。降りて道を歩きます。

自宅前にはモモスズメの成虫が。隣接した桜並木で発生したものでしょう。

いつもの道にはセンニンソウが咲き始めていました。日中は暑くても、秋ですね。

キボシマルウンカポイントです。遠くを見ているキボシマルウンカは、その姿に哀愁を感じます。

スケバハゴロモポイントです。産卵中の個体を探しましたが、いないようです。

ダンドボロギクが枯れて少なくなっているので、生気のあるものにはたくさんのスケバハゴロモが吸汁に来ています。

キボシマルウンカの終齢幼虫の良い写真がたくさん撮れました。ここでは手すりに多く発見できるので、良い撮影ポイントです。

いつものタケトゲハムシです。どうしても行きに見つからず、帰りに見つかるのはなぜでしょうか。

家に帰ると、家人が台所にいた、ということでアリグモをシャーレにとらえていました。細いのでヤガタアリグモかと思いましたが、未成熟のアリグモのようです。オスです。

2023-08-14

2023年8月12日土曜日

下流へ:アシナガモモブトスカシバなど

今日も暑い日。気分を変えて下流へとでかけてみました。アシナガモモブトスカシバポイントが狙い目です。ゴキヅルが繁茂していて、今日は4匹を確認することができました。環境賞のレッドリストで絶滅危惧II類です。

小川の水辺にはアシナガバチたちが次々と訪れて水を求めていました。

これはアメリがジガバチのようです。


アシナガモモブトスカシバです。葉の上に止まる姿はよく見ますが、なかなか飛翔写真が撮れません。


と思っていたら、1羽がダキバアレチハナガサの花に吸蜜を始めました。


この虫の反映には、幼虫の食草であるゴキヅルと、成虫が蜜を求めることのできる花との2つの条件がそろった静かな水辺環境が必要です。

岸辺の木には大きなヤンマが。コオニヤンマです。あの平べったいヤゴから、どうしてこんなに腹の長い成虫が出てくるのか、トンボの羽化は不思議です。

近くにはクマゼミもいました。メスのようです。

途中に立ち寄ったゴミグモポイントでは、幼体の巣は4個に減っていました。来年まで頑張ってほしいところです。

2023-08-11

京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...