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2021年11月3日水曜日

イシガケチョウの来訪

アサギマダラがフジバカマを訪れた2日後に今度はイシガケチョウがフジバカマに吸蜜に訪れました。このフジバカマの由来は先般書いたとおりです。イシガケチョウは比較的樹木の多い林縁や林の中のチョウと思っていたので、この家の庭のような開けた場所に来るとは意外です。花と蝶を愛した方のもう一つのお別れと理解しておきましょう。

Two days after the Asagimadara visited Fuji-Bakama, another butterfly came for nectar-feeding, the Ishigakecho, or common map. I was surprised to see this butterfly in an open space like our garden, because I thought that this was a butterfly of forest edges and woods with relatively many trees.I wrote earlier about the origin of this fujibakama.  I will take this as another bidding of farewell from a lady who ardently loved flowers and butterflies.

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Photo 2021-10-30

2021年10月30日土曜日

アサギマダラの来訪

小さな庭のフジバカマに初めてアサギマダラが来訪しました。このフジバカマは、今月初めに亡くなった知人から3年ほど前に譲り受けたものです。花と蝶をこよなく愛したその方が、チョウの形を借りて最後のお別れに来たように感じて、感慨深いものがありました。
This is the first visit of the Asagimadara butterfly*,or chestnut tiger (Parantica sita) to the Fuji-bakamama, or fragrant eupatorium (Eupatorium japonicum) in my small garden. This flower fujibakama was given to me about three years ago by a friend of mine who passed away earlier this month. I felt deeply moved, as if she who loved flowers and butterflies so much had come to bid me a final farewell in the form of a butterfly.
*Asagimadara butterfly is the counterpart of North American monarch butterfly that is known for its seasonal migration.

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Photo 2021-10-29




2019年11月6日水曜日

観察記録:小さな庭で:秋の終わりの虫たちのために

自宅の小さな庭に蝶や昆虫たちを呼び込もうと、食草・食樹や蜜源植物を植えています。今年はウマノスズクサがよく成長して、多くのジャコウアゲハを羽化させることができました。柑橘類もナミアゲハがよく産卵していました。どうしようもない雑草のカタバミも、シジミチョウには大切な蜜源と食草です。

秋も終わりに近づいて、咲く花も少なくなりましたが、よく晴れた日で気温の上がる日中には、昆虫たちが吸蜜に訪れます。冬を越せない昆虫たちには、もう少しの命の糧を、冬越しする者達には、冬を堪え忍ぶ糧を与えてやりたいと思います。

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ランタナは今年初めて植えました。秋遅くまで花をつけ、蜜源となってくれます。ツマグロヒョウモンやオオスカシバ、ホシホウジャクなどが吸蜜していました。

千日紅です。名前に恥じず、今の時期まで鮮やかな色を保ってくれます。これはシジミチョウのお気に入り。

ペンタスです。これもチョウたちの蜜源として大事な花でした。これは耐寒性がないので、鉢植えにして室内に入れるかどうか思案中。

これもペンタス。秋が深まると、深紅の花の色にも深みが出るようで、きれいです。

こちらはカタバミ。花壇の強雑草ですが、シジミチョウにとってはとても大切な植物です。

カタバミの写真を撮っていたらイヌノフグリの芽生えに気づきました。なぜかこの庭には在来種のイヌノフグリが生えています。京都府のレッドデータブック2015では絶滅危惧種。京都中を探し回っても見つからず、結局自分の庭に生えているのに気づきました。

ムラサキカタバミ。これも遅くまで花を咲かせます。

フジバカマです。二株あって、今も咲いているこの種はどうも園芸種らしいのですが、晩生で遅くまで咲くので、今の時期には貴重な蜜源です。しかし、花期が遅いので、アサギマダラの訪問には間に合いません。フジバカマはもう一株、在来種があって、そちらの方が早く咲いて、アサギマダラに間に合います。

これは晩生の方。コアオハナムグリが花粉と蜜を求めていました。

 こちらはツマグロキンバエ。光の干渉作用によるのでしょうか、よく見ると複眼が不思議に縞模様になっているのは、この種の特徴らしいです。


2019.11.04.撮影
2019.11.04.記述





池端で

買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...