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2024年11月30日土曜日

渡月橋から:植物観察

インバウンドで国籍不明になった嵐山。行き交う人の90%以上は日本国籍ではなさそう。竹の小径は早朝から観光客でごった返して、自転車も通れません。風景をゆっくり楽しむような、ゆったりした風情や情緒は消し飛んでいます。ああ、コロナの頃が懐かしい。

フユザンショウです。通常のサンショウと同じくらい香りが良いのですが、実の付きがあまり良くなく、何よりも全身ごつい棘だらけ。

こちらムラサキシキブ。寺院の庭によく植えてある、実の付きのきわめて良いものは、コムラサキ。

毎年、今日剪定されながらも、けなげに実を付けているサネカズラ。

葉がビロードのような、ヤブムラサキ。

ビワの花が咲き始めていました。ハナアブが早速訪花。蜜源植物の少ないこの時期にありがたいです。

アラカシは今年も、豊作。夏の暑さも何のその。

幹の高いところに結実したテイカカズラの実。これはトイレの側にあるので、カメラを構えるときには気を遣います。

帰り道、センダンの実が鈴なりです。この木も暑さとは無縁の植物のようです。

最近めっきり減ったセンニンソウ。仙人になってます。

ウラジロウツギ(?)の果実です。春5月にはセダカコガシラアブの訪花で楽しめます。

おそらくヨツバムグラ。

スズシロソウのロゼット。

こちらカテンソウ。

花と実が両方同時に見られる、イズセンリョウ。

粉のような種子を蒔く、カラムシ。

イヌガヤ(?)でしょうか。

フユザンショウの幹にクロアゲハのサナギが。よく見るとすでに命がないようです。残念。

ツタ(ナツヅタ)。成長過程でいろいろな形の葉を見せてくれます。

2024.11.20

2023年8月13日日曜日

頂き物:オオバウマノスズクサの実

知り合いの方の庭で育てているオオバウマノスズクサが結実したと知らせがあり、本日その実(種子)をいただきました。自宅で育てている、近くの公園からレスキューしたオオバウマノスズクサは夏の暑さで現在葉を落とし、棒状になっています。再び葉や芽が出るかもわからないので、この種子は新たな希望の星となります。この種子を蒔くのは来年ですので、長丁場の世話になります。果実ができるのは大変珍しいので、メモ代わりに写真をアップしておきます。

これは開いたばかりの果実。種子にアリが来ていたそうです。果実が甘いのか、エライオソームが付いているのかもしれません。







先に結実し、乾燥した果実です。






2023-08-12

2023年7月7日金曜日

例会から

7月3日の例会見聞録です。


出発点付近の竹林に大きなキヌガサタケが2本生えていました。午前も半ばなので、ちょっと元気がない。


ムラサキシキブの葉にはイチモンジカメノコハムシの蛹が。うんち主体の隠れ蓑付きです。

タケニグサ。きれいに咲いていました。

オオハンゲ。ちょうど花期です。

クリハランです。

コツクバネウツギです。萼が2枚。

エゴノキがみを膨らませています。含まれるサポニンは石けんの代用にも。界面活性作用があります。殺菌・抗菌作用もあります。

アシボソノボリリュウタケのようです。

こちらはクモタケ。冬虫夏草です。

オオバノトンボソウ。ランの仲間です。

2023-07-03

2023年5月26日金曜日

小さな庭で

にわか雨が上がって、庭に出てみました。ジャコウアゲハの終齢幼虫は4匹がウマノスズクサを放れたようです。最後の1匹がお食事中。

今年はとても多い、ササグモ。クモ類は頭の後ろにまで目が付いていて,面白いです。



パセリのキアゲハも終齢になりました。

ハナミズキの水滴に世界が写し込まれます。小さな生きものにも、何一つ欠けることのない、すべてがそろった世界があります。

2023-05-25

2023年4月22日土曜日

久世橋あたり:その2

久世橋付近で遭遇した生きものたちのメモです。

ツルドクダミです。ドクダミの葉に似ていますが、タデの仲間で、種子には3つの翼があります。



ニシキギの花です。余りにも地味な花で、赤い実は人目を惹きますが、これにはほとんど気づく人もいません。これが咲いているということは、マユミの花なども咲いていることでしょうね。

ニシキギの葉にいた昆虫です。コオロギの仲間にしては葉に登るのも妙です。何でしょうか?

河川敷にはヤセウツボが増えてきました。

じっくり写真を撮ったことがないので、この際です。


ちょっと見にはシソ科のようですが、ハマウツボ科です。特定外来生物に指定されています。

2023-04-20

京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...