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2025年2月4日火曜日

川岸で(再び):冬樹を楽しむ

国交省の関係者と先日の道を確認しました。今日は気温は低いですが、快晴です。

先般確認したモズのはやにえはなくなっていました。早々に召し上がったようです。

ネコヤナギの一部がすでに開花し始めています。雄花でしょうか。

道路脇の細い木の芽生え、葉痕で桑と同定しました。

昨年異常なほど繁茂した、ネナシカズラ。在来種です。

メハジキの冬の姿。

ママコノシリヌグイです。赤茶色に枯れています。

こちらはクズの果実。毛だらけのサヤ、薄く小さな種子。あの旺盛な繁殖力はどこに隠れているのでしょうか。

2025-02-04撮影

2024年11月30日土曜日

渡月橋から:植物観察

インバウンドで国籍不明になった嵐山。行き交う人の90%以上は日本国籍ではなさそう。竹の小径は早朝から観光客でごった返して、自転車も通れません。風景をゆっくり楽しむような、ゆったりした風情や情緒は消し飛んでいます。ああ、コロナの頃が懐かしい。

フユザンショウです。通常のサンショウと同じくらい香りが良いのですが、実の付きがあまり良くなく、何よりも全身ごつい棘だらけ。

こちらムラサキシキブ。寺院の庭によく植えてある、実の付きのきわめて良いものは、コムラサキ。

毎年、今日剪定されながらも、けなげに実を付けているサネカズラ。

葉がビロードのような、ヤブムラサキ。

ビワの花が咲き始めていました。ハナアブが早速訪花。蜜源植物の少ないこの時期にありがたいです。

アラカシは今年も、豊作。夏の暑さも何のその。

幹の高いところに結実したテイカカズラの実。これはトイレの側にあるので、カメラを構えるときには気を遣います。

帰り道、センダンの実が鈴なりです。この木も暑さとは無縁の植物のようです。

最近めっきり減ったセンニンソウ。仙人になってます。

ウラジロウツギ(?)の果実です。春5月にはセダカコガシラアブの訪花で楽しめます。

おそらくヨツバムグラ。

スズシロソウのロゼット。

こちらカテンソウ。

花と実が両方同時に見られる、イズセンリョウ。

粉のような種子を蒔く、カラムシ。

イヌガヤ(?)でしょうか。

フユザンショウの幹にクロアゲハのサナギが。よく見るとすでに命がないようです。残念。

ツタ(ナツヅタ)。成長過程でいろいろな形の葉を見せてくれます。

2024.11.20

2023年10月3日火曜日

工事跡にて:カヤツリグサなど

大規模な河床掘削の工事が終わって3ヶ月。河川敷の一部は浅いワンドになりました。これまでの工法とことなり、今回の工事は岸辺から川中まで緩やかな傾斜を付けて、砂泥がなだらかに流れにつながる工法を取っています。ワンドの形成や生き物が住みやすい河川工事を訴えてきた私たちの要求が少しは入れられているのかもしれません。

河川道路からワンドに降りる斜面には、トウゴマが生えていました。この1ヶ月ほどの間にみるみる成長して、花を咲かせています。これは雌花。

その拡大です。

これは雄花。雌花の下に咲いています。

雌花と雄花のつぼみ状態です。トウゴマの実を絞った油がヒマシ油で、潤滑油や瀉下剤として利用されていました。実にはリシニンというアルカロイドが含まれていて、猛毒です。

浅瀬にはカヤツリグサが群生しています。これはクグガヤツリ。

オオシロガヤツリ。

シロガヤツリ。

ヒナガヤツリ。

アオテンツキ。
ホシクサの仲間。

おそらくは、あるいは、願わくは、ヒナアオガヤツリ。

ヒメクグ。

タマガヤツリ。

メリケンガヤツリ。

テンツキの仲間。

ホソバヒメミソハギ。

再びアオテンツキ。

ノゲイトウに来ていた、ツメクサガ。昼行性の蛾です。

2023-10-02

2023年10月1日日曜日

例会余録

昨日は近くの谷筋に自然観察会を行いました。事前に4,5回下見をしていたおかげで、ずいぶんと詳しい案内ができて、参加者の皆さんに喜んでいただけたようです。

カゼクサの葉にクロコノマチョウの幼虫を見ました。


いわゆる「キティちゃん顔」のイモムシの1つで、昆虫好きの方々が大喜びでした。

これは入り口付近に生えていたカギカズラ。1,2,1,2と生えている鈎が大変面白く、この部分に生薬成分があって、釣藤鈎(チョウトウコウ)と呼ばれます。



もう一つ人気だったのが、このアケビコノハの幼虫。大きな目玉模様を可愛いと取るか、グロテスク、と取るか。

ヌルデミミフシは昨日枝から離れて、一部が破れかけていましたが、今日はさらに崩壊が進んで、ばらばらになりかけていました。イスノキの虫えいやエゴノネコアシのように、一部が開くのではなく、虫えい全体がもろくてぼろぼろと崩壊していくようです。すでに有翅型の成虫は飛び立った後のようです。

中に残っているのは無翅型のアブラムシでしょうか。

それを観察していて、ふと目を上げると、ナニやら怪しげな枯れ葉が目に付きました。触ってみると、ビンビンビンと中から振動が。アケビコノハの繭のようです。そっとしておきましょう。

2023-09-30

京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...