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2020年5月20日水曜日

聖フランチェスカとモンキアゲハ(!?)

聖フランチェスカは鳥と語ったと言われますが、ファーブルは虫と語ったのでしょうか。虫がどれほど人に馴れるかはわかりませんが、昆虫を飼育したり写真に撮っていると、虫と魂(?)の交流が生まれたと感じる瞬間がないこともないです。虫嫌いの人には信じられないかもしれませんし、こちらが勝手に思っているだけかもしれませんが。

先日のモンキアゲハとのひとときがそれでした。

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雨上がりの河川敷。水たまりの傍にモンキアゲハが吸水していました。

羽化して間もないのか、傷もなく、欠けるものもありません。完璧な個体です。

最初のうちは近づくと身(羽)をそらせて羽ばたき、若干警戒していましたが...

しばらくすると警戒を解いて、一心に吸水をはじめました。

ゆっくり近づくと、ここまで近づかせてくれて...このレンズは90ミリです。最短20cmほどまで近づきました。

指でそっと撫でてもおとなしくしています。鱗粉の1つ1つまで確認できそうな距離で、自然の造形の巧みさを、じっくり観察できました。人間には決して作り出すことのできない完璧な生命体です。ですが、人間はいかにたくさんの命を奪っていることか。空気を汚し、川を汚し、木を切り、この付近でモンキアゲハを見たことはほとんどありません。一期一会の出会いです。

聖フランチェスカは鳥に諭したと伝承されますが、美しいモンキアゲハに人間の自然への関わり方を諭されました。


2020.05.17.撮影
2020.05.19.記述



池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...