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2021年5月6日木曜日

上野橋東公園あたり

緊急事態宣言が発出中で公共施設の休園が相次ぎ、河川敷は混雑気味です。上野橋東公園あたりの植物をまとめてみました。

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ヌルデの雌木です。

昨年実をならした枝をあっさり捨ててしまう潔さは見習いたいですね。


今年の花芽はまだ付いていないようです。

ナヨクサフジの白花がところどころに見えます。

ノイバラもこうしてみると、美しい。

アカメガシワにナヨクサフジです。

これもそう。

これも。

ナンキンハゼも花序はまだ伸ばしていません。

変わった声がすると思ったら、セグロセキレイのひなでした。

ミコシガヤです。『京都府レッドデータブック2015』では準絶滅危惧種。


アカツメクサにナミテントウ。

コバンソウ。

ウツボグサ。これはマメ科を宿主とする寄生植物。今年は多いです。

セイヨウヒキヨモギ。これは半寄生植物。上のウツボグサ同様帰化植物。

2021.05.03.撮影

2020年5月18日月曜日

ナヨクサフジと昆虫たち

桂川のこの近辺では、一昨年からナヨクサフジの進出が著しいです。昨年も河川敷のあちこちに群落を見かけましたが、今年は昨年の数倍の面積に広がり、今の時期は河川敷の緑の1/3程度をこの草が埋め尽くしていると言っても良いでしょう。薄紫色の群落がどこまでも広がっています。

ナヨクサフジは1940年代にヨーロッパから日本に入った外来植物で、ヨーロッパでは飼料や緑肥として栽培されている植物です。外来種だと目の敵にする人たちもいますが、現在これほど広がったからには、この花が日常となる風景を受け入れなければならないでしょう。実際に昆虫類は無数に咲く花の蜜を求めて飛び回り、よく晴れて風の穏やかな日にナヨクサフジの花の傍に立つと、蜂が羽音を立てて蜜を吸い、蝶が舞い、テントウムシが茎を伝って、実に牧歌的な気分に浸れます。

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重戦車のように飛んでくるクマバチです。

これはニホンヒゲナガハバチのメスのようですが...

こちらはクロマルハナバチのオス?

コマルハナバチの働き蜂のようですが...

ナミテントウのようです。様々な模様があります。


こちらはその幼虫。

そしてサナギ。

モンシロチョウも来ています。 

こちらはヒメウラナミジャノメ。 

昆虫を狙うクモ。

外来の植物とは言え、これだけ広くしっかりと日本に根付いた植物は、その生態系の中で果たす役割が定まり、生きていく生存権を得たように思います。

2020.05.15.撮影
2020.05.17.記述











2020年5月10日日曜日

夕方の散歩道で

5月も連休を過ぎる頃になると、日中は日差しも強く蒸し暑く感じますが、夕方の5時頃からは散歩に適した気温になります。風も凪いで木の葉のざわめきがやむと、ねぐらに入る小鳥の羽ばたきが聞こえ、草陰の小さな虫たちの動きまで見えてきます。いつもの桜並木の、30分ほどの散策での出会いをポストしておきます。

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ハルガヤの花はもう終わり。風になびく穂が涼しげでした。

これをちょっと詩情を出して撮ってみました。ワンストップオーバーです。

ウラナミジャノメはイネ科植物が食草。一昨年の爆発的な発生はその後見られません。

フタツメカワゲラ(の仲間)が至る所で交尾中。これはオス2匹がメス1匹に言い寄っているところ。お疲れ様です。

これも至る所に見られるヒゲナガカワトビケラ。



見事に来化けできるのが、この虫の特徴。木の皮目に沿って止まると見えなくなります。

アブラムシを探すナミテントウ。

羽根を閉じて眠りにつくツバメシジミ。


昨年からナヨクサフジがすごい勢いで繁茂するようになりました。冬でも枯れずに花を咲かせます。




カミキリムシに似たジョウカイボン。

カラスムギが涼しげな花を咲かせています。ヨーロッパ原産で史前帰化植物とも言われますが、他の輸入穀物に混入して近年勢力を伸ばしているとも言われています。これもずいぶん勢力を広げました。1月頃から花を付けているのを見ることがあります。今現在河川敷を覆う単子葉の葉の長い植物の多くは、輸入牧草由来であると、人から聞いたことがあります。黄色く見えるのが雄しべです。


2020.05.05.撮影
2020.05.09.記述


池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...