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2022年3月20日日曜日

桜並木を歩く:Walking down the cherry tree lane

It was a chilly day today. Walking down the cherry tree lane nearby, I found several birds feeding on the ground and on the trees. Gomadaracho butterfly larvae which I have been observing have not moved at all for two days. It seems that they become inactive under 20 degrees Celcius.

寒気の戻りで今日は気温11度、一昨日の地震の被害に見舞われた東北地方では、情け容赦ない雪の模様です。2年前にも大きな地震に見舞われた街もあるようで、被災された方々の心と体の健康が気になります。京都でも今日は10度前後の寒い日になりました。近くの桜並木ではイカルの採餌などが見られ、公園のゴマダラチョウは寒さに耐えて一昨日から全く動いていません。
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イカルは地上に落ちているカエデの実を食べています。


大きく丈夫な嘴です。



桜の木には椋鳥の群れもいました。新芽を貪欲に食べます。

ハシボソガラス。巣材集めに余念がありません。

こちらは寒さに丸まっているヒヨドリ。


モズ(メス)です。

染井吉野はこのような状態。気温にもよりますが、開花まで1週間ほどでしょうか。

公園のエノキで寒さに耐えるゴマダラチョウの幼虫。

もう一匹の幼虫です。

Photos 2022-03-19

2022年3月17日木曜日

ゴマダラチョウの幼虫保護:Taking care of the Gomadaracho (Hestina persimilis japonica) larva

知人が拾って来たゴマダラチョウの幼虫を保護しています。何でもガードレールの上を這っていたとかですが、昆虫に詳しいこの方は樹木にはあまり詳しくなくて、扱いがわからずに持ってこられました。エノキはまだ芽吹いていませんが、つぼみはふくらんだものもあるため、一枝手折って幼虫を止めました。しばらくすると幼虫は枝のつぼみをワシワシと食べ始め、一つの芽を丸ごと食べてしまいました。しばらく飼って様子を観察したいと思います。

We are taking care of a larva of a Gomadaracho butterfly that was picked up by a friend of mine. The larva was crawling on the guardrail, but this person, who is familiar with insects, is not so familiar with trees and brought it to me without knowing how to handle it. The enoki trees have not yet sprouted, but some buds were puffy, so I snapped off a branch and put the larva on it. After a while, the larva began to chew on a bud on the branch and ate an entire bud. I would like to keep it for a while and observe how it grows.

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Photos 2022-03-16

2021年4月2日金曜日

ゴマダラチョウの幼虫:再び梢へ

樹を降りて枯れ葉の中で冬眠していたゴマダラチョウの幼虫が、春になって再びエノキに登るところを見たいと思い探していました。あちこち探して、やっと見つけることができました。この季節限定の光景です。まだまどろんでいるのか動きがありません。観察のみにして、そっとその場を離れました。

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枝の付け根にかけて体を休めているようです。

顔を伏せて、まだまどろんでいるようです。


7月の成虫です。この幼虫も無事に成長しますように。

2021.03.27.撮影


2021年2月2日火曜日

キティちゃん顔のイモムシ:ゴマダラチョウの越冬幼虫

昨年は2月末にゴマダラチョウの越冬幼虫を探しに出かけましたが、今年はひと月早めに探してみました。そのときのメモです。

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ゴマダラチョウの幼虫の食樹はエノキです。河川敷でこれ、と目星をつけておいたエノキの根元の葉をそっとめくっていきます。探すこと約10分、見つかりました!下の写真の中にいるのですが、わかりますか?


