2019年8月26日月曜日

ゴマダラチョウの不思議

これまでいろいろな昆虫をお世話してきましたが、今回初めて飼育したゴマダラチョウは、ちょっと不思議です。この個体に固有のものかもしれませんが。

この子を保護したのが、台風10号が西日本に上陸した8月15日。強風が吹く中、ピロティのそばのコンクリートの壁にしがみついていました。ゴマダラチョウだと判断してエノキを与えたのですが、全く食べず、ほぼ絶食状態で4日間が過ぎました。この間、ひょっとしてゴマダラチョウではないのでは、と思い、ユキヤナギやヤナギの葉などを与えましたが、まったく関心を示さず、飼育器の蓋に張り付いていました。

ところが、20日にようやくエノキの葉を食べ始めると、猛烈に食べる、次にう~んと休む、猛烈に食べる、う~んと休むを繰り返しています。休む期間は当初よりも短く1日程度ですが、その間はまったく動かずに「葉化け」しています。

通常幼虫は少し休みながらも、コンスタントに食べ続けるのが普通ですので、このインターバルのある食餌行動は不思議です。人に聞くと、ゴマダラチョウは、休みを取る葉が決まっていて、食餌の後はその葉に戻って休むそうです。人間ならば、ベッドでしっかり寝ると言うことでしょうか。

たらふく食べてお休み中のゴマダラチョウの幼虫です。皮膚のくすみ具合、肉角の角度、皮膚にある模様と枯れたエノキの鋸歯の色などが、ホントにそっくりです。毎朝姿を探し求めます。

食事中の様子の動画です。早回しではありません。ゆったりと休んでいた時には考えられないスピードで動きます。

もう一つ動画を。食べるスピードが半端ではありません。早食いするので、ゆっくり休む必要があるのでしょうか。さんざん食べた後に、ぴたりと動かなくなりました。
この種の特徴なのか、個体の個性なのか、不思議です。

2019.08.23.撮影
2019.08.23.記述



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