ラベル アカハライモリ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル アカハライモリ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年9月25日水曜日

観察記録:アカハライモリのこと

この動物にもやっと会えた、という気持です。水族館の訪問の際に、日本の清流を特集したコーナーで、アカハライモリに出会うことができました。

ある機関誌のために、イモリの恋の話を書いたのですが、肝心のイモリの写真がなかなか撮れなくて困っていました。今回のものも薄暗がりの中で撮ったので、余り良い出来ではありませんが、まあ使えるでしょう。

ちなみに、古来日本ではイモリは相思相愛の情が深い動物と信じられていました。可愛そうな話ですが、かつては竹筒に節を隔ててオスとメスのイモリを封じ込め、相手への思いが高ぶったところで、これを黒焼きにし、それを粉にして、意中の異性に密かに服用させる惚れ薬として用いられたことが知られています。

アカハライモリはまた、体の一部を失っても再生する能力にきわめて優れていて、手足はもちろんのこと、心臓の一部を失っても再生するということで、現在再生医療の見地からいろいろと研究されています。

そのような不思議な能力を秘めた動物であると知った上で眺めると、何やら腹の赤色の毒々しささえ神秘的に見えてくるような気がします。

*****

正面から見ると、ちょっと可愛い。

水中をゆったりと自在に泳ぎます。
2019.09.23.撮影
2019.09.24.記述



池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...