少し拡大。

さらに拡大。見えてきました。

これが越冬幼虫です。糸座を作ってしっかり葉にしがみついています。体長は約1.5センチ。小さめの幼虫です。

葉を少し曲げて顔を見せてもらいましょう。

なかなかかわいいキティちゃん顔です。

寒さのためかほとんど動きません。冬越しの期間はあと2ヶ月あまりあります。それにしてもこんな小さな幼虫がエノキの梢から大木を降りてきて、また登って行くとは、ちょっと想像ができません。小さな体に秘められた大きな命の力を感じます。

2021.01.31.撮影
2021.02.01.記述





2020年2月28日金曜日

三川合流:春の息吹:かわいいゴマダラチョウ

帰宅すると、ニュースで安倍首相が全国の小中高校に3月2日からの休校を要請したとのニュースが入りました。新型コロナウィルス肺炎の流行を押さえる必要はありますが、誰が子供たちの面倒を見るのでしょうか。一足先に休校を実施した北海道では、看護師たちが子供たちの世話で仕事を休まねばならず、機能が十分に果たせない病院があるとのニュースも入っていました。他人事ではなく、私自身来週は東京行きを覚悟しなければならないかもしれません。早期の収束を願います。

家にいると気の滅入るニュースばかり入ってくるので、空気のよい戸外で自然観察して気を晴らすのが一番です。午前中淀地区での用事を片付けた後、午後から三川合流を観察してきました。早春の花が咲き始め、木々が芽吹きを始めています。昆虫たちも冬眠から目覚めつつあります。いくつかめぼしいものをポストしておきます。

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エノキの落ち葉の中を探してゴマダラチョウの幼虫を見つけました。ゴマダラチョウはオオムラサキと同じようにエノキを植樹とし、秋に木を下りて樹下の落ち葉の中で幼虫越冬した後、春になると再び木を上って樹上の若葉を食べて蛹になり成虫となります。

越冬幼虫は肉角が短くて、キティちゃん顔がとても可愛いです。顔がパンダと似ているという意見も。

先日見たアブラチャンが咲き始めていました。クスノキ科の潅木です。「ヘイ!」と片手をあげたチアリーダーのようです。

こちらは両手にポンポンを持っているようです。ちょっとCheer upされます。

コナラの木が2本あるようです。これはそのうちの1本。


ニワトコのつぼみがかなり膨らんでいます。あちこちにあります。

ニワトコの老木の樹皮です。古木の風格があります。

2本目のコナラです。これはまだ枯れ葉がついたまま。


シュロの中央にはキイロテントウがたくさん冬眠中でした。

ナナミノ木のようです。


突端近くのアブラチャンの花は盛りでした。

スイカズラのようです。

キイロテントウは小さくて目玉模様がはっきりしていて、かわいらしいです。

このように連れもって冬眠です。

古いカマキリの卵を布団にしているものもありました。

大蛇!と思ったら...

倒木に生えたスエヒロタケです。淡雪が乗っているように見えます。下半分に生えないのはなぜでしょうか。

2020.02.27.撮影
2020.02.27.記述


2019年12月17日火曜日

京都御苑散策:ゴマダラチョウの越冬

先日訪れた京都御苑でのもう一つの発見です。

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ゴマダラチョウの幼虫を発見しました。ゴマダラチョウはタテハチョウ科の蝶で、この近辺ではもっぱらエノキを食樹としています。1年に2~3回発生(2~3化)する蝶で、幼虫で越冬します。秋に幼虫になったものはエノキの幹を下りて、そのまま冬越しし、春になると再び幹を上って、生えてきた若葉を食べて成長します。

この夏に終齢幼虫を保護して(台風で吹き飛ばされたものがいました)育てました。そのときの幼虫は、緑の葉に完全に溶け込む緑色でしたが、冬越しの幼虫は、見事に落ち葉に擬態しています。下の写真の中にいるのですが、わかるでしょうか。

拡大します。

これでわかるでしょう。

体長は約1.5センチ。

ほとんど動かずにひたすら冬の寒さを堪え忍びます。無事に冬を越えることを願って、木の根本に返しておきました。

御苑では名残の紅葉がきれいに色づいていました。

2019.12.14.撮影
2019.12.16.記述


池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...