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2023年10月31日火曜日

京都府立植物園:きのこ展

9月28日に、28日29日と開催されていた、「きのこ展」に出かけてきました。色々なきのこの現物を見て触れる機会は貴重です。きのこについては分からないことだらけですので、多少聞いていて、気になったきのこを挙げておきます。


エゴノキタケ。独特のパターンが興味深いです。

ニクウスバタケ。ニクウスバタケで腐朽した材にオオクワガタが産卵することがわかり、オオクワガタの人工飼育が可能になったという経緯があります。

ツリガネガタケ。1991年にイタリアンアルプスで見つかった5300年前の氷漬けミイラ「アイスマン」の背嚢に入っていたといわれるキノコです。なんでも、火をつけるための火口に使ったとか。ショップでキーホルダーになったものを買いました。



これもエゴノキタケ。何故か面白い。

パネルでは、アンモニア菌の研究が展示されていました。


ナガエノスギタケは、モグラのトイレの排泄物を栄養源とするきのこです。


これはちょっとエッチな形の、その名も「タケリタケ」。

ロクショウグサレキン。ビョウタケの仲間です。

写真展示で面白く思ったきのこ。シャグマアミガサタケ

ミミブサタケ。見てみたいですね。

これは連れ合いが持ち込んだ、シダレハリタケ。

シラウオタケ。見て納得。

冬虫夏草はハナサナギタケとカメムシタケの2体だけで、ちょっと淋しかった。翌日にはもっと増えていたかもね。

2023-10-30

2023年9月18日月曜日

谷筋にて:マントカラカサタケなど

いつもは9月の上旬に出始めるマントカラカサタケが今年はずいぶん遅れて発生しています。マントカラカサタケはハラタケ科のきのこで笠の直径は30cm、高さは50cmにもなる大きなきのこです。巨大なマッチ棒のような幼菌もかわいらしく、この季節には見たいきのこのNo.1です。

この場所にはアカネも生えています。ちょうど花期を迎えたようです。

これはイヌアワ。京都府のレッドデータブック2015では準絶滅危惧種になっています。

オニドコロの実。

お目当てのマントカラカサタケは中型のものが2本のみ。う~ん残念。


これはおそらくジイソブ(ツルニンジン)。つぼみです。

2023-09-18

2023年7月8日土曜日

アンドンタケ

先日来散策路の側に生えてきているキノコは、アンドンタケのようです。アンドンタケはスッポンタケの仲間で、成熟すると卵のような幼菌の殻を破って、赤いかごのような托を広げて成長し、グレバと呼ばれる胞子を含む粘液質の組織にハエなどの昆虫を引き寄せて胞子を拡散します。このグレバが悪臭を放つのはキヌガサタケなどと同様です。

昨年はこの場所に生えていなかったと思うのですが、今年はこれまでに20本以上の発生を見ました。付近を通行する人たちは全く気づかないようです。しかし時々観察していた卵がなくなることから、きのこに詳しい人が追培養するために持ち帰ることもあるようです。

午後10時頃の様子です。夕刻に殻を破って成長し、夜半まで成長が続きます。行灯と言うよりは、篭のような感じですね。

夜半には成長しきって、その後破裂するように托が分裂するものあり、ほぼ行灯の形を保ってしなびるものあり、です。下の写真は上記の写真と同一個体ではありません。



2023-06-29




2023年7月7日金曜日

例会から

7月3日の例会見聞録です。


出発点付近の竹林に大きなキヌガサタケが2本生えていました。午前も半ばなので、ちょっと元気がない。


ムラサキシキブの葉にはイチモンジカメノコハムシの蛹が。うんち主体の隠れ蓑付きです。

タケニグサ。きれいに咲いていました。

オオハンゲ。ちょうど花期です。

クリハランです。

コツクバネウツギです。萼が2枚。

エゴノキがみを膨らませています。含まれるサポニンは石けんの代用にも。界面活性作用があります。殺菌・抗菌作用もあります。

アシボソノボリリュウタケのようです。

こちらはクモタケ。冬虫夏草です。

オオバノトンボソウ。ランの仲間です。

2023-07-03

2022年11月24日木曜日

アカチシオタケ:Mycena crocata

昨日訪れた公園では、ブナ科の樹木の朽ち果てた切り株からアカチシオタケとおぼしききのこが生えていました。しっとりしたコケの中から生えてきたキノコのみずみずしさが印象的でした。色々な角度から撮ってみましたが、ローアングルからはやはりきついですね。







Photos 2022-11-21

2022年11月20日日曜日

御苑秋景~ヒラタケ~:Autumnal scenes from Kyoto Imperial Palace

昨日に続いて御苑の開き景色です。ヒラタケが生える季節になりました。枯れたエノキがヒラタケの絶好の菌床となり、吹き出るようにヒラタケの子実体が生えてきています。いくら美味しそうでも、御苑は採集禁止ですので、念のため。






Photos 2022-11-17

2022年10月31日月曜日

きのこ展@京都府立植物園:Mushroom Exhibition at Kyoto Prefectural Botanical Garden

3年ぶりの開催です。規模を縮小しているせいか、以前のような混雑ぶりはありません。関西菌類談話会の方々のお世話で開催されました。気になるきのこの写真を提示しておきます。

イロガワリホコリタケです。先般近くの林内で見ることができました。

フジウスタケです。関西での発生例は少ないとか。自宅近くで採取しました。

ロクショウグサレキンの仲間。こんなに小さかったかな?

ベニテングタケ。白樺林に生えますが、関西には白樺林がないので、見ることが中々かないません。これは富山での採取となっています。東京農大の橋本先生の採取になります。

これも橋本先生から送られたものだとか。巨大なオオワライタケです。あまりの大きさと重さに、思わず笑ってしまいました。

こちらコマタケ。南方系のきのこで、京都府での発生は珍しいとか。実は植物園内で採取しました。硬質菌に詳しい方の同定で、間違いないとのこと。

Photos 2022-10-30

池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...