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2021年6月24日木曜日

イシミカワ(再び)

今年はイシミカワが元気だと言うことは、先般書きましたが、繁茂しているところを通り抜けようとすると、鋭い刺に衣服を取られます。一本一本は小さい棘なのですが、これが数十数百と体にまつわりつくと、身動きが取れなくなります。細く小さな草本でも決して侮れません。

そのイシミカワが綺麗な実をつけ始めました。紫色に熟した実は、野草の中でも美しさが際立っています。これに匹敵するのはノブドウの実でしょうか。ノブドウはやっと花を付け始めたばかりなので、しばらくはイシミカワの実を鑑賞することにしましょう。

また、今日はイシミカワの花を撮影することができました。これほど見事に繁茂しているのに、花をなかなか見ることができませんでした。小さく開き、目立たない色で、しかも天気の良い日の午前中しか開かないようです。

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鋭い逆刺が茎や葉柄にびっしりと生えています。

若い葉の葉柄はこの通り。木質ではありませんが、数が多いと体を取られます。

下から徐々に色づき始めた果実です。

これからしばらく目を楽しませてくれるでしょう。この色は実の成熟を現すのでしょうか。本能的に「美味しそう」と思ってしまいます。

これが花序です。わずかに開いている花弁が開花の印です。

中には雄しべ8本と、柱頭が3裂した雌しべがあります。

2021-06-22 撮影



2021年6月16日水曜日

イシミカワ(再掲)

先の投稿で今年はイシミカワが繁茂していることを書きましたが、これは一部の河川敷だけでのことではないようです。6月13日に訪れたワンドの周辺はイシミカワが他の植物を凌駕して成長していて、驚きました。

無駄なく他の植物に絡みついて伸びています。これからママコノシリヌグイなども伸びてくるでしょうが、今年のイシミカワは格別です。昨年の個体数が少なかったので、おそらく埋土種子から発芽したものと思いますが、土の中に眠る植物の種子のいのちにパワーを改めて見直しました。

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よしに絡まってまっすぐに伸びるイシミカワです。全身を覆う棘の機能が良く理解できます。


2021-06-13 撮影

2021年6月13日日曜日

イシミカワ

毎日自然観察していても、「もうこの花が咲く時期か!」と驚くことがあります。今日はイシミカワのつぼみを見てそう思いました。水辺に近い場所、先月の増水で泥をかぶった草の中からスックと立ち上がっています。もともと他の植物に棘を使って寄りかかるのですが、このときは途中までアレチハナガサ(?)の力を借りつつ、最後は自力で立っていました。立派!

これからは、このようなタデの仲間が目立つ季節に入ります。

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奇妙な形ですね。お皿の上につぼみが乗っているような。お皿と見えるのは葉状の苞です。


上部は自立して面目を保っています。

2021-06-12 撮影

京北の林内探索

京北の樹木植物に詳しい方に案内していただいて、ホンゴウソウを探しに行きました。昨年枯れたものを見つけられたとか。目的の場所に行くと、Bingo!約20株ほどが集まって、周囲にもまばらに生えていました。ヒノキ林の林床です。そこから冬虫夏草探索に切り替え、ムシヒキアブのアナモルフ、ガ